ヴァルシオン
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ヴァルシオンとは、バンプレストのコンピュータゲーム『スーパーロボット大戦シリーズ』に登場するバンプレストオリジナルのスーパーロボットである。ここではヴァルシオンシリーズ全体を解説する。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] ヴァルシオン
ヴァルシオン VALSION |
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形式番号 | DCAM-001(OG) SMH-01(αシリーズ) |
分類 | 人型 |
所属 | DC |
開発 | ビアン・ゾルダーク |
製造 | DC |
生産形態 | ワンオフモデル |
全高 | 57.0m |
重量 | 550.0t |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | ビアン・ゾルダーク |
武装 | ディバイン・アーム クロスマッシャー メガ・グラビトンウェーブ |
[編集] 機体概要
異星人の襲来を唱えるビアン・ゾルダーク博士が製作した対異星人戦用人型兵器。しかし、実際にはDC戦争で地球連邦軍と戦ったため、肝心の異星人とは戦っていない。
その性能から、「究極ロボ」の異名を持つ。第○次シリーズでは、天才科学者の作ったロボットと言うことでその強さに関して特に説明は無かったが、αシリーズ以降はEOTを参考にしているという設定になっている。
αシリーズのみ、「スーパー・マシンナリー・ヒューマノイド」というカテゴリで、その1号機として形式番号:SMH-01が与えられている。
全高・重量がコン・バトラーVと同じなのはロボット好きなビアン博士の趣味による。(第○次シリーズでは第3次にコン・バトラーが参戦したため、まだ開発されていないロボットの全高・重量にあわせて作られたと言う、意味の分からないことになっていた。)
[編集] 武装
- ディバイン・アーム
- 接近戦用の実体剣。イラストではかならずディバイン・アームを装備しているため、ほとんど機体の一部と化している。なお、ガーリオンカスタムやヴァルシオーネ系に装備されている物はこれをスケールダウンした物と思われる。DWではディバイン・アームから衝撃波を飛ばし、アヤのゲシュペンストMk-II・TTを中破した。
- クロスマッシャー
- 手の甲の突起(しかしDWでは背中のユニットから出している)から発射されるビーム。赤と青の二色のビームがらせん状に絡み合って飛んでいく。
- メガ・グラビトンウェーブ
- 重力波。
[編集] デザイン
胸から肩にかけてが大きくせり出しており、背中から後頭部を覆うように突起が伸びている。背面には大型のスラスターがあり、大きな上半身に合わせ脚部も大型化している。腕部の稼動範囲が狭く、戦闘はほとんど直立不動で行われる。人型兵器としてはかなりバランスが悪い。
機体色は赤を基調とし曲線の多いデザインでどことなく魔装機を思わせる。そのため、青系で直線的なデザインのグランゾンと双璧をなしている。
[編集] 劇中での活躍
- 第○次シリーズ
- DC戦争(第2次)にて、圧倒的な力でDCによる武力統一を実行したが、ホワイトベース隊の活躍により敗れる。その後は製造方法が漏れたのか、インスペクター事件(第3次)の際にはシロッコ、シュウの手によって製造され、ラ・ギアス事件(EX)ではカークス軍によって少数召喚された。第4次/F完結編にも登場するが、色が青いため「ヴァルシオン改」を省略して「ヴァルシオン」と呼んでいた模様。
- αシリーズ
- 木星へ行ったビアン博士とともに行方不明のため出番なし。DCの総予算の2/3がグランゾンにつぎ込まれたことを考えると、他のシリーズほどの性能があるのかも不明。
- OGシリーズ
- 第○次シリーズ同様、DCの大将機として登場。DC本部のアイドウネウス島にてハガネ隊を迎え撃った。ビアン博士が本気を出さなかったことも有り、最後はハガネ隊に敗れる。
[編集] ヴァルシオン改
ヴァルシオン改 VALSION CUSTOM |
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形式番号 | DCAM-001C(OGシリーズ) |
分類 | 人型 |
所属 | DC |
開発 | 不明 |
製造 | DC |
生産形態 | 改良機(第○次シリーズ) 量産試作機(OG) |
全高 | 57.0m |
重量 | 550.0t |
MMI | ゲイム・システム |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | テンペスト・ホーカー テンザン・ナカジマ シャイン・ハウゼン ロレンツォ・ディ・モンテニャッコ |
武装 | ディバイン・アーム クロスマッシャー ビッグバンウェーブ |
[編集] 機体概要
- 第○次シリーズ
- ゾヴォーグの技術を使って改造されたヴァルシオン。強力なマップ兵器ビッグバンウェーブを装備している。
- OGシリーズ
