スカイスクレーパー
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スカイスクレーパー(Skyscraper、1786年 - 1807年12月)は、18世紀末のイギリスの競走馬。第10回エプソムダービーに優勝した。父はハイフライヤー(Highflyer)、母はエバーラスティング(Everlasting)。エクリプス(Eclipse)牝馬にハイフライヤーという当時の成功の定石のような配合がされている。毛色は鹿毛。馬名は「摩天楼」の意だが、高く飛ぶと言う意味もあり、父ハイフライヤーより連想したものと思われる。
ベドフォード公爵によって生産・所有され、マット・ステフェンソンによって調教されていた。ダービー時、騎手はサム・チフニーで、この時大本命に押されていた模様。現役を送ったのはジョージ3世の治世下の1789年から1793年の4年間、ダービー以後も3つのキングスプレートを獲得している。この他にメイドオブオールワーク(Maid of All Work)に対してのマッチレース、プリンスステークス、ジョッキークラブステークス、サブスクリプションパース、プリンスオブウェールズプレート等に勝利。当時としてはかなりの強豪だった。引退後もソーサリー(Sorcery)の母の父になるなど種牡馬としてそこそこ成功した。全弟にレヴァイアサン(Leviathan)(1796年のダービー3着馬。アメリカ合衆国で23連勝した謎の去勢馬と同一の馬とする説がある)がいる。
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