ナミチスイコウモリ
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?ナミチスイコウモリ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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![]() ナミチスイコウモリ Desmodus rotundus |
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分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Desmodus rotundus (E. Geoffroy, 1810) |
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和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ナミチスイコウモリ チスイコウモリ |
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英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Common vampire bat |
ナミチスイコウモリ(並血吸蝙蝠、Desmodus rotundus)は、哺乳綱翼手目ヘラコウモリ科(チスイコウモリ科とする説もあり)チスイコウモリ属に分類されるコウモリ。本種のみでチスイコウモリ属を形成する。
目次 |
[編集] 分布
アルゼンチン北部、エクアドル、エルサルバドル、ガイアナ、コスタリカ、コロンビア、スリナム、チリ北部、ニカラグア、パナマ、パラグアイ、ブラジル、フランス(仏領ギアナ)、ベネズエラ、ベリーズ、ペルー、ボリビア、メキシコ
[編集] 形態
体長7-9cm。体重15-50g。背面の体毛は褐色、腹面の体毛は白い。鼻は大きく反りあがり、獲物が出す赤外線(熱)を感知していると考えられている。
前歯は剃刀状になっていて獲物の皮膚を切り裂くのに適している。また切れ味が鋭いことや、寝ている時に噛まれることが多いため噛まれた獲物が痛みを感じることは少ない。また唾液には血液の凝固作用を妨げる物質が含めれていて、血液を摂取することに適している。
[編集] 生態
森林に生息する。夜行性で、昼間は洞穴や樹洞の中でぶら下がり眠る。
食性は肉食性(?)で鳥類や哺乳類、主に家畜の血液を吸う。翼手目では本種のみが哺乳類の血液を摂取する。眠っている獲物に忍び寄り肢や臀部等の体毛が薄く皮膚の柔らかい場所に噛みつく。そして少量の流れ出る血液を舌で舐めて摂取する。本種は小型のため血液を摂取した後は血液の重量や消化のために飛行することが出来なくなり、地面を飛び跳ねるようにして移動する。その後水分を大量に摂取し排泄を行う。糞は血液のみ摂取するためか黒く粘着質で臭い。また同じねぐらに夜間血液を摂取できなかった個体がいる場合、他の個体が口移しで血を分け与える。
繁殖形態は胎生で、1度に1匹の幼体を年2回出産する。
[編集] Staus
LEAST CONCERN(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
[編集] 人間との関係
吸血鬼のモチーフにもなっている。しかし一般的に知られる吸血鬼伝承は東ヨーロッパに由来するが、本種は南北アメリカ大陸に生息するため直接の因果関係はない。
本種は人間の血液も吸うことがあるが、外界から遮断された人家の中に侵入することは困難なこと等から人を襲うことは稀。 しかし狂犬病等のウィルスや伝染病を媒介することから生息地では恐れられている。
[編集] 関連項目
- チスイコウモリ亜科
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