- ヴァルシオンの量産試作機。全部で3機製造された。ゲイム・システムを搭載している。なお、後に少なくともさらに1機生産されている(ゲイム・システムは搭載していないと思われる)。
[編集] 武装
基本的にヴァルシオンと同じ。
[編集] デザイン
色が青くなった点以外はヴァルシオンとまったく同じ。ただし、OGの漫画版に登場した宙間装備仕様(タイプCF)は直線的なデザインになっている
[編集] 劇中での活躍
- 第○次シリーズ
- インスペクター事件(第3次)ではシロッコがラスボスとして登場するルートで最後に乗り換えて出てくる。
- ラ・ギアス事件(EX)ではフェイル軍によって少数召喚され、マサキ・リューネら魔装機神操者達に立ちふさがる。SFC版ではディバインアームとクロスマッシャ―だけであったがPS版ではしっかりと第3次においてシロッコが搭乗したものになっており最終面の攻略を難しい物にしている。
- 第4次(S)では最終面でシュウを敵を敵に回した時に登場(機体名は「ヴァルシオン」だが、色が青いため「ヴァルシオン改」を省略しているものと思われる)。この作品では再生怪人扱いになってしまっていた。
- F完結偏ではラストボスとして登場(第4次同様、機体名は「ヴァルシオン」だが色が青いためやはり名前を省略しているものと思われる)。パイロットはルート分岐によってシャピロかシロッコのどちらかになる。武装はディバインアームとクロスマッシャーのみだが、頑強な装甲と凄まじい運動性を誇る。シロッコが搭乗した場合は、ニュータイプ技能もあいまってほとんど攻撃を当てられない。一方、シャピロ搭乗の場合はパイロットの質こそシロッコに劣るが、重戦機エルガイムのバイオリレーションシステムを応用した技術によりイベント発生まで精神コマンド(鉄壁、魂、根性)を使いまくる(その上その前にゲスト軍の技術を使い4人のクローンを含めた5人(このときはライグ=ゲイオスを使用)で登場し本物を倒さないと出て来ない)。
- OGシリーズ
- DC戦争に投入され2号機にテンペスト、3号機にテンザンが搭乗。しかし、ゲイム・システムの影響で暴走し2機とも撃墜されている。1号機にはリクセント公国王女シャイン・ハウゼンがアースクレイドルにおいて調整された後で乗せられたが、ハガネ隊の奮闘により救出される。機体はイングラムの指示で回収され、普通のコクピットに換装した上で終戦まで用いられた(その後若干数がエアロゲイターに流出したらしく制御兵が運用してくる)。特殊武器「エナジードレイン」が固定武装として付いていて、援護攻撃に非常に重宝する機体として、プレイヤーに喜ばれる機体でもある。
- 戦後には、ヴァルシオン改のパーツを使いさらにそれをデチェーンした宙間装備仕様(タイプCF)が登場。キョウスケの乗るアルトアイゼンとの戦いで撃破される。パイロットはロレンツォ。
- OGDW
- ほぼOGに準じているが4機最初に製作されておりシャイン王女が乗っている機体が1号機から4号機に変更されて1号機はアードラーが逃走時使用している。テンペスト機はタスク、テンザン機はリュウセイ、シャイン機はライに倒されアードラー搭乗機は海中から現れたグルンガスト零式の零式斬艦刀で一刀両断される。
- また、作中で見た限りゲイム・システムはヘルメットタイプである事が確認できる。なお、アードラー搭乗の1号機にはゲイム・システムは搭載されていない物と思われる。
[編集] ヴァルシオーネ
ヴァルシオーネ VALSIONE |
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形式番号 | SMH-02(αシリーズ) |
分類 | 人型 |
所属 | ロンド・ベル(第3次) カークス軍(EX) オクトパス小隊(OG) |
開発 | ビアン・ゾルダーク |
製造 | DC |
生産形態 | リューネ・ゾルダーク専用機 |
全高 | 26.4m |
重量 | 39.7t |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | リューネ・ゾルダーク |
武装 | サイコブラスター ディバイン・アーム ハイパー・ビームキャノン クロスマッシャー |
[編集] 機体概要
ヴァルシオンのパイロットとなる予定だったリューネがヴァルシオンのデザインが気に入らないと駄々をこねたため、親バカぶりを発揮したビアン博士によって作られた機体。(元々ビアン博士は火力重視で機動性に問題があるヴァルシオンの欠点を補う機体を開発しようとしていた。)
リューネの趣味で外見は少女型。モデルはリューネ本人である。人工筋肉を使用しているため非常に柔軟な動きが可能で表情まで変わる。
長年コックピット内部の様子は不明だったが、DWにて専用のボディスーツを着て乗り込む直立型のコックピットである事は判明した(ダイレクト・モーション・リンクに類似した操縦システムと思われる。見た目的にはモビルトレースシステムに近い)
αシリーズのみ、「スーパー・マシンナリー・ヒューマノイド」というカテゴリで、その2号機として形式番号:SMH-02が与えられている。
[編集] 武装
- サイコブラスター
