バトルシティー
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ジャンル | シューティングゲーム |
対応機種 | ファミリーコンピュータ[FC] ゲームボーイ[GB] |
開発元 | ナムコ(現・バンダイナムコゲームス) |
発売元 | ナムコ(現・バンダイナムコゲームス) |
人数 | 1~2人 |
メディア | [FC]512Kbitカセット |
発売日 | [FC]1985年9月9日 |
『バトルシティー』(BATTLE CITY)は、1985年9月にナムコ(現・バンダイナムコゲームス)から発売されたファミコンゲーム。アーケードゲーム『タンクバタリアン』(1981年同社作品)のリメイク作品。協力・対戦プレイや各種パワーアップなど、時代に即したグレードアップが功を奏し、ファミコンブームを支える中堅タイトルとしてヒットした。
マップの中には同社アーケードゲーム『ディグダグ』や『リブルラブル』、『マッピー』などのキャラクターを模したものがある。
目次 |
[編集] 内容
固定画面攻略型、任意4方向に攻撃が可能なシューティングゲーム。十字キーと1ボタンを使用をする(AボタンBボタンともに同じ)。1Pが黄色、2Pが緑のタンクを動かし、一定数の敵タンクを倒すとステージクリア。2P時は、味方の弾を受けると一定時間操作不能になる。司令部に攻撃を受けると即ゲームオーバー。また、マップコンストラクションモードがあり、好きなステージ構成を作って遊ぶことができる(画面の保存は不可能)。
全35面だが、マップが同じを流用した「裏面」もプレイできる。裏面は出現する敵がより強くされている上級者向け。
[編集] マイタンク
自機のこと。アイテムパネルの「スター」を取ると、1段階ずつパワーアップする。
- ノーマルタンク:最初の段階のタンク。画面上に1発の弾を発射でき、敵タンクの弾を相殺できる。
- 速射砲タンク:2段階目。弾が速い。
- 連射砲タンク:3段階目。さらに2連射になる。
- スーパータンク:4段階目。普通では壊せない防弾壁も破壊できる。
[編集] 敵タンク
敵は灰色一色。時々アイテムを出す赤いものが出る。
- ライトタンク:雑魚キャラ。1発で破壊可能。
- 装甲車:スピードがかなり速い。1発で破壊可能。
- 速射砲タンク:弾が速い。1発で破壊可能。
- ヘビータンク:4発打ち込まないと破壊できない。
[編集] アイテムパネル
4、11、18機目に現れる、赤く点滅する敵タンクを破壊すると出現。内容は完全にランダム。
- スター:マイタンクのパワーアップ。
- 手榴弾:画面上の敵タンクを瞬時に一掃できる。
- タンク:エクステンド。マイタンク(自機)が一機増える。
- スコップ:一定時間、司令部の周囲のレンガが防弾壁に変わる。ちなみに、司令部の周囲のレンガが破壊されていた場合、このアイテムで復活する。
- 時計:一定時間、敵タンクの動きが止まる。
- ヘルメット:一定時間、マイタンクの周りにバリアが張られ無敵状態になる。ちなみにバリアは「グロブダー」「リターンオブイシター」と同じバリア。
[編集] 地形
- 平地:真っ黒な部分。タンクが通行可能。
- 森林:タンクは通行可能だが、見えにくくなる。
- 氷河:タンクは通行可能だが、少しすべる。
- レンガ:タンクを遮る壁。敵味方問わず弾で破壊可能。
- 防弾壁:レンガより強固な壁。スーパータンクにならないと破壊できない。
- 水:タンクは通ることができないが、弾は通すことができる。
- 司令部:レンガに囲まれた自軍司令部。ここに一発でも敵味方いずれかの弾が当たるとその瞬間ゲームオーバー。
[編集] 移植版
- ゲームボーイ版
- ノバ (ゲームメーカー)から発売。全50面(ステージセレクトは35面まで)、マップコンストラクションモードが無いが、通信ケーブルを使った対戦が可能。ファミコンのマップをそのまま流用しているため、画面サイズが足りないのでスクロールさせなければならない。ただしレーダーで敵タンクの位置を確認できる工夫がされている。
- ゲームボーイカラー版
- 『ナムコギャラリー Vol.1』に収録。ノバ製とは別物の新規作りおろし。ノーマルモードとFIXモードという2モードがあり、ノーマルモードはノバ版と同じく画面スクロール+レーダー式。FIXモードはキャラクターを小さくしたかわりに全体像が2画面で見られる。つまり、ファミコン版と同じ画面構成で遊べる。36ステージ以降はオリジナル面が用意されている。
- ゲームキューブ版(『スターフォックスアサルト』にファミコン版をまるごと収録)