ポワチエ
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ポワチエ | |
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地域圏 | ポワトゥー=シャラント |
県 | ヴィエンヌ |
行政機能 | 地域圏首府 |
人口 | 83,448 人 (1999年) |
面積 | 42.11 km² |
ポワチエ(Poitiers、普瓦捷)またはポワティエは、フランスの西部に位置する都市で、ポワトゥー=シャラント地域圏の首府、ヴィエンヌ県の県庁所在地である。
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[編集] 歴史
古くから、政治上の縦深防御の要衝として位置付けられて来た。このため、ポワチエは行政都市という色が今でも濃い。
732年、フランク王国のカール・マルテルはポワチエでアラブの軍勢と戦い、勝利を収めた(トゥール・ポワティエ間の戦い)。これによって、ヨーロッパ大陸でのイスラム圏の拡大は、イベリア半島のみに留められた。又、百年戦争中にもポワチエの戦いがあった場所として知られている。
1980年代後期、フランスは外国からの輸入超過の対策として、特定品目の輸入をポワチエ税関のみに限る政策を取った。導入に際して各国はこれを非難したが、フランス政府はこの抗議を省みず、当時、日本のマスコミなどでは、この非関税障壁の新設を「ポワチエの戦い」と呼んだ。後にこの制限は撤廃された。
現在のポワチエは先端技術開発と研究機関の集中する街である。
[編集] 文化
ポワチエ近郊には、映像のテーマパーク、フュチュロスコープ(Futuroscope)がある。