タラゴナ
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| 州 |  カタルーニャ州 |
| 県 | タラゴナ県 |
| 面積 | 64.6km² |
| 標高 | 69m |
| 人口 | 131,158人（2006年） |
| 人口密度 | 2,030人/km² |
 41°7'N 1°15'E |
|
タラゴナ（Tarragona）はスペインの都市。カタルーニャ州タラゴナ県の県都。人口は約13万人で、近郊の都市（レウスなど）を含めた人口は約34万人。地中海に面した港湾都市で、物流の要所である。
古代ローマ時代に築かれ、今でも水道橋や円形競技場などの遺跡が残り、世界遺産に登録されている。遺跡のために観光客も多く集める。近隣の都市としては、約80キロ東にバルセロナ、200キロ北西にサラゴサが位置している。
目次 |
[編集] 歴史
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タラコの考古遺産 |
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| 円形競技場の跡 | |
| （英名） | Archaeological Ensemble of Tárraco |
|---|---|
| （仏名） | Ensemble archéologique de Tarragone |
| 登録区分 | 文化遺産 |
| 登録基準 | 文化遺産(2)(3) |
| 登録年 | 2000年 |
| 拡張年 | |
| 備考 | |
| 公式サイト | ユネスコ本部（英語） |
ローマ帝国の時代にはタラコ（Tarraco）と呼ばれ、属州ヒスパニア・タラコネンシスの州都であった。5世紀に西ゴート王国の支配下に入った。8世紀始めにウマイヤ朝に征服され、町が破壊されたため、カタルーニャ地方の中心はバルセロナに移った。1118年にバルセロナ伯ラモン・ベレンゲール3世に征服され、再びキリスト教世界へと入った。ラモン・ベレンゲール3世は町を再建し、大司教座を置いた。以降はアラゴン王国の一部となった。
[編集] 名所
タラゴナには、古代ローマ時代の遺跡が数多く残されている。
- 円形劇場 - 1世紀に建造。12世紀に建てられた教会が廃墟となって残っている。
- ラス・ファレラス水道橋 - 市街から4kmにあるローマ時代の水道橋。
- サン・アントニオの門（en）
- カテドラル（es） - 12世紀に建設が始まった大聖堂。ロマネスクからバロックへの様式の変遷を見せる。
- 地中海のバルコニー - 海を見下ろす遊歩道。
タラゴナの近くにはリゾート地サラウ（en）があり、ヨーロッパで最大のテーマパークの1つであるPortAventuraを訪れることができる。
[編集] 世界遺産
水道橋、円形劇場などローマ時代の遺跡は、2000年にタラコの考古遺跡群としてユネスコの世界遺産に登録された。この世界遺産は、世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。
- （2） ある期間を通じて、または、ある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
- （3） 現存する、または、消滅した文化的伝統、または、文明の、唯一の、または少なくとも稀な証拠。
[編集] ギャラリー
 円形劇場 |
 ラス・ファレラス水道橋 |
 カテドラル |
 カテドラル |
[編集] 交通
2006年12月、マドリードからサラゴサを経由する高速鉄道AVEがタラゴナまで開通した。AVEの駅（Camp de Tarragona）は、タラゴナ市から北8kmの別の自治体にある。マドリードからは1日3便、約3時間で結ばれる。
バルセロナからの列車は1時間に2、3便あり、1時間から1時間半である。
[編集] スポーツ
タラゴナを本拠地とするサッカークラブヒムナスティック・タラゴナは、リーガ・エスパニョーラのプリメーラ・ディビシオンに属している。
[編集] 姉妹都市
[編集] 外部リンク
- タラゴナ市のサイト（カタルーニャ語）
- タラゴナ国立考古学博物館（カタルーニャ語、スペイン語、英語）
- タラコの考古遺産群 - ユネスコの世界遺産のページ
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