ネパール語
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ネパール語 Khaskura |
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話される国 | ネパール、インド、ブータン |
地域 | 南アジア |
話者数 | 1600万人 |
順位 | 57 |
言語系統 | インド・ヨーロッパ語族 インド・イラン語派 |
公的地位 | |
公用語 | ネパール、インドのシッキム州 |
統制機関 | ネパール言語院(The language academy of Nepal) |
言語コード | |
ISO 639-1 | NEP |
ISO 639-2 | NE |
ISO/DIS 639-3 | |
SIL | NEP |
ネパール語(英:Nepali)は、ネパール、ブータン、インドのシッキム州やミャンマーの一部で話されるインド・イラン語派の言語。ネパール及びインドのシッキム州の公用語である。ネパール人口の約半数が母語とし、その他のネパール人は第二言語とするものが多い。
ネパール語ではネパール語のことを「カスクーラ(Khaskura)」と言う場合が多い。グルカ族の言葉という意味で「グルカリ(Gurkhali)」という場合もある。
ネパール語は東部ネパールからインドのウッタラーンチャル州及びヒマーチャル・プラデーシュ州までの、ヒマラヤ山地の低層地にて話されているパーリ語族の最東部の言語である。また特にネワール語などのチベット・ビルマ語族のいくつかの言語との共通点が多く、チベット・ビルマ語族の影響を強く受けている。
ネパール語はヒンディー語、ウルドゥー語とも近いが、保守的でありペルシャ語や英語からの借用語は比較的少なく、サンスクリット起源の単語が多い。 今日では主に、ネパール語はデーヴァナーガリー文字で書かれる。ブジモール文字はネパール語の元々の文字で、過去には使用された。
[編集] 関連項目
- パーリ語
- サンスクリット
- ヒンドゥスターニー語
- ヒンディー語
- ウルドゥー語
- ネワール語