ダイヤルイン
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ダイヤルイン(ダイヤルインサービス)は、加入者線に電話番号を追加し、電気通信事業者の電話交換機から着信先の加入者線に着信番号情報を送出するサービスである。その番号情報により特定の内線に着信させることが可能となる。
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[編集] 用途
- 対応する内線電話交換機で番号情報を利用して特定の内線に着信させることを可能にし、代表番号のオペレーターの負担を軽くする。
- 音声通話とファクシミリを別番号としファクシミリのみ直接応答させる。
Phone (0XX-YYY-AAAA) --| P |-- 加入者線1 Phone (0XX-YYY-BBBB) --| B |-- 加入者線2 Phone (0XX-YYY-CCCC) --| X |-- 加入者線3 FAX (0XX-YYY-DDDD) --| |
[編集] 網側から通知される電話番号
一般的に、発信者がダイヤルした番号がそのまま通知される。発信側がフリーダイヤル番号へかけた場合は、フリーダイヤル番号(0120-XX-YYYY,0800-XX-YYYY等)が通知される。
[編集] ダイヤルインサービスの利用者から外部へ発信した場合の電話番号の通知
発信に使用した回線の加入者番号(回線番号)または、代表番号が通知されるのが一般的である。ISDN回線を利用の場合、その内線のダイヤルイン番号もしくは、契約している任意のダイヤルイン番号に設定可能である。ただし、電話交換機固有の設定条件があるので、メーカーもしくは電話工事業者に確認をする必要がある。
[編集] ISDN のダイヤルイン
ISDN回線のDチャネルを使用するものである。「INSネット1500」で多数の外線を束ね特定の内線に直接着信させるために使用される。サブアドレス・サービスクラスの同時利用も可能である。
同じDチャネルを共用する回線である1つのインターフェースグループだけではなく、複数のインターフェースグループやアナログ電話回線を代表番号で束ねて使用することも可能である。
Phone (0XX-YYY-AAAA) --| P |-- 23B+D Phone (0XX-YYY-BBBB) --| B |-- 24B Phone (0XX-YYY-CCCC) --| X |-- 24B FAX (0XX-YYY-DDDD) --| |
Phone (0XX-YYY-AAAA) --| P |-- 23B+D Phone (0XX-YYY-BBBB) --| B |-- 23B+D Phone (0XX-YYY-CCCC) --| X |-- アナログ電話回線 FAX (0XX-YYY-DDDD) --| |
P-P接続の場合1000・P-MP接続の場合100番号までの追加が可能である。また、グローバル着信あり(Dチャネルに最初から付与された契約者回線番号の場合に着信電話番号情報を送出しない)の場合、1番号分料金が安くなる。
併用可能なサービス
- ナンバーディスプレイ
- ネームディスプレイ
- INSボイスワープ
1988年4月からサービスが提供されている。
[編集] モデムダイヤルイン
アナログ電話回線でモデムを利用するものである。代表番号と組み合わせて使用される。同じモデムを利用するのでナンバーディスプレイ・ネームディスプレイとも併用可能である。
1997年11月からサービスが提供されている。
[編集] PBダイヤルイン
アナログ電話回線でDTMF(プッシュ信号)を利用するものである。同じ代表番号群でのモデムダイヤルインとの併用はできない。
1985年11月からサービスが提供されている。
[編集] IP電話のダイヤルイン
ダイヤルインサービスは企業向けのIPセントレックスで提供されている。また、ほとんど全ての企業向けIP電話、一部の個人向けのものでも利用可能である。
また、固定電話回線を代表番号に組み込むことは不可能である。