デヴィッド・リンチ

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デヴィッド・リンチ(2001年、カンヌにて)

デヴィッド・リンチ（David Keith Lynch, 1946年 1月20日 - ）は、アメリカ合衆国の映画監督、俳優。モンタナ州出身。

シュールレアリズムをこよなく愛す。日本ではテレビドラマ『ツイン・ピークス』で一躍有名になった。傾向としては、アメリカの片田舎を舞台とする作品が多い。その特異な一連の作風ともあいまって、彼の作品のカルト的ファンは、世界中に存在する。また低予算では非常にできの良い作品を作るのに、『砂の惑星』に代表されるように製作費が大きくなると駄作を作る（その後の低予算映画『ブルーベルベット』は好評だった）ところから、「カルトの帝王」と呼ばれることもある。また『ツイン・ピークス』を含めてそれ以降、しばしば俳優として出演する。

1990年、『ワイルド・アット・ハート』でカンヌ国際映画祭のパルム・ドールを受賞。2001年、『マルホランド・ドライブ』でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞。2006年、第63回ヴェネチア国際映画祭にて映画人として長年にわたり多くの優れた作品を生み続けていることを称える栄誉金獅子賞を受賞。

現在は映画制作のほか、「Dumbland」などのアニメーションも手掛けている。

[編集] 代表作品

イレイザーヘッド - Eraserhead （(1976年）
エレファント・マン - The Elephant Man （1980年）
砂の惑星 - Dune （1984年）※カイル・マクラクランはこの作品以降、リンチ氏の映画に多数出演。
ブルーベルベット - Blue Velvet （1986年）※全米批評家協会賞作品賞・監督賞、LA批評家協会賞監督賞
ツイン・ピークス - Twin Peaks （1989年）パイロット版
ワイルド・アット・ハート - Wild At Heart （1990年）※カンヌ国際映画祭パルム・ドール
ツイン・ピークス - Twin Peaks （1990〜1991年）テレビドラマシリーズ
オン・ジ・エアー - On The Air （1991年）
ツイン・ピークス／ローラ・パーマー最期の7日間 - Twin Peaks: Fire Walk With Me （1992年）
ロスト・ハイウェイ - Lost Highway （1997年）
ストレイト・ストーリー - The Straight Story （1999年）※他作品と作風の違う、全年齢指定で人情物の作品。
マルホランド・ドライブ - Mulholland Dr. （2001年）※カンヌ国際映画祭監督賞、全米批評家協会賞作品賞、NY批評家協会賞作品賞、LA批評家協会賞監督賞
Inland Empire （2006年）