ノーベル化学賞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ノーベル化学賞はノーベル賞6部門のうちの1つ。 この賞は「化学の分野内で最も重要な発見あるいは改良を成し遂げた」人に与えられる。
目次 |
[編集] 歴代受賞者
[編集] 1901 - 1910
- 1901年
- ヤコブス・ヘンリクス・ファント・ホッフ Jacobus Henricus van't Hoff オランダ
- 1902年
- エミール・フィッシャー Hermann Emil Fischer ドイツ
- 糖類およびプリン誘導体の合成
- エミール・フィッシャー Hermann Emil Fischer ドイツ
- 1903年
- スヴァンテ・アレニウス Svante August Arrhenius スウェーデン
- 電解質溶液理論の研究
- スヴァンテ・アレニウス Svante August Arrhenius スウェーデン
- 1904年
- ウィリアム・ラムゼー Sir William Ramsay イギリス
- 1905年
- アドルフ・フォン・バイヤー Johann Friedrich Wilhelm Adolf von Baeyer ドイツ
- 有機染料およびヒドロ芳香族化合物の研究
- アドルフ・フォン・バイヤー Johann Friedrich Wilhelm Adolf von Baeyer ドイツ
- 1906年
- 1907年
- エドゥアルト・ブフナー Eduard Buchner ドイツ
- 化学・生物学的諸研究および無細胞的発酵の発見
- エドゥアルト・ブフナー Eduard Buchner ドイツ
- 1908年
- アーネスト・ラザフォード Ernest Rutherford イギリス、ニュージーランド
- 1909年
- ヴィルヘルム・オストヴァルト Friedrich Wilhelm Ostwald ドイツ
- 1910年
- オットー・ヴァラッハ Otto Wallach ドイツ
- 脂環式化合物の先駆的研究
- オットー・ヴァラッハ Otto Wallach ドイツ
[編集] 1911 - 1920
- 1911年
- 1912年
- フランソワ・グリニャール François Auguste Victor Grignard フランス
- グリニャール試薬の発見
- ポール・サバティエ Paul Sabatier フランス
- 微細な金属粒子を用いる有機化合物の水素化法の開発
- フランソワ・グリニャール François Auguste Victor Grignard フランス
- 1913年
- アルフレッド・ウェルナー Alfred Werner スイス
- 分子内原子の結合研究
- アルフレッド・ウェルナー Alfred Werner スイス
- 1914年
- セオドア・リチャーズ Theodore William Richards アメリカ
- 原子量の精密測定に関する研究
- セオドア・リチャーズ Theodore William Richards アメリカ
- 1915年
- リヒャルト・ヴィルシュテッター Richard Martin Willstätter ドイツ
- 1916年
- 該当者なし
- 1917年
- 該当者なし
- 1918年
- 1919年
- 該当者なし
- 1920年
- ヴァルター・ネルンスト Walther Hermann Nernst ドイツ
- 熱化学の研究
- ヴァルター・ネルンスト Walther Hermann Nernst ドイツ
[編集] 1921 - 1930
- 1921年
- フレデリック・ソディ Frederick Soddy イギリス
- 放射性物質の化学に関する研究
- フレデリック・ソディ Frederick Soddy イギリス
- 1922年
- フランシス・アストン Francis William Aston イギリス
- 1923年
- フリッツ・プレーグル Fritz Pregl オーストリア
- 有機化合物の微量分析法の開発
- フリッツ・プレーグル Fritz Pregl オーストリア
- 1924年
- 該当者なし
- 1925年
- リヒャルト・ジグモンディ Richard Adolf Zsigmondy ドイツ
- コロイド溶液の研究およびコロイド化学の確立
- リヒャルト・ジグモンディ Richard Adolf Zsigmondy ドイツ
- 1926年
- テオドール・スヴェドベリ The (Theodor) Svedberg スウェーデン
- 分散系に関する研究
- テオドール・スヴェドベリ The (Theodor) Svedberg スウェーデン
- 1927年
- ハインリッヒ・ヴィーラント Heinrich Otto Wieland ドイツ
- 胆汁酸とその類縁物質の構造研究
- ハインリッヒ・ヴィーラント Heinrich Otto Wieland ドイツ
- 1928年
- アドルフ・ヴィンダウス Adolf Otto Reinhold Windaus ドイツ
- ステリン類の構造およびそのビタミン類との関連性についての研究
- アドルフ・ヴィンダウス Adolf Otto Reinhold Windaus ドイツ
- 1929年
- 1930年
- ハンス・フィッシャー Hans Fischer ドイツ
- ヘミンとクロロフィルの構造研究、特にヘミンの合成
- ハンス・フィッシャー Hans Fischer ドイツ
[編集] 1931 - 1940
- 1931年
