ヒョウタン
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ヒョウタン | ||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||
Lagenaria siceraria var. gourda | ||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||
ヒョウタン | ||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||
Gourd |
ヒョウタン(瓢箪・瓢簞、学名:Lagenaria siceraria var. gourda)はウリ科の植物。最古の園芸植物のひとつで、原産地のアフリカから食用や加工材料として全世界に広まったと考えられている。狭義には上下が丸く真ん中がくびれた形の品種を呼ぶが、球状から楕円形、棒状や下端の膨らんだ形など品種によってさまざまな実の形がある。生来は、実を乾かして水筒や酒の貯蔵に利用されていた(微細な穴があるために水蒸気が漏れ出し、気化熱が奪われるため中身が気温より低く保たれる)。利便性の高さからか、縁起物とされ羽柴秀吉など多くの武将の旗印などの意匠として用いられた。海外では柄杓(ひしゃく)や、タバコのパイプ(二つとも主に米国)それに、南米のアルゼンチン、ウルグアイ、ブラジルではマテ茶の茶器、ニューギニア西部では伝統衣装のコテカに使われている。
ヒョウタンには、大小さまざまな品種があり、高さが、5センチくらいの極小千成から高さが、2メートルを越える大長、また胴回りが、1メートルを超えるジャンボひょうたんなどがある。 食用になる干瓢や夕顔と同種で農産物としても重要、近年は中国からの加工品輸入も増加している。主として生又は乾物を煮て食べる。また、強壮な草勢からスイカやカボチャの台木としても重要。
乾燥した種子は耐久性が強く、海水にさらされた場合なども高い発芽率を示す。
[編集] ヒョウタンを扱った物語
- 『清兵衛と瓢箪』 志賀直哉作
カテゴリ: 植物関連のスタブ項目 | ウリ科