バアス党 (シリア)
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バアス党とは、シリアの汎アラブ主義政党である。正式名称はアラブ社会主義バアス党。現在の政権は、その他の社会主義、共産主義、民族主義政党と連立している。
「バアス」は「ルネサンス」を意味する。 1940年に、ザキー・アル=アルスーズィーとその弟子たちがダマスカスで秘密結社「アラブ・バアス党」を結成。 1947年、ダマスカスでミシェル・アフラクとサラーフッディーン・ビータールらが中心となり結党大会を開き、政党(アラブ・バアス党)として正式に発足。1953年、アクラム・ハウラーニーが率いるアラブ社会党と合併し、アラブ社会主義バアス党に改称。1963年3月8日のクーデタ(バアス革命)で政権党となった。「単一のアラブ民族、永遠の使命を担う」(أمة عربية واحد ذات رسالة خالدة)をスローガンとし、「統一」(وحدة)、「自由」(حرية)、「社会主義」(اشتراكية)の実現をめざす汎アラブ主義政党。1967年の第三次中東戦争にてシリアが敗北すると、対イスラエル慎重派のハーフェズ・アル=アサドが1970年のクーデターで政権を握る。
[編集] 関連項目
- バッシャール・アル=アサド(シリアのバアス党シリア地域指導部書記長・同国の現大統領)
- ハーフェズ・アル=アサド(シリアのバアス党民族指導部前書記長・シリア地域指導部前書記長・同国の前大統領、故人)
- シリアの政党
- バアス党