乾龍介

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

アナウンサー記事に関する注意 ：文中の所属先などの内容は永続的に保証されるものではありません。正確な情報は放送局の公式Webサイトなどでご確認ください。免責事項もあわせてご覧ください。

乾龍介（いぬいりゅうすけ、1947年 4月1日 - ）は朝日放送のアナウンサー、コンプライアンス室に所属（局長職、嘱託）。

[編集] 人物

京都府生まれ、1969年大阪教育大学を卒業後朝日放送に入社。同期のアナウンサーに長沢彰彦と村田好夫がいる。毎週日曜日深夜（月曜未明）のラジオの放送終了アナウンスも担当している。また、中学校・高等学校の数学の教員免許を所持している。

[編集] 来歴

アナウンサーとして20代は主にラジオ番組で活躍。深夜放送「ABCヤングリクエスト」や「ナウ・フィーリング」に出演。また1972年（昭和47年）の朝日放送ラジオの出力増強の際には「1010カーくりげ」と称して、新たに朝日放送ラジオが聴けるようになった西日本、北陸地方などを自動車で回り、各地から取材レポートを入れる企画を一週間に亘って担当した。その後、夕方のワイド番組「おしゃべり横丁ABC～花と龍介60分～」などを担当する。

1979年 4月よりテレビ「おはよう朝日です」の初代司会を務める。ラジオの雰囲気をテレビに持ち込んだ番組として、ラジオ生番組の経験を充分に積んだアナウンサーとして起用される。全国ネットの番組がひしめく朝の時間帯に於いて、当時として新しい手法で一躍人気アナウンサーになる。この時、番組内で発した「夜勤明けでお帰りの皆さん、お疲れさまでした。これからお出かけの皆さんいってらっしゃい!」というコメントが話題になる。

1986年3月に「おはよう朝日です」を卒業。ラジオ「トヨタ・ウィークエンドパトロール」に出演。同年10月から、ラジオで夜の情報ワイド番組「乾龍介のホットポイント」を担当。若者向けの音楽・バラエティ番組が並ぶ、平日夜の21～22時台で様々な情報を伝える番組のメインパーソナリティーを1年間勤め上げる。

1989年10月からは夕方のローカルニュース番組「600ステーションABC」、続く「ABC News Report」のキャスターを務める。その後アナウンス部長を経て経営部門に異動するが、1999年には再び制作現場に復帰、1月からラジオ「毛利千代子・旅のハーモニー」のパートナーを務め、同年4月からはラジオの午前ワイド「東西南北龍介がゆく」を2003年 9月まで担当した。番組終了後、編成局コメンテーターを経て、現職に。大の映画通で朝日新聞主催の映画選考委員を務めるほか、奈良県奈良市のコミュニティ放送局「ならどっとFM」で月1回「乾龍介の映画試写室」のパーソナリティーを務めている。2007年 4月に定年を迎えたが、現在も在籍。