- ビアン博士がサイバスターのサイフラッシュを参考にして開発したMAPW。サイフラッシュ同様、敵味方を識別できる。一部部品はサイフラッシュと共通となっている(ヴァルシオーネRに改造されてからの描写なので改造した際に規格を合わせたのかもしれない)。余談だが、ビアンがサイバスターを見てから(あるいはサイフラッシュの報告を聞いてから)、リューネがDCを抜けるまではそこまで長い時間はなかったと思われるが、それでもヴァルシオーネにこの武器をつけてしまったビアンはまさに天才であろう(サイフラッシュの開発者であるウェンディすらサイフラッシュの開発はかなり難航していた)。
- ディバイン・アーム
- ヴァルシオンのものに比べるとだいぶ小さく鞘がついている。ガーリオン・カスタムなども装備しているため、かなりの数が生産されている模様。
- ハイパー・ビームキャノン
- いわゆるビームランチャー。何故かZガンダムのハイパーメガランチャーにシルエットが似ている。
- クロスマッシャー
- 手のひらから発射される。ヴァルシオンのそれとは異なり一度の戦闘で発射可能な弾数に制限がある。
[編集] デザイン
「バトルアーマーを着たピンク髪の少女」という出で立ちで、バンプレストオリジナルの中でもかなり異彩を放っている。モデルとなったリューネに比べると等身が低くかなり幼い。
OGシリーズでリファインされ、スラスターが天使の羽のようなデザインになった。
[編集] 劇中での活躍
- 第○次シリーズ
- αシリーズ
- 登場した時点で既にヴァルシオーネRに改修されていたため、ヴァルシオーネ自体は未登場。
- OGシリーズ
- 魔装機神に比べると一回り小さいため、パーソナルトルーパーやアーマードモジュールと武器を共用できる。
[編集] ヴァルシオーネR
ヴァルシオーネR VALSIONE R |
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分類 | 人型 |
所属 | ロンド・ベル(第4次、F/F完結編) 魔装機神隊(魔装機神) SDF(αシリーズ) |
開発 | リューネ・ゾルダーク |
製造 | ラ・ギアス(第○次シリーズ、魔装機神) ジュピトリアン(αシリーズ) |
生産形態 | 改良機 |
全高 | 28.2m |
重量 | 68.9t |
動力源 | 試作型量子波動エンジン(αシリーズ) |
乗員人数 | 1人 |
主な搭乗者 | リューネ・ゾルダーク |
武装 | サイコブラスター ディバイン・アーム ディバイン・ブレード メガ・ビームキャノン ハイパー・ビームキャノン クロスソーサー クロスマッシャー メビウスジェイド |
必殺技 | 円月殺法 |
[編集] 機体概要
ヴァルシオーネをラ・ギアスの錬金学で改修した機体。リューネが気にしていたプロポーションも改善された。 αシリーズでは、ジュピトリアンの手によって改修されたことになっており、EOTの試作型の量子波動エンジンが搭載されている。 『LOE』ではマサキらと共に特訓する事で必殺技を習得する事やプラーナ消費が存在する武器がある事から魔装機に近い仕様に改造されたとも考えられる。 なお機体名称の「R」は「Refine」ではなく「Return」の略称
[編集] 武装
ヴァルシオーネに装備されていたものは割愛。
- クロスソーサー
- 肩に付いている円形のパーツを飛ばして敵を切り裂く。
- ディバインブレード
- ディバインアームの強化型。日本刀のような形状になっている。『LOE』にてディバインアームをフル改造する事でパワーアップするが、それ以外にも円月殺法を使う際にも登場する。
- メビウスジェイド
- 『LOE』にてクロスソーサーをフル改造する事で登場。無数の球体を出現させて敵にぶつける。
- 円月殺法
- ヴァルシオーネRの必殺技。ディバインアームもしくはディバインブレードを360度回転させた後、敵を斬る。元ネタは眠狂四郎。リューネが時代劇オタクという設定を反映しているものと思われる。
[編集] デザイン
等身が上がりスタイルもよくなっている。
[編集] 劇中での活躍
- 第○次シリーズ
- αシリーズ
- 髪がたなびいて表情が変わるなど、グラフィッカーの土屋英寛のこだわりで、トップクラスのアニメーションとなっている。なお『α外伝』では、円月殺法の使用は、サイバスターなどの魔装機と同様にウェンディによる改修イベントを待つことになる。
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第○次シリーズ | 第2次/G - 第3次 - EX - 第4次/S - LOE - F/完結編 - CB |
αシリーズ | α/DC版 - α外伝 - 第2次α - 第3次α |
COMPACTシリーズ | COMPACT/WSC版 - COMPACT2/IMPACT - COMPACT3 |
任天堂携帯機単発 | 初代 - A - R - D - J - W |
単発 | 新 - 64/LB - MX/ポータブル - GC/XO - SC |
OGシリーズ | OG1 - OG2 - OVA - OGS - DW - 龍虎王伝奇 |
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