ナショナル セミコンダクター
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ナショナル セミコンダクター(National Semiconductor Corporation、NSまたはNSCと略記)はアメリカの半導体製造企業。本社はカリフォルニア州サンタクララ。ニューヨーク証券取引所に上場している(証券コード:NSM)。全盛期には「Nominal Semidestructor(小さな半焼却炉)」という不名誉なあだ名をつけられたことがジャーゴンファイルに残っている。これはNS320xxの品質の悪さを揶揄したものと言われている。
2006年現在、マイクロプロセッサ関連からは撤退し、アナログ集積回路を中心とした半導体を製造している。
なお、「ナショナル」とあるが、松下電器産業とはまったく関係はない(ナショナルは松下の日本国内ブランドで、海外ではパナソニックに統一している)。
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[編集] 沿革
- 1959年: 5月27日、スペリーランドを辞めた8人の技術者によりコネチカット州ダンベリーで創立。工業および軍事用のシリコン・トランジスタを作ることからスタート。
- 1962年: 集積回路市場に参入
- 1967年: 本社をダンベリーからカリフォルニア州サンタクララに移転
- 1970年代: 半導体にとどまらず、電卓、腕時計、POSシステム、汎用コンピュータなどを発売した。
- 1984年: 32ビットマイクロプロセッサ NS32032を発表。この開発に4500万ドル以上を投じた。
- 1987年: 1億2200万ドルの価額でフェアチャイルドセミコンダクターを買収。
- 1989年: 汎用コンピュータ部門を日立製作所の子会社に売却。
- 1997年: フェアチャイルドを売却。サイリックスを買収。
- 2000年: サイリックスのPC向けマイクロプロセッサ部門をVIAに売却。
- 2003年: サイリックスの残りの部門(組み込み用マイクロプロセッサ部門)をアドバンスト・マイクロ・デバイセズ (AMD) に売却。
[編集] 製品
[編集] 関連項目
- en:Bob Pease - 同社勤務の、世界的に有名なアナログ集積回路設計者。
[編集] 外部リンク
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