モービー
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モービー(Moby, 1965年 - )は、アメリカコネチカット州出身のミュージシャン。作詞、作曲、演奏、編集など全て自身が行う。テクノを中心に、ハウス、ハードコア、ビッグビート系などジャンルにとらわれない多彩な作品を発表している。90年代始めのセカンド・サマー・オブ・ラブの時期に音楽活動を始め、Angelo Badalamentiのツイン・ピークスのテーマ曲をサンプリングした"GO"がレイブ・アンセムとして大ヒットとなり一躍世界的なダンス・アクトの仲間入りをする。その後レイブを離れ音楽スタイルを徐々に変えつつ、古いブルースなどをサンプリングしてダンス・トラックに載せた1999年の"Play"アルバムによってそれまでのクラブ音楽のリスナーを越えて一般チャートで大ヒット、アルバム収録曲がすべてTVCMに使われるなどして全世界で1000万枚を超えるモンスター・ヒットとなった。現在の音楽性はかつてのレイブとは異なり、BGMやチル・アウト音楽として一般人でも聴ける幅の広いポップな作風である。
「Voodoo Child」名義での活動や、ブリトニー・スピアーズへの楽曲提供なども行っている。また、ニューヨーク自宅近のカフェ「Teany」、グッズショップ「The Little Idiot」を運営している。菜食主義者でもある。また、レイブ音楽に関わっている人間としては珍しく、一切ドラッグを摂取しないといわれている。
名前の由来は彼の曽々おじがアメリカ文学の著名作家ハーマン・メルヴィルであり、その代表作品『白鯨』"Moby-Dick"にちなんで名付けたものである。
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[編集] ディスコグラフィ
[編集] アルバム
- 1993年 The Story So Far
- 1993年 Ambient
- 1995年 Everything is Wrong
- 1996年 Animal Rights
- 1999年 Play
- 2002年 18
- 2005年 Hotel
[編集] シングル
- 1991年 "Go"
- 1993年 "I Feel It / Thousand"
- 1993年 "Move"
- 1994年 "Hymn"
- 1994年 "Feeling So Real"
- 1995年 "Everytime You Touch Me"
- 1995年 "Into the Blue"
- 1996年 "Bring Back My Happiness"
- 1996年 "That's When I Reach For My Revolver"
- 1996年 "Come On Baby"
- 1997年 "James Bond Theme (Moby's Re-Version)"
- 1998年 "Honey"
- 1999年 "Run On"
- 1999年 "Bodyrock"
- 1999年 "Why Does My Heart Feel So Bad"
- 2000年 "Natural Blues"
- 2000年 "Porcelain" (NISSAN プリメーラ CMソング)
- 2000年 "South Side" (featuring Gwen Stefani)
- 2000年 "Why Does My Heart Feel So Bad (re-issue) / Honey (remix)"
- 2002年 "We Are All Made of Stars"
- 2002年 "Extreme Ways"
- 2002年 "In This World"
- 2003年 "Sunday (The Day Before My Birthday)"
- 2005年 "Lift Me Up"
- 2005年 "Spiders"
- 2005年 "Raining Again"
- 2005年 "Dream About Me"
[編集] 外部リンク
- Moby.com 公式サイト(英語)
- Moby Hotel 公式サイト(英語)
- MOBY HOTEL Japan 日本公式サイト
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