バージェス頁岩
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バージェス頁岩(-けつがん,Burgess Shale)は、カンブリア紀中期の約5億3000万年前に堆積した地層。1909年にカナダのブリティッシュコロンビア州でチャールズ・ウォルコットによって発見された。
軟体組織まで鮮明に保存された、それまで発見されたことのなかった動物化石が大量に出土することで有名であり、そこから発見された動物群はバージェス動物群と称される。当初、節足動物と思われたかなり奇妙な化石小動物が、既存の分類体系に適合しないため、それをどう説明するかということで、広汎な議論を呼んだ。グールドの『ワンダフルライフ バージェス頁岩と生物進化の物語』が中でもよく知られている。
バージェス頁岩とほぼ同じ化石は中国の澄江(チェンアン)でも発見されている。
またオーストラリアでは、バージェス動物群よりも時代が古いと見られる、エディアカラ動物群が見つかっている。
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