ダイビル
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ダイビル株式会社(DAIBIRU Corporation)とは、大阪市北区中之島に本社を置くデベロッパー(不動産の所有、管理及び賃貸借)。商船三井グループ。ダイビルは前身の「大阪ビルヂング」からの略称で、大(おお)をダイと読み替えたものである。
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[編集] 沿革
- 1923年10月 - 大阪商船(現・商船三井)・宇治川電気(現・関西電力)・日本電力の3社の同出資により、株式会社大阪ビルヂングを設立。
- 1925年- 大阪市中之島にダイビル本館完成
- 1927年- 千代田区内幸町に日比谷ダイビル完成
- 1945年10月 - 大阪建物株式会社に社名を変更。
- 1945年~1946年 - 連合軍によりダイビル、日比谷ダイビル接収
- 1968年- 八重洲ダイビル完成
- 1984年- 堂島ダイビル(大阪全日空ホテル)完成
- 1989年- 日比谷ダイビル建て替え
- 1992年1月 - ダイビル株式会社に社名変更。
- 2000年2月 - 東京都新宿区の新宿ダイビル(新宿アルタ館)を購入。
- 2005年3月 - 秋葉原ダイビル完成
[編集] 所有ビル
[編集] 大阪
- ダイビル…大正15(1926)年に渡辺節の設計で建てられた、ネオ・ロマネスク様式の大規模なビルディングである。同時期に建てられた東京の旧丸ビルが取り壊された現在では、同じ渡辺作品である神戸の商船三井ビルとこのダイビル本館が、大正期の大規模オフィスビルとして現存する最後のものであり、建築史上も近代都市史上も非常に価値が高い。渡辺作品では昭和に入ってからの日本綿業倶楽部が既に重要文化財となっており、ダイビル本館、商船三井ビルも重要文化財級の価値を有する。しかし、関西電力は老朽化(現代の技術では補修補強可能)および土地利用の見地から本物件の取り壊し・超高層ビルへの建て替えを計画しており、歴史的に重要な建築物の保存の見地から論議となっている。
- 新ダイビル
- 堂島ダイビル(大阪全日空ホテル)
- 梅田ダイビル
- 御堂筋ダイビル
- 淀屋橋ダイビル
- 淡路町ダイビル
- 堂北ダイビル
- 北梅田ダイビル
[編集] 東京
- 日比谷ダイビル
- 秋葉原ダイビル
- 商船三井ビルディング(虎ノ門ダイビル。商船三井の本社ビル)
- 八重洲ダイビル
- 麹町ダイビル
- 新宿ダイビル(スタジオアルタ)
- 芝ダイビル
- 三田日東ダイビル
- 内幸町ダイビル