京都市営バス五条営業所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
京都市営バス五条営業所(きょうとしえいばすごじょうえいぎょうしょ)は、京都市右京区にかつて存在した京都市営バスの営業所である。みぶ操車場を経由する循環系統、右京区北部(宇多野・御室地区)と市内中心部を結ぶ路線、京都駅を起点とする均一系統を受け持っていた。また京阪バスと共同運行している定期観光バスの車両も在籍していた。2003年1月23日に梅津営業所に統合される形で廃止された。跡地は、日本通運の営業所となっている。なお、実際に五条営業所の土地を購入したのはロームだが、日本通運と土地を交換したことで営業所が移転した。
目次 |
[編集] 沿革
- 1961年10月16日 - 京都市営バス五条営業所を開設する。
- 1976年3月31日 - 同日限りで16号系統をツーマン運行からワンマン運行に切換。同じくツーマン運行の23,33,63系統をワンマン車使用の前乗り後降りツーマンカーに変更。
- 1977年9月30日 - 同日限りで23,33,63系統をワンマン化。京都市営バスの一般路線バスのワンマン化達成。
- 1979年5月21日 - 八条営業所、北野支所の廃止、洛西営業所の開設に伴い、担当系統が変更となる。担当系統は、10、10甲、16、25、26、(旧)47、59、66、71、77、201、205である。
- 1981年5月29日 - 地下鉄烏丸線開業に伴う路線再編により、担当系統が変更となる。この時の担当系統は、10、16、26、59、66、71、84、201の各系統である。
- 1982年 - 84号系統を梅津営業所に移管する。52号系統を梅津営業所から移管する。
- 1983年11月1日 - 71号系統を梅津営業所に移管する。50号系統を三哲支所から移管する。
- 1986年3月31日 - 24号系統を梅津営業所から移管する。
- 1988年6月11日 - 16号系統を廃止する。75号系統を九条営業所から、78号系統を横大路営業所から、それぞれ移管する。
- 1989年7月1日 - 24号系統を梅津営業所に移管する。
- 1997年6月4日 - 6号系統を梅津営業所から移管する。
- 1997年10月12日 - 6号系統を梅津営業所に移管する。52、66の各系統を廃止する。急行101号系統を新設する。
- 2001年3月24日 - 五条営業所廃止を見越し、75、急行101、201の各系統を梅津営業所に移管する。50号系統を九条営業所に移管する。
- 2003年1月23日 - 五条営業所が廃止となる。この時担当していた10、26、59、78、急行100の各系統は、すべて梅津営業所に移管となる。
[編集] 廃止時所管路線
[編集] 10号系統
[編集] 26号系統
[編集] 59号系統
[編集] 78号系統
[編集] 急行100号系統
[編集] 撤退路線
[編集] 16号系統
[編集] 23号系統・33号系統・63号系統
[編集] 24号系統
[編集] 旧47号系統
[編集] 50号系統・52号系統
[編集] 66号系統
[編集] 71号系統
[編集] 75号系統
[編集] 84号系統
[編集] 急行101号系統
[編集] 201号系統
[編集] 車両
1981年5月以降、一般路線用車両はシャーシはいすゞ自動車製のものに統一された。五条御前通(最寄停留所:市民病院前)にあるガススタンドに近いため、天然ガスバスが配置されていたが、営業所廃止後、梅津営業所に転属となった。
京都市営バスの中で最後までツーマン運行路線を担当していた営業所であったことから、前中ドア式のワンツーマンカーが1983年まで3両在籍しており、66号系統で使用されていた。
また、五条営業所には定期観光バス用の車両も配置されていた。一般路線用と異なり、かつては三菱ふそうトラック・バス製、日野自動車製の車両もあった。またチンチンバス(急行100号系統、急行101号系統、後の洛バス)の所轄営業所でもあった。営業所廃止後、いずれも梅津営業所に転属となった。
[編集] 関連項目
カテゴリ: バス関連のスタブ記事 | 画像提供依頼 | 京都市交通局