ポール・チェンバース

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ポール・チェンバース（Paul Chambers, 1935年4月22日 - 1969年1月4日）は、1950年代から1960年代に活躍したジャズのベース奏者。

アメリカ合衆国ピッツバーグ生まれでデトロイト育ち。10代からデトロイトで演奏を行っていたが、最初はベースではなくチューバなどの管楽器を学んでいた。 1954年に地元を離れてニューヨークへ行きジョージ・ウォーリントンのバンドに 加わった。その後マイルス・デイヴィスの5重奏団に加わり活躍し、退団後は約3年間ウィントン・ケリーと活動しその後はフリーとなる。

ジョン・コルトレーン、キャノンボール・アダレイ、ドナルド・バード、 ソニー・ロリンズ、フレディ・ハバード、ジャッキー・マクリーン、バド・パウエルなど有名な多くのミュージシャンとレコーディングを行った。 ブルーノートレーベルの『ベース・オン・トップ』は彼のリーダー作品で傑作アルバムでもある。 大量の飲酒や麻薬の常習者であった彼は1969年に肺結核で死去。

チェンバースのプレースタイルは、管楽器経験に根ざすとも言われるメロディックなベースラインに最大の特徴がある。 とかく、アルコ(弓弾き)やピチカートによるアドリブソロに注目が集まりがちであるが、4ビートラインの無二の美しさこそが真骨頂であるといえる。

サイドマンとして完璧な共演をこなしたチェンバースであったが、マイルス・デイヴィスに始まるモード・ムーヴメントやジョン・コルトレーンのフリー・ジャズにはあまり興味を示さず、モダン・ジャズの本流とも言うべきオーソドックスなスタイルを生涯貫き通した。

[編集] ディスコグラフィー

[編集] ・リーダーアルバム

• Whims Of Chambers (ブルーノート, 1956)
• Paul Chambers Quintet (ブルーノート, 1957)
• Bass on Top (ブルーノート, 1957)
• Go (ビージェイ, 1959)
• 1st Bassman (ビージェイ, 1960)

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