ビレンドラ・ビール・ビクラム・シャー・デーヴ
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ビレンドラ・ビール・ビクラム・シャー・デーヴ(Birendra Bir Bikram Shah Dev, 1945年12月28日 - 2001年6月1日)はネパールの第10代国王(在位1972年1月31日 - 2001年6月1日)。第9代国王マヘンドラの長男。
1972年、父マヘンドラ国王の死去に伴い、即位。1990年11月、民主化を求める声が高まったのを受けて、複数政党制などを認める新憲法を公布。絶対君主制に終止符を打ち、ネパールは立憲君主制へ移行した。ビレンドラは開明的君主として、国民の厚い信頼を得た。
2001年6月1日、ネパール王族殺害事件でアイシュワリャ王妃らとともに殺害された。事件の犯人とされる長男のディペンドラ皇太子が意識不明のまま即位したが、3日後に死去したため、弟のギャネンドラが即位した。
東京大学に留学経験もあり、親日家としても知られていた。
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