フランク・シャーウッド・ローランド
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フランク・シャーウッド・ローランド(Frank Sherwood Rowland、1927年6月28日-)は、アメリカ合衆国の化学者であり、1995年のノーベル化学賞、また1989年の日本国際賞の受賞者である。主に大気化学の分野において、大きな貢献をした人物である。
オハイオ州出身。1952年、シカゴ大学にて博士号を修得後、プリンストン大学、カンザス大学と経て、カリフォルニア大学アーバイン校(UCI)の教授となる。1970年より、マサチューセッツ工科大学のマリオ・モリナと共に大気化学の研究に打ち込む。1978年には、全米科学アカデミーの一員に選ばれ、1993年にはアメリカ科学振興協会の会長を務めた。
彼のもっとも重要な貢献は、クロロフルオロカーボン(CFC)(スプレーや冷凍等に使われる)がオゾン層の破壊に繋がる実態を発見したことにより、世界規模のCFC規制をもたらしたところにある。これにともない、1995年に、モリナ、そしてドイツのポール・クルッツェンと共にノーベル賞を受賞した。他、核兵器がもたらす大気への影響に関する研究や、地球温暖化に関する研究などにも携わっている。
ローランドの研究室があったアーバイン校の一校舎は、彼の偉業を称えてノーベル賞が授与された同年にローランドホール(Rowland Hall)と名付けられた。
[編集] 賞
1983年、タイラー環境賞
1989年、日本国際賞
1993年、ピーター・ディバイ賞
1994年、ロジャー・リベレメダル
1995年、ノーベル化学賞
[編集] 外部リンク
University of California, Irvine, Faculty Page (英語)
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