ロストフ・ナ・ドヌ
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ロストフ・ナ・ドヌ(ロシア語:Ростов-на-Дону (Rostov-na-Donu))は、ロシアのロストフ州の州都。ドン川の下流河畔の丘上に開かれた町で、アゾフ海の付け根に位置する要衝である。1735年にアゾフ一帯を併合したロシア帝国によって1749年に建設された。
町の本来の名前である「ロストフ」に付加された「ナ・ドヌ」とは、ロシア語で「ドン川にある」という意味で、ヤロスラヴリ州にある同名のロストフの町(ロストフ・ヤロスラヴスキー)と区別するためである。ドン川のロストフのほうが大きな町であり世界的にも有名で、単にロストフと呼ぶ場合はロストフ・ナ・ドヌを指す場合が多い。
人口は1,012,300人(2003年)で、北緯 47°14'、東経 39°42'に位置する。