グラスゴー

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グラスゴー（英語 Glasgow, スコットランド・ゲール語 Glaschu）はスコットランド南西部に存在するスコットランド最大の都市である。

目次 1 概要 2 歴史 3 文化 3.1 スポーツ 3.2 音楽 3.3 グラスゴーを舞台にした映画 4 姉妹都市 5 出身有名人 6 関連項目 7 外部リンク

[編集] 概要

1960年代には100万人以上いた人口はその後減り続け現在では577,869人(2001年)となっている。イギリス国内ではロンドンとエディンバラについで3番目に観光客が多く、年間300万人ほどがこの街を訪れる。産業都市であるとともに、文化・芸術の街として知らている。

[編集] 歴史

主要記事：History of Glasgow

紀元前からクライド川沿いに集落が形成されていた。ローマ帝国はこの地に前哨を設置し、ローマ支配下のブリタニアとケルト人やピクト人の住むカレドニアの間にアントニヌスの長城を建設した。グラスゴーの街はキリスト教の宣教師により6世紀頃につくられたと言われている。これ以後グラスゴーはスコットランドの中心として発展し、12世紀にはグラスゴー大聖堂が、15世紀にはグラスゴー大学が創設された。16世紀に入るとクライド川の水運を用いた貿易が盛んになり、アメリカ大陸のタバコ、カリブ海の砂糖などがこの都市を中継してイギリス国内に運ばれた。産業革命が始まると、ランカシャーで採掘される石炭と鉄鉱石によってグラスゴーでは綿工業を中心とした産業が盛んになり大英帝国第二の都市と呼ばれるようになった。 イギリスにおける他の都市と同様にグラスゴーもイギリスの不況の影響を避けることができなかった。1960年代になると造船所の閉鎖が相次いだ。クィーン・エリザベス2世号はこの都市で建造された。

1970年代から1980年代にかけても不況期が続いた。1990年代にはいると金融などを中心に経済が持ち直している。

[編集] 文化

[編集] スポーツ

エディンバラがラグビーの街であるのに対して、グラスゴーはサッカーの街である。グラスゴーは1872年にサッカー史上初の国際試合が行われた街として知られている。試合はスコットランド代表チームとイングランド代表チームの間で行われ0：0に終わった。現在グラスゴーには5万人を収容できるスタジアムが三つ存在する。セルティックとレンジャーズはこれらをホームグラウンドとして利用するプロサッカーチームである。両チームの対戦は「オールド・ファーム」と呼ばれ、宗教的な背景もあって(前者がカトリック、後者がピューリタン)、世界でも有数のダービーマッチとして知られる。 そのセルティックには、2005-2006シーズンからは中村俊輔（イタリアセリエＡ・レッジーナから移籍）が登録・出場している。

[編集] 音楽

良質なロック、ポップバンドが多く輩出している。1980年代にはオレンジ・ジュース、アズテック・カメラらポストカード・レーベル勢、1990年代にはザ・パステルズ、ティーンエイジ・ファンクラブらを中心とした草の根的なコネクションが、日本を含む世界中のインディーズ・シーンに影響を与えた。近年ではベル・アンド・セバスチャン、フランツ・フェルディナンド、トラヴィス、モグワイが有名。

[編集] グラスゴーを舞台にした映画

ケン・ローチは「マイ・ネーム・イズ・ジョー」や「カルラの歌」、「やさしくキスをして」でグラスゴーを舞台にしている。他にはユアン・マクレガー主演の「猟人日記」、リン・ラムジー監督の「ボクと空と麦畑」、ジェット・リー主演の「ダニー・ザ・ドッグ」、レイチェル・ワイズ主演の「ビューティフル・クリーチャー」、ジェラルド・バトラー主演の「ディア・フランキー」などがある。

[編集] 姉妹都市

ハバナ（キューバ共和国） トリノ（イタリア共和国） ニュルンベルク（ドイツ連邦共和国） ロストフ・ナ・ドヌ（ロシア連邦）

マルセイユ（フランス共和国） 大連（中華人民共和国） ベツレヘム（パレスチナ） ワシントンD.C.（アメリカ合衆国）

[編集] 出身有名人

• ジェラルド・バトラー (俳優)
• ビリー・コノリー (俳優)
• トーマス・リプトン (商人)
• アンガス・ヤング (AC/DCのギタリスト)
• マルコム・ヤング (AC/DCのギタリスト)
• マーク・ノップラー (ミュージシャン)
• ウィリアム・ラムゼー (化学者)
• ジョゼフ・ブラック (物理学者、化学者)
• アレックス・ファーガソン (マンチェスター・ユナイテッド監督)
• アダム・スミス (経済学者)
• チャールズ・マッキントッシュ (化学者、発明家)
• ボビー・ギレスピー(プライマル・スクリームのボーカル)

[編集] 関連項目

• 世界バラ会議

[編集] 外部リンク

• グラスゴー市庁