タイキフォーチュン
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性別 | 牡 |
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毛色 | 鹿毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 1993年2月9日 |
父 | シアトルダンサーII |
母 | パテントリークリア |
生産 | タイキファーム |
生国 | アメリカ合衆国 |
馬主 | (有)大樹ファーム |
調教師 | 高橋祥泰(美浦北) |
競走成績 | 15戦4勝 |
獲得賞金 | 1億6324万2000円 |
タイキフォーチュン(1993年 - )は日本の競走馬。1996年に新設されたNHKマイルカップの初代王者である。半弟にニュージーランドトロフィー勝ち馬タイキリオン(父ワイルドアゲイン)、半妹にクリスタルカップ勝ち馬のタイキダイヤ(父オジジアン)がいる。
※馬齢は旧表記で統一する。
[編集] 戦績
1995年11月のダート1400mでデビューするが、何の見せ場もなく8着と惨敗する(ちなみにこのレースの勝ち馬は同じタイキファーム生まれで、タイキシャトルの半姉タイキフォレストだった)。連闘で芝1800mの新馬戦に出走し逃げ切り勝ち、次の500万条件をレコード勝ちする。次走でラジオたんぱ杯3歳ステークスで重賞初挑戦するが11着と大敗してしまう。
明け4歳となった1996年は緒戦の弥生賞こそ明らかに太め残りの状態で7着と惨敗するが毎日杯を快勝し、新設されたNHKマイルカップへと駒を進める。ここで4番人気に支持されたタイキフォーチュンは、逃げたバンブーピノが作り出したとてつもないハイペースにも助けられ直線鋭く伸び勝利、NHKマイルカップ初代王者に輝いた。このレースで記録された1.32.6というタイムはこの年の安田記念(NHKマイルカップと同じ距離、同じ競馬場)でトロットサンダーが出した1.33.1よりも早いタイムであり、2004年にキングカメハメハが破るまでレースレコードだった。
これ以降はまるでNHKマイルカップで燃え尽きてしまったかのように惨敗を繰り返し、1勝もできないまま1997年11月のジャパンカップ14着を最後に引退、種牡馬入りした。現在までの代表産駒は地方競馬で12勝を挙げているキスミージェニー。
[編集] 主な勝ち鞍
[編集] 血統表
タイキフォーチュンの血統 (ニジンスキー系(ノーザンダンサー系)/Tom Fool5×5=6.25% Princequillo5×5=6.25% Native Dancer5×5=6.25% Striking(Busher)5×5=6.25%) | |||
父
*シアトルダンサーII Seattle Dancer 1984 鹿毛 |
Nijinsky 1967 鹿毛 |
Northern Dancer | Nearctic |
Natalma | |||
Flaming Page | Bull Page | ||
Flaring Top | |||
My Charmer 1969 鹿毛 |
Poker | Round Table | |
Glamour | |||
Fair Charmer | Jet Action | ||
Myrtle Charm | |||
母
*パテントリークリア Patently Clear 1988 鹿毛 |
ミスワキ Miswaki 1978 栗毛 |
Mr.Prospector | Raise a Native |
Gold Digger | |||
Hopespringseternal | Buckpasser | ||
Rose Bower | |||
Badge of Courage 1983 鹿毛 |
Well Decorated | Raja Baba | |
Paris Breeze | |||
Tamerett | Tim Tam | ||
Mixed Marriage F-No.2-f |
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