セルビア語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
セルビア語 српски/srpski |
|
---|---|
話される国 | セルビア、モンテネグロ、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナなど |
地域 | 東ヨーロッパ |
話者数 | 約1100万人 |
順位 | 68位 |
言語系統 | インド・ヨーロッパ語族 スラヴ語派 南スラヴ語 セルビア語 |
公的地位 | |
公用語 | セルビア モンテネグロ ボスニア・ヘルツェゴビナ |
統制機関 | Council for Standardization of the Serbian Language |
言語コード | |
ISO 639-1 | sr |
ISO 639-2 | scc |
ISO/DIS 639-3 | srp |
SIL | SRC |
セルビア語は、インド・ヨーロッパ語族スラヴ語派南スラヴ語群の言語。
以前はクロアチア語と同一のセルボクロアチア語として扱われ、違いは方言と正書法程度のものとされた。セルボクロアチア語の表記にはラテン文字とキリル文字の両方が用いられた。
マケドニア語・ブルガリア語とも近い関係にあり、クロアチア語話者との意思疎通も今なお可能であるといわれる。ユーゴスラビア解体後の現在では、セルビア語ではキリル文字を主に用いるが、WEBなどではコンピュータの環境によってはキリル文字が文字化けしてしまうため、ラテン文字で記されることもある。セルビア語版ウィキペディアでは、キリル文字とラテン文字の自動変換機能を備えている。
なお、キリル文字1文字がラテン文字では2文字に対応するものがあり(下記の表を参照)、Unicodeでは相互変換を円滑にするため、キリル文字1文字に対応するラテン文字2文字の組み合わせを1文字のようにみなして文字コードを与えている。
話者は主にバルカン半島に分布し、セルビア人を中心にセルビア、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチアおよび他の国で話される。
セルビア、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナで公用語とされる。
セルビア語がはじめて印刷されたのは1494年で、これはグーテンベルクの印刷機発明よりわずか40年後のことである。
セルビア語起原の語で他の言語に入ったものにはヴァンパイアとセルビアの酒であるスリヴォヴィッツがある。
セルビア語のキリル文字と対応するラテン文字 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
А | Б | В | Г | Д | Ђ | Е | Ж | З | И | Ј | К | Л | Љ | М | Н | Њ | О | П | Р | С | Т | Ћ | У | Ф | Х | Ц | Ч | Џ | Ш | ||||||||
а | б | в | г | д | ђ | е | ж | з | и | ј | к | л | љ | м | н | Њ | о | п | р | с | т | ћ | у | ф | х | ц | ч | џ | ш | ||||||||
A | B | V | G | D | Đ | E | Ž | Z | I | J | K | L | Lj | M | N | Nj | O | P | R | S | T | Ć | U | F | H | C | Č | Dž | Š |
- Serbian Language and Culture Workshop Learn Serbian in Serbia