セント・ジョセフ・インターナショナル・カレッジ
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セント・ジョセフ・インターナショナル・カレッジ(St. Joseph International Collage)は、神奈川県横浜市中区にかつて存在したインターナショナルスクールである。
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[編集] 概要
[編集] 開校
1901年にカトリック教会のマリア会によって、幼稚園から高校までを備えた英語教育主体のインターナショナルスクールとして横浜市山手町に開校された。
[編集] 規模拡大
その後1934年には、ヤン・ヨセフ・スワガーが設計した講堂兼体育館を増築するなど規模を拡張し、その後勃発した第二次世界大戦とイギリスやアメリカなどの連合国軍による占領を経てさらに規模を拡大し、1956年からは外人墓地脇に建つベーリックホールを寄宿舎として使用していた。
その後も高度経済成長期以降の日本経済の成長に伴う在日外国人や帰国子女の増大を背景に児童、生徒数を増やし、隣接するフェリス女学院や横浜インターナショナルスクール、サンモール・インターナショナルスクールなどとともに、横浜を代表するインターナショナルスクールとして市民に親しまれた。
[編集] 廃校
しかし、1980年代以降、横浜エリアに在住する外国人が減少したことや、バブル景気崩壊以降日本人の生徒の数も減少したことなどにより経営難に陥ったために1995年に廃校することを決定した。これに対して在校生の保護者や多くのOB、OGが反対したものの、全ての在校生が卒業した2000年6月を持って廃校となった。
その後2001年にベーリックホールを除く全ての校舎は解体され、跡地は大手不動産会社が購入し大規模マンションを建設することになったが、周辺住民らはこれに反発し「横浜山手の歴史と文化を守る会」を結成し、反対運動を展開した。その後市民や観光客から3万人以上の反対署名を得て市に提出したものの、その後申し出は却下され、現在跡地は大手不動産会社や住友商事などが共同開発、分譲した大規模マンション「コルテーレ山手町」となっている。