ワカオライデン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
性別 | 牡 |
---|---|
毛色 | 栗毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 1981年4月25日 |
父 | ロイヤルスキー |
母 | オキワカ |
生産 | 吉田牧場 |
生国 | 日本(北海道早来町(現安平町)) |
馬主 | 小塚美近 |
調教師 | 戸山為夫(栗東) 桑野進(金沢) 荒川友司(笠松) |
競走成績 | 中央18戦6勝 地方9戦7勝 |
獲得賞金 | 159,469,800円 |
ワカオライデンは日本の競走馬。地方競馬リーディングサイアーであり、ライデンリーダーの父として知られる。
目次 |
[編集] 生い立ち
父ロイヤルスキーはスキーゴーグル(Ski Goggle)(エイコーンステークス)、アグネスフローラ(桜花賞)などを輩出した。母の父としてもアグネスフライト(東京優駿)、アグネスタキオン(皐月賞)、エアジハード(安田記念)などを輩出した。 母オキワカはJRA6勝、中京記念3着がある。半兄ワカテンザンはきさらぎ賞優勝馬。半弟ワカポイントは東海大賞典優勝馬。祖母ワカクモは阪神桜花賞優勝馬であり、叔父にテンポイント、甥にフジヤマケンザンがいる一族である(詳しくはテンポイントの項を参照)。
[編集] 戦績
(馬齢は旧年齢で表記)
ミホノブルボンで知られるJRA栗東の戸山為夫厩舎でデビュー。
3歳時(1983年)は3戦1勝。
4歳時(1984年)は3連勝してオープン入り。5戦3勝。
5歳時(1985年)は5戦目で朝日チャレンジカップ(JRAGIII)を優勝。1位入線のニシノライデンが走路妨害による失格での繰り上がりであった。その後はGI路線を歩むが3戦未勝利。この年8戦2勝。
6歳時(1986年)は2戦未勝利。
7歳時(1987年)は金沢競馬場に移籍する。1年振りのレースを快勝。次走は3着に終わるがその次の白山大賞典(当時は金沢所属馬限定戦)に優勝。今度は笠松競馬場に移籍するとここでも活躍。ゴールド争覇、東海菊花賞、名古屋大賞典と重賞3連勝。次のウインター争覇も勝つが年末の東海ゴールドカップはフェートノーザンの2着。この年8戦6勝。
8歳時(1988年)は1戦してサマーカップを優勝、引退して種牡馬となる。重賞は中央1勝地方5勝。
[編集] 種牡馬
上記の通り良血とはいえ地方競馬での活躍馬であり、中央競馬ではGIII止まりの馬である。期待もされていなかったが笠松時代の荒川友司調教師が熱心に産駒を仕入れては活躍馬を送り出した。
初期からサブリナチェリー、アメージングレイスといった荒川厩舎の所属馬が走り、ライデンリーダーで中央に殴り込みをかけると京都4歳牝馬特別(現フィリーズレビュー)(JRAGII)を優勝、安藤勝己騎手と共に笠松競馬の名を大いに知らしめた。
その活躍で各地の地方競馬場にも産駒が活躍。中央競馬では結局ライデンリーダー以外の活躍馬は現れなかったが、1997年の全日本サラブレッドカップ(NARGIII)では中央他地区の馬を相手に荒川厩舎のワカオライデン産駒でワンツースリーを決めるなど地方競馬リーディングサイアーに輝いた。
2005年に種牡馬引退。現役ではコアレスタイムなどが残っている。
[編集] 代表産駒
- ライデンリーダー - 4歳牝馬特別(JRAGII)
- トミケンライデン - 全日本サラブレッドカップ(NARGIII)
- シンプウライデン - 名古屋優駿(NARGIII)
- アクアライデン - ダイオライト記念
- サブリナチェリー - 東海ダービー
- エフワンライデン - 東海桜花賞
- アメージングレイス - 名古屋記念
- トミケンブライト - 東京3歳優駿牝馬
- スオウライデン - ハイセイコー記念
- クラシャトル - 北海優駿
- コアレスタイム - アフター5スター賞(現役)
カテゴリ: 1981年生 (競走馬) | サラブレッド | 日本生産の競走馬 | 日本調教の競走馬