- カール・ボッシュ Carl Bosch ドイツ
- フリードリッヒ・ベルギウス Friedrich Bergius ドイツ
- 高圧化学的方法の発明と開発
- 1932年
- アーヴィング・ラングミュア Irving Langmuir アメリカ
- 界面化学の研究
- アーヴィング・ラングミュア Irving Langmuir アメリカ
- 1933年
- 該当者なし
- 1934年
- 1935年
- フレデリック・ジョリオ=キュリー Frédéric Joliot フランス
- イレーヌ・ジョリオ=キュリー Irène Joliot-Curie フランス
- 人工放射性元素の発見
- 1936年
- 1937年
- 1938年
- 1939年
- アドルフ・ブーテナント Adolf Friedrich Johann Butenandt ドイツ
- 性ホルモンの研究
- レオポルト・ルジチカ Leopold Ruzicka スイス
- ポリメチレン類およびテルペン類の研究
- アドルフ・ブーテナント Adolf Friedrich Johann Butenandt ドイツ
- 1940年
- 該当者なし
[編集] 1941 - 1950
- 1941年
- 該当者なし
- 1942年
- 該当者なし
- 1943年
- ゲオルク・ド・ヘヴェシー George de Hevesy ハンガリー
- 1944年
- 1945年
- アルトゥーリ・ヴィルタネン Artturi Ilmari Virtanen フィンランド
- 農業化学と栄養化学の研究と発見
- アルトゥーリ・ヴィルタネン Artturi Ilmari Virtanen フィンランド
- 1946年
- ジェームズ・サムナー James Batcheller Sumner アメリカ
- ジョン・ノースロップ John Howard Northrop アメリカ
- ウェンデル・スタンリー Wendell Meredith Stanley アメリカ
- 1947年
- ロバート・ロビンソン Sir Robert Robinson イギリス
- アルカロイドの研究
- ロバート・ロビンソン Sir Robert Robinson イギリス
- 1948年
- ウィルヘルム・ティセリウス Arne Wilhelm Kaurin Tiselius スウェーデン
- 1949年
- ウイリアム・ジオーク William Francis Giauque アメリカ
- 1950年
- オットー・ディールス Otto Paul Hermann Diels 旧西ドイツ
- クルト・アルダー Kurt Alder 旧西ドイツ
- ディールス・アルダー反応の発見とその応用
[編集] 1951 - 1960
- 1951年
- エドウィン・マクミラン Edwin Mattison McMillan アメリカ
- グレン・シーボーグ Glenn Theodore Seaborg アメリカ
- 超ウラン元素の発見
- 1952年
- アーチャー・マーティン Archer John Porter Martin イギリス
- リチャード・シング Richard Laurence Millington Synge イギリス
分配クロマトグラフィーの開発およびその応用
- 1953年
- ヘルマン・シュタウディンガー Hermann Staudinger 旧西ドイツ
- 鎖状高分子化合物の研究
- ヘルマン・シュタウディンガー Hermann Staudinger 旧西ドイツ
- 1954年
- ライナス・ポーリング Linus Carl Pauling アメリカ
- 化学結合の本性、ならびに複雑な分子の構造研究
- ライナス・ポーリング Linus Carl Pauling アメリカ
- 1955年
- ヴィンセント・デュ・ヴィニョー Vincent du Vigneaud アメリカ
- 1956年
- シリル・ヒンシュルウッド Sir Cyril Norman Hinshelwood イギリス
- ニコライ・セミョーノフ Nikolay Nikolaevich Semenov 旧ソ連
- 1957年
- アレクサンダー・トッド Lord (Alexander Robertus) Todd イギリス
- 1958年
- フレデリック・サンガー Frederick Sanger イギリス
- インスリンの構造研究
- フレデリック・サンガー Frederick Sanger イギリス
- 1959年
- ヤロスラフ・ヘイロフスキー Jaroslav Heyrovsky チェコ(旧チェコスロバキア)
- ポーラログラフィーの理論および発見
- ヤロスラフ・ヘイロフスキー Jaroslav Heyrovsky チェコ(旧チェコスロバキア)
- 1960年
[編集] 1961 - 1970
- 1961年
- メルヴィン・カルヴィン Melvin Calvin アメリカ
- 1962年
- マックス・ペルーツ Max Ferdinand Perutz イギリス
- ジョン・ケンドリュー John Cowdery Kendrew イギリス
- 球状タンパク質の構造研究
- 1963年
- カール・ツィーグラー Karl Ziegler 旧西ドイツ
- ジュリオ・ナッタ Giulio Natta イタリア
- 新しい触媒を用いた重合法の発見とその基礎的研究
- 1964年
- 1965年
- ロバート・ウッドワード Robert Burns Woodward アメリカ
- 有機合成法への貢献
- ロバート・ウッドワード Robert Burns Woodward アメリカ
