ハリセン
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ハリセン(張り扇)とは、紙やスチール板を束ねて精製した武器のこと。鈍器とも言う。紙製のものは、お笑いの小道具としての用途もある。
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[編集] 概要
紙を蛇腹状に折ったうえで、一方にガムテープ等を巻いて握りを作り、反対側は扇子状に開く。使い方は、握りの部分を持ち、扇子状の部分で、扇子を畳む方向で他人の頭や顔などを叩く。大きな音を発するものが良いハリセンとされる。
叩いたときに意外に大きな音を発し、叩かれた人が大げさに反応することもあり、材質によっては痛そうであるが、実際は目から火花が出るほど心痛がくる。また、ハリセンの威力の大きさを表現する方法として、巨大なハリセンが用いられることもあるが、実際のハリセンの威力はその大きさよりも材料となる紙の硬さや重さに比例する。
[編集] 用途
元々は凶器として話題を呼んだが、戦後にドラマや角川映画などで用いられる。他に、演劇での使用も代表的な使用例である。 また、1963年結成のチャンバラトリオがコントで使い始めたことで、お笑いの小道具としても広まった。
[編集] 武器・鈍器
[編集] お笑い・他
前述のチャンバラトリオが発祥であることや、テレビのお笑い番組で登場する側面から、大阪または関西のお笑い文化を象徴するものとして、グッズやキャラクター名などにしばしば取り入れられる。
- ツッコミの代わりに、ボケ役をハリセンで叩いて笑いをとった。
- 砂川捨丸・中村春代
- MBSテレビのお笑い番組。一発芸などを若手芸人に即興で披露させ、おもしろくなければ司会者が「ハリセンチョップ」をお見舞いした。
- フジテレビのバラエティ番組「めちゃ²イケてるッ!」内のコーナー。サイコロを使ったゲームをし、負けた者をハリセンで殴打する。
- 「ハリセン大喜利」
- 「大阪エヴェッサ・ハリセン」
- 大阪エヴェッサの公式応援グッズ。
- 「ガンバハリセン」
- ガンバ大阪の公式応援グッズ。
- 登場人物である、大阪府出身「江藤耕造桃ヶ丘音楽大学ピアノ科教授」のあだ名は「ハリセン」。
[編集] 出典
- ポジぜん:チャンバラトリオさんのハリセンの作り方 - ぜんじろうのブログ「ポジティブぜんじろう」内、2005年8月24日の記事
[編集] 関連項目
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