ミュージカル李香蘭
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ミュージカル李香蘭(ミュージカルりこうらん)は、国際女優・山口淑子(やまぐちよしこ)の半生に焦点をあてたミュージカル作品。史実を基にしているがフィクションである。浅利慶太の演出により劇団四季が断続的に上演している。原作は山口淑子と藤原作弥の共著による『李香蘭 私の半生』。劇団四季の昭和三部作と呼ばれる作品群の一つ(残り二作は「ミュージカル異国の丘」と「ミュージカル南十字星」)。
山口淑子は李香蘭の芸名を持ち、戦前は中国人と思われていた。第二次世界大戦の終結に伴い中華民国政府により漢奸裁判にかけられる。その顛末と戦争の歴史が同時進行で描かれてゆく。
川島芳子を狂言回しとして、歴史背景を解説しつつ李香蘭の半生を描くというスタイルは、アンドリュー・ロイド=ウェバーのミュージカル作品『エビータ』の影響を受けたものと思われる。
1992年には中国、1997年にはシンガポールにて海外公演が行われた。
目次 |
[編集] スタッフなど
- 原作 … 「李香蘭 私の半生」新潮社刊より
- 企画・構成・演出・台本 … 浅利慶太
- 作曲 … 三木たかし
- 作詞 … 浅利慶太, 岩谷時子, 高平哲郎, 高橋由美子
- 振付 … 山田卓
- 装置 … 土屋茂昭
- 照明 … 沢田祐二
[編集] 主要キャスト
(最初の俳優が初演時のキャスト)
[編集] 公演記録
- 1991年1月7日~1月27日 - 青山劇場(初演)
- 1991年3月22日~4月29日 - 日生劇場
- 1991年10月10日~11月3日 - 青山劇場
- 1992年1月8日~2月23日 - 近鉄劇場
- 1992年3月1日~3月26日 - 中日劇場
- 1992年5月13日~5月24日 - メルパルクホール福岡
- 1996年9月5日~9月23日 - 青山劇場
- 1996年10月4日~10月20日 - 近鉄劇場
- 1997年11月9日~11月24日 - 青山劇場
- 1997年12月6日~12月28日 - 近鉄劇場
- 2000年4月23日~6月18日 - 四季劇場[秋]
- 2000年6月29日~11月14日 - 全国公演
- 2000年8月9日~8月22日 - 近鉄劇場
- 2000年11月9日~11月26日 - 福岡シティ劇場
- 2003年6月15日~7月27日 - 四季劇場[秋]
- 2005年8月15日~10月2日 - 四季劇場[秋]
- 2005年11月16日~12月11日 - 京都劇場
- 2006年4月21日~5月20日 - 新名古屋ミュージカル劇場
[編集] 演出に関して
- 初演からJR東日本アートセンター四季劇場[秋]が出来るまでは、東京での公演は青山劇場がほとんどであった。ただし、1991年の日生劇場公演では、劇中で日劇を指し示す台詞に「この先にあった」というニュアンスの言葉が付けられた。これは、日劇が存在した場所と日生劇場が近かった為に付けられたものである。
- 李香蘭の人気振りを伝える歌に人気歌手などの名前が入るが、再演の度にその時期の人気のある歌手などの名前に変えられる。
[編集] 関連項目
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