- 1966年
- 1967年
- 1968年
- ラルス・オンサーガー Lars Onsager アメリカ
- 不可逆過程の熱力学の研究
- ラルス・オンサーガー Lars Onsager アメリカ
- 1969年
- 1970年
[編集] 1971 - 1980
- 1971年
- ゲオハルト・ヘルツベルグ Gerhard Herzberg カナダ
- 遊離基の電子構造と幾何学的構造の研究
- ゲオハルト・ヘルツベルグ Gerhard Herzberg カナダ
- 1972年
- クリスチャン・アンフィンセン Christian Boehmer Anfinsen アメリカ
- リボヌクレアーゼ分子のアミノ酸配列の決定
- スタンフォード・ムーア Stanford Moore アメリカ
- ウィリアム・スタイン William Howard Stein アメリカ
- リボヌクレアーゼ分子の活性中心の構造に関する研究
- クリスチャン・アンフィンセン Christian Boehmer Anfinsen アメリカ
- 1973年
- エルンスト・フィッシャー Ernst Otto Fischer 旧西ドイツ
- ジェフリー・ウィルキンソン Geoffrey Wilkinson イギリス
- サンドイッチ構造を持つ有機金属化合物の研究
- 1974年
- 1975年
- 1976年
- ウィリアム・リプスコム William Nunn Lipscomb,Jr アメリカ
- ボランの構造研究
- ウィリアム・リプスコム William Nunn Lipscomb,Jr アメリカ
- 1977年
- 1978年
- ピーター・ミッチェル Peter Dennis Mitchell イギリス
- 生体膜におけるエネルギー転換の研究
- ピーター・ミッチェル Peter Dennis Mitchell イギリス
- 1979年
- ハーバート・ブラウン Herbert Charles Brown アメリカ
- ゲオルク・ウィッティヒ Georg Wittig 旧西ドイツ
- 新しい有機合成法の開発
- 1980年
[編集] 1981 - 1990
- 1981年
- 1982年
- 1983年
- 1984年
- ロバート・メリフィールド Robert Bruce Merrifield アメリカ
- 固相反応によるペプチド化学合成法の開発
- ロバート・メリフィールド Robert Bruce Merrifield アメリカ
- 1985年
- 1986年
- ダドリー・ハーシュバック Dudley Robert Herschbach アメリカ
- 李遠哲 Yuan Tseh Lee アメリカ
- ジョン・ポラニー John Charles Polanyi カナダ
- 化学反応素過程の動力学的研究
- 1987年
- ドナルド・クラム Donald J. Cram アメリカ
- ジャン=マリー・レーン Jean-Marie Lehn フランス
- チャールズ・ペダーセン Charles John Pedersen アメリカ
- 高選択的に構造特異的な相互作用をする分子(クラウン化合物)の開発と応用
- 1988年
- 1989年
- 1990年
- イライアス・コーリー Elias James Corey アメリカ
- 有機合成理論および方法論の開発
- イライアス・コーリー Elias James Corey アメリカ
[編集] 1991 - 2000
- 1991年
- リヒャルト・エルンスト Richard Robert Ernst スイス
- 高分解能NMRの開発への貢献
- リヒャルト・エルンスト Richard Robert Ernst スイス
- 1992年
- ルドルフ・マーカス Rudolph Arthur Marcus アメリカ
- 溶液中の電子移動反応理論への貢献
- ルドルフ・マーカス Rudolph Arthur Marcus アメリカ
- 1993年
- 1994年
- 1995年
- 1996年
- ロバート・カール Robert Floyd Curl Jr. アメリカ
- ハロルド・クロトー Sir Harold Walter Kroto イギリス
- リチャード・スモーリー Richard Errett Smalley アメリカ
- フラーレン(C60)の発見
- 1997年
- 1998年
- 1999年
- 2000年
[編集] 2001 - 2010
- 2001年
- ウィリアム・ノールズ William S. Knowles アメリカ
- 野依良治 Ryoji Noyori 日本
- 不斉触媒による水素化反応の研究
- バリー・シャープレス Barry Sharpless アメリカ
- 不斉触媒による酸化反応の研究
- 2002年
- 2003年
- 2004年
- アーロン・チカノーバー Aaron Ciechanover イスラエル
- アブラム・ハーシュコ Avram Hershko イスラエル
- アーウィン・ローズ Irwin Rose アメリカ
- 2005年
- 2006年
- ロジャー・コーンバーグ Roger D. Kornberg アメリカ
- 真核生物における転写の研究
- ロジャー・コーンバーグ Roger D. Kornberg アメリカ
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
ノーベル賞 |
---|
物理学賞 | 化学賞 | 生理学・医学賞 | 文学賞 | 平和賞 | 経済学賞 |