セビリャ大聖堂
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セビリャの大聖堂、アルカサル、インディアス古文書館 |
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セビリャ大聖堂 | |
(英名) | Cathedral, Alcázar and Archivo de Indias in Seville |
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(仏名) | La Cathédrale, l'Alcázar et l'Archivo de Indias de Séville |
登録区分 | 文化遺産 |
登録基準 | 文化遺産(1),(2),(3),(6) |
登録年 | 1987 |
拡張年 | |
備考 | |
公式サイト | ユネスコ本部(英語) |
セビリャ大聖堂とはスペインのセビリャにあるカテドラルである。スペイン最大といわれているがトレド大聖堂も同様に自らをスペイン最大と称している。どちらが大きいかの決着はついていないが、スペイン最大の大聖堂は世界で3位の大きさの大聖堂であることは決定している。ちなみに1位はローマのサン・ピエトロ大聖堂、2位はロンドンのセント・ポール大聖堂である。
レコンキスタ以前はこの地には巨大なモスクが立っていたといわれている。ヒエルダの塔はかつてはモスクの尖塔であったそうだ。そのモスクを破壊したあとに教会建築は始まった。建物自体にモスクの名残がいくつかみられる。例えば、免罪の門から入った場合は教会に入る前に中庭が存在するといったところである。
見所としてはコロンブスの墓などがあげられる。
[編集] 世界遺産
1987年、セビリャ大聖堂は「セビリャの大聖堂、アルカサル、インディアス古文書館」の一部としてユネスコの世界遺産に登録された。この世界遺産は、世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。
- (1) 人類の創造的才能を表現する傑作。
- (2) ある期間を通じて、または、ある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
- (3) 現存する、または、消滅した文化的伝統、または、文明の、唯一の、または少なくとも稀な証拠。
- (6) 顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰、または、芸術的、文学的作品と、直接に、または、明白に関連するもの。(この基準は他の基準と組み合わせて用いるのが望ましいと世界遺産委員会は考えている。)
[編集] ギャラリー
[編集] 関連項目
- en:Seville Cathedral:英語版、画像や説明が充実している。
- スペインの世界遺産
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