ニッポーテイオー
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性別 | 牡 |
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毛色 | 鹿毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 1983年4月21日 |
死没 | 生存中 |
父 | リイフォー |
母 | チヨダマサコ |
生産 | 千代田牧場 |
生国 | 日本(北海道静内町) |
馬主 | 山石祐一 |
調教師 | 久保田金造(美浦南) |
競走成績 | 21戦8勝 |
獲得賞金 | 5億4498万8000円 |
ニッポーテイオーは、日本中央競馬会に所属していた競走馬。ニホンピロウイナーに続く、昭和末期の名マイラーである。半妹にエリザベス女王杯を勝ったタレンティドガールがいる。
※馬齢は旧表記で統一する。
[編集] 戦績
新馬戦でいきなり大差勝ちしたが、気性の荒さが災いしてかなかなか2勝目を挙げられなかった。皐月賞に出走するも21頭立て12番人気で8着に敗れ、次走のNHK杯でも8着に敗れると、陣営は東京優駿(日本ダービー)を諦め、短距離路線へと方針を変える。ニュージーランドトロフィ4歳ステークスを快勝すると、ラジオたんぱ賞では皐月賞優勝馬ダイナコスモスの2着、函館記念でレコード勝ち、毎日王冠ではサクラユタカオーの2着、スワンステークスでは1番人気に応え勝利し、マイルチャンピオンシップに臨む。しかし、1番人気に支持されたものの、タカラスチールの2着に敗れる。
5歳となり、京王杯スプリングカップを勝って臨んだ安田記念では、圧倒的人気を得るもフレッシュボイスの大外一気の前に2着に屈する。その後は宝塚記念で2着、毎日王冠も3着と敗れるが、天皇賞(秋)では、5馬身差で快勝すると、続くマイルチャンピオンシップも5馬身差で快勝し、前年の雪辱を果たした。
6歳も前年と同様に京王杯スプリングカップから始動するが、前年の2着馬ダイナアクトレスにアタマ差敗れる。しかし、次走の安田記念ではきっちり1馬身差で勝利し、前年2着の雪辱をここでも果たす。そして宝塚記念では、タマモクロスと対決することとなり、マイラーのニッポーテイオーと長距離が得意なタマモクロスではこの距離ならどちらが強いのかと競馬ファンの興味をひいた。単勝はニッポーテイオーが1番人気だったが、結果は2馬身半差の2着に敗れ、このレースを最後に引退した。
種牡馬としては自身ほどの安定して優れた成績を残す馬はまだ出ていない。また、ハルウララの父としても知られている。現在は、北海道浦河町のうらかわ優駿ビレッジAERUに繋養されている。
[編集] 代表産駒
[編集] 血統表
ニッポーテイオーの血統 リファール系(ノーザンダンサー系)/4代内アウトブリード | |||
父
*リイフォー Lypheor 1975 黒鹿毛 |
Lyphard 1969 鹿毛 |
Northern Dancer | Nearctic |
Natalma | |||
Goofed | Court Martial | ||
Barra | |||
Klaizia 1965 鹿毛 |
Sing Sing | Tudor Minstrel | |
Agin the Law | |||
Klainia | Klairon | ||
Kalitka | |||
母
チヨダマサコ 1977 鹿毛 |
*ラバージョン Lover John 1971 栗毛 |
Damascus | Sword Dancer |
Kerala | |||
Evening Primrose | Nashua | ||
Blue Grotto | |||
ミスオーハヤブサ 1973 鹿毛 |
*パーソロン Partholon |
Milesian | |
Paleo | |||
ワールドハヤブサ | *ダイハード | ||
オーハヤブサ F-No.12 |
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