三段跳び
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三段跳びは、陸上競技の跳躍競技に属する種目で、助走をつけてホップ・ステップ(スキップ)・ジャンプと三回跳び、その距離を競う競技。
ホップとステップは同じ脚で連続的にすることになる。例えば、右足で踏み切った選手はさらにステップも右足、ジャンプを左足で行う。
多くの世界的・国内の主要な試合では、踏み切り板は砂場の手前の端から13m離れている。ただし、高校においては11m、中学においては9mなど、競技者のレベルに合わせて調節される。
日本の織田幹雄は1928年のアムステルダム・オリンピックで15メートル21を跳び日本人初の金メダルをもたらした。 また同じく日本の南部忠平(1904~1997)は、1932年に開催されたロサンゼルス・ オリンピックの三段跳びに出場し、15メートル72の世界記録(当時)を樹立して金メダルを獲得。さらに、1936年のベルリンオリンピックでは田島直人が16メートル00の世界記録(当時)で金メダルを獲得し日本が三連覇、その後の競技の発展に大きく貢献した。
なお、国立霞ヶ丘競技場の第4コーナーにある掲揚柱「織田ポール」の高さは、織田幹雄がアムステルダムオリンピックで記録した15メートル21センチである。
[編集] 男子
記録 | 距離 | 名前 | 所属 | 日付 |
---|---|---|---|---|
世界 | 18m29 | ジョナサン・エドワーズ | ![]() |
1995年8月7日 |
世界Jr | 17m50 | V・マイ | ![]() |
1985年6月23日 |
日本 | 17m15 | 山下訓史 | 日本電気 | 1986年6月1日 |
日本Jr | 16m29 | 中西正美 | 日本体育大学 | 1977年5月22日 |
高校 | 15m84 | 渡邉溶史 | 愛媛県立松山北高等学校 | 1997年10月28日 |
中学 | 14m58 | 小栗忠 | 浜松市立笠井中学校 | 1992年10月4日 |
[編集] 女子
記録 | 距離 | 名前 | 所属 | 日付 |
---|---|---|---|---|
世界 | 15m50 | イネッサ・クラベッツ | ![]() |
1995年8月10日 |
世界Jr | 14m62 | テレザ・マリノワ | ![]() |
1996年8月25日 |
日本 | 14m04 | 花岡麻帆 | 三英社 | 1999年10月1日 |
日本Jr | 12m97 | 村山梢 | 中京大学 | 1997年7月5日 |
高校 | 12m92 | 村山梢 | 初芝高等学校 | 1995年11月3日 |
中学 | 11m59 | 平河香 | 田原本町立田原本中学校 | 1996年4月28日 |
- 嘉門達夫の曲の中に三段跳びという曲がある
- フジテレビベストハウス123という番組の中で日本一短い曲として紹介された