ダイハツ・コペン
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ダイハツ・コペン | |
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製造期間 | 2002年- |
ボディタイプ | 2ドア オープン |
エンジン | JB-DET型 直4 660cc 64ps |
トランスミッション | 4速AT / 5速MT |
駆動方式 | FF |
全長 | 3395mm |
全幅 | 1475mm |
全高 | 1245mm |
ホイールベース | 2230mm |
車両重量 | 810-840kg |
乗車定員 | 2人 |
最低地上高 | 105mm |
同クラスの車種 | スマート・フォーツーカブリオ |
コペン (Copen) はダイハツの生産する二人乗り軽オープンカー。 1999年の東京モーターショーには「KOPEN」として参考出品された。
目次 |
[編集] スタイル・機構
軽市販車では世界初となる電動油圧ポンプによる開閉式のアクティブトップ(いわゆるクーペカブリオレ)と、脱着が可能な樹脂ルーフのディタッチャブルトップがある。 47kW(64馬力)を発生する4気筒DOHCターボJB-DETエンジンを搭載。現在発売されているダイハツ車でこのエンジンを搭載している車種は唯一このコペンのみである。 変速機は4速ATと5速MT。 駆動方式はFFのみ。
その可愛らしいルックスから人気が高く、発売当初人気になり注文が殺到した。発売後4年をたった現在(2006年)でも月に平均600台を売る。これは日本の狭いオープンカー市場のなかでは最大の売り上げである。日本のスポーツカーの多くがマニア向けに作られているのに対し、コペンは一般の人にも気軽に乗れる車を目指しており、老若男女幅広い層から支持されている。
スタイルを重視して造られているため、最低地上高が従来のダイハツ車より低い(105mm)。購入する際には、駐車場の形状(出入りの際の段差)などを検討した方が良い。
アクティブトップには、オプションでデタッチャブルトップに標準装備のスポーツサスペンション(ショーワ製)が用意される(標準サスはカヤバ製)。
カスタムパーツとして車高を+15mmにして乗り心地を重視したSHOWA TUNING COMFORTサスペンションがショーワより発売されている。
ちなみに、ダイハツのCMの最初の「ワンダフルスモール・ダイハツ!」という部分で一瞬でロゴを横切っているのはこの車である。
[編集] 歴史
[編集] 初代(2002年-)
- 2002年6月19日発売。型式はL880K。
- 海外での評価も高かったことから、2003年9月より輸出を開始した。主に右ハンドル・左側通行のイギリスやオーストラリアへ輸出されているが、660cc仕様は左ハンドル・右側通行のドイツにも右ハンドルのままで輸出されていた。参考リンク
- その後、2005年より欧州向けに1.3L・左ハンドル仕様が製作され、輸出が開始された。現在のところ、1.3L普通車仕様の日本への投入予定は無いという。
- 2003年7月23日特別仕様車「1ST ANNIVERSARY EDITION」を発売。
- アクティブトップ車にタンカラーのレザーシート(ヒーター内蔵)とドアトリム、MOMO社のウッド+レザーステアリング(エアバッグ内蔵)が装着されたもの。(165.8万円)
- 同時に新たなオプション設定として、シートヒーター(全車)と、黄/黒および赤/黒の「カラーオーダーシート(ヒーター内蔵)」(アクティブトップ車)を追加。
- 2004年6月2日特別仕様車「2ND ANNIVERSARY EDITION」を発売。
- アクティブトップ車にレカロ社のシート(布張り・ヒーター内蔵・赤/黒、基本骨格は純正シートの物を使い、それをレカロが肉付け)、MOMO社のレザーステアリング(エアバッグ内蔵・赤/黒)、赤色のドアトリム、ディスチャージ式ヘッドライトが装着されたもの。(178.29万円=消費税別169.8万円)
- また、従来の「1ST ANNIVERSARY EDITION」は「タンレザーエディション」と名称を変更して継続される。
- 同時に外装色として、DC-スチールグレーメタリック・DC-シャンパンメタリックオパールを追加し、全9色とした(この時DC-ブラックマイカがカタログ落ち(2003年12月に廃止した))。
[編集] 製造
- ダイハツ本社(池田)工場第2地区 「エキスパートセンター」
- 「D'sus」(ダイハツ社内の技能認定制度)2級以上を取得した熟練技能者による手作業である。
[編集] 車名の由来
Compact Openから。 なお、ショーモデル時代の英語表記はKOPEN(軽のオープン)だった。同社の過去の名車「コンパーノ」の名称の復活も検討されたようだが、結局Copenに落ち着いた。
[編集] その他
かつてテレビ朝日で深夜に放送されていたミニ情報番組、「あしたまにあ~な」のオープニングアニメーションで、コペンに似たオープンカーが登場した。同番組のスポンサーはダイハツだったためで、ダイハツ降板後も同じアニメーションが使われていた。
DAIHATSUカスタマイズブランドのD-SPORTは、コペン用のカスタマイズパーツを多数ラインアップしている。
東京モーターショーなどにコンセプトカーとしてボディを拡大し、1.5リットルエンジンを搭載した「コペンZZ」を出品している。発売は未定。
[編集] 外部リンク
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