シルヴァーナ・マンガーノ
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シルヴァーナ・マンガーノ (Silvana Mangano, 1930年4月23日 - 1989年12月16日)は、イタリアの女優。イタリアのローマ出身。
7歳から13歳までヤー・ルースカヤ舞踏研究所でバレエを習う。16歳の時、ミス・ローマに選ばれたのがきっかけとなり、1946年に端役で映画にデビュー。その後、映画実験センターに入学して、本格的に演技を学ぶ。1948年、ジュゼッペ・デ・サンティス監督に見出され『にがい米』に主演、当時としては強烈なセックス・アピールで一躍スターとなる。1949年には『にがい米』の映画プロデューサーであるディノ・デ・ラウレンティスと結婚し、夫がプロデュースする作品に数多く出演する。グラマー女優としてキャリアを続けてきた彼女だが、『華やかな魔女たち』が転機となり、その後ルキノ・ヴィスコンティやピエル・パオロ・パゾリーニの作品では主にブルジョワの中年女性を演じるようになる。1989年、癌で死去。
[編集] 主な出演作品
- 『にがい米』 - Riso amaro (1948)
- 『アンナ』 - Anna (1951)
- 『ユリシーズ』 - Ulysses (1955)
- 『テンペスト』 - La TemPesta (1958)
- 『海の壁』 - This Angry Age (1958)
- 『戦争』 - La Grande guerra (1959)
- 『五人の札つき娘』 - 5 Branded Women (1960)
- 『バラバ』 - Barabbas (1962)
- 『華やかな魔女たち』 - Le Streghe (1967)
- 『アポロンの地獄』 - Edipo re (1967)
- 『テオレマ』 - Teorema (1968)
- 『ベニスに死す』 - Morte a Venezia (1971)
- 『デカメロン』 - Il Decameron (1971)
- 『ルートヴィヒ』 - Ludwig (1994)
- 『家族の肖像』 - Gruppo di famiglia in un interno (1972)
- 『砂の惑星』 - Dune (1984)
- 『黒い瞳』 - Oci ciornie (1987)