京都精華大学
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京都精華大学
大学設置 | 1968年 |
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創立 | 1979年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人京都精華大学 |
本部所在地 | 京都府京都市左京区岩倉木野町137 |
キャンパス | 上記本部所在地 朽木学舎 丹後学舎 |
学部 | 芸術学部 デザイン学部 マンガ学部 人文学部 |
研究科 | 人文学研究科 芸術研究科 |
ウェブサイト | 京都精華大学公式サイト |
京都精華大学(きょうとせいかだいがく、英称:Kyoto Seika University)は、京都府京都市左京区岩倉木野町137に本部を置く日本の私立大学である。1968年に設置された。大学の略称は精華大、精華など。
目次 |
[編集] 概観
[編集] 大学全体
1968年に現在の所在地に開設された、京都精華短期大学を前身とする4年制大学。現在は、芸術学部・デザイン学部・マンガ学部・人文学部、ならびに芸術研究科・人文学研究科の4学部・2研究科を構える。
[編集] 建学の精神(校訓・理念・学是)
教育理念は、「自由自治」「国際主義」「凝集教育」「人間形成」。これらの理念は現在にも引き継がれ、例えば大学主催の学園祭「木野祭」に加え、学生主催の学園祭「五月祭」が開催されるといったかたちで実践されている。また、大学設置当初より、公式な校歌・校章・校門の類を制定・整備しないことを貫いている。(ただし近年は、セキュリティ上の必要性から校門ならびにセキュリティゲートを整備している。)
[編集] 教育および研究
日本で初めてのマンガ学部を設置した大学として知られている。 とりわけ2000年以降、文部科学省の「私立大学学術研究高度化推進事業(オープンリサーチセンター)」として学外に設置された「京都精華大学表現研究機構」内にマンガ文化研究所を、また京都市と共同運営するかたちで「京都国際マンガミュージアム」を開設・運営するなど、文化・表現メディアとしてのマンガの研究・収集・保管・展示に力を入れている。
また2004年には、本学における教育活動の発展と向上を目的に、学内に教育推進センターを設置した。 ここでは、ISO14001認証を受けている本学キャンパスを活用した、新しい教育システムの研究や、EMS構築支援活動を通しての「自立した学習者」の育成プログラム、そのほか本学の所在地である地元・京都の伝統産業や地場産業と連携した教育実践プログラムなどが提供されている。 なお、これらの活動は、複数回にわたって文部科学省の大学教育改革支援事業である「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」に採択されている。
[編集] 沿革
[編集] 略歴
1968年、形骸化した学問の自由と大学の自治の回復を目的として、故・岡本清一初代学長を中心に、現在の所在地に京都精華短期大学を開設。当初は、英語英文科と美術科のみの短期大学としてのスタートであった。
1979年、美術学部を開設。同年、短期大学美術科を廃止。10年後の1989年には人文学部を開設すると同時に、短期大学英語英文科を廃止。1993年には大学院を設置するなど、4年制大学としての拡充に努めている。
[編集] 年表
- 1968年 京都精華短期大学開設
- 1979年 京都精華大学美術学部開設、短期大学美術科廃止
- 1989年 京都精華大学人文学部開設、短期大学英語英文科廃止
- 2000年 芸術学部にマンガ学科、人文学部に環境社会学科を開設
- 2001年 表現研究機構を開設、文字文明研究所・マンガ文化研究所・映像メディア研究所を置く
- 2003年 人文学部に社会メディア学科・文化表現学科を開設
- 2004年 環境ソリューション研究機構を開設、環境ビジネス研究所・環境建築研究所・環境マネジメント研究所を置く
- 2006年 デザイン学部、マンガ学部を新設
[編集] 教育および研究
[編集] 組織
[編集] 学部
- 芸術学部
- 造形学科(洋画コース・日本画コース・立体造形コース)
- 素材表現学科(陶芸コース・テキスタイルコース)
- メディア造形学科(版画コース・映像コース)
- デザイン学部
- ビジュアルデザイン学科(グラフィックデザインコース・イラストレーションコース・デジタルクリエイションコース)
- プロダクトデザイン学科(プロダクトコミュニケーションコース・インテリアプロダクトコース)
- 建築学科(建築コース)
- マンガ学部
- マンガ学科(カートゥーンコース・ストーリーマンガコース)
- アニメーション学科(アニメーションコース)
- マンガプロデュース学科(マンガプロデュースコース)
- 人文学部
- 社会メディア学科
- 環境社会学科
- 文化表現学科
[編集] 大学院
- 人文学研究科(大学院修士課程)
- 芸術研究科(大学院博士(前期・後期)課程)
[編集] 付属機関
- 環境ソリューション研究機構
- 環境ビジネス研究所
- 環境ビジネス研究所
- 環境マネジメント研究所
- 表現研究機構
- 文字文明研究所
- 国際マンガ文化研究所
- 映像メディア研究所
- 教育推進センター
- 日本語リテラシー教育部門
- 導入教育部門
[編集] 研究
- 私立大学学術研究高度化推進事業(オープンリサーチセンター)
- 国際マンガ研究所
- マンガ資料の体系的収集と整備
- マンガの学際的・総合的研究
- マンガ活用モデルの研究開発
- マンガミュージアムによる研究成果の社会還元
- 国際マンガ研究所
[編集] 教育
- 特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)
- 自立した学習者による社会貢献の実践教育(2004年度採択)
- 伝統産業を軸とした地域連携教育の実践(2005年度採択)
- 考えるための『日本語リテラシー』教育(2006年度採択)
[編集] 施設
[編集] キャンパス
[編集] 学外施設
- 朽木学舎
- 丹後学舎
[編集] 対外関係
[編集] 他大学との協定
- CUMULUS(ヨーロッパ美術デザイン大学連合)に加盟。
- CUMULUSとは、加盟校ネットワークを活かした共同研究や産学連携を目的に、ヨーロッパの美術・デザイン系大学が中心となって組織された、国際的な美術大学連合である。日本からは、京都精華大学が初めての加盟校となっている。
- 大学コンソーシアム京都に加盟。
[編集] 著名な教員
- 杉井ギサブロー(アニメーション監督、マンガ学部アニメーション学科教授)
- 小川博司(アニメーション原画・作画監督、マンガ学部アニメーション学科教授)
- くずおかひろし(アニメーション監督、マンガ学部アニメーション学科教授)
- 前田庸生(CGディレクター、マンガ学部アニメーション学科教授)
- 富野由悠季(アニメーション監督、マンガ学部アニメーション学科客員教授)
- りんたろう(アニメーション監督、マンガ学部アニメーション学科客員教授)
- 竹宮惠子(漫画家、マンガ学部マンガ学科教授)
- やまだ紫(漫画家・エッセイスト、マンガ学部マンガ学科教授)
- 板橋しゅうほう(漫画家、マンガ学部マンガ学科教授)
- さそうあきら(漫画家、マンガ学部マンガ学科助教授)
- 六田登(漫画家、マンガ学部マンガ学科客員教授)
- 林律雄(漫画原作者、マンガ学部マンガプロデュース学科教授)
- 浅葉克己(アートディレクター、デザイン学部ビジュアルデザイン学科客員教授)
- タナカカツキ(漫画家・映像作家、デザイン学部ビジュアルデザイン学科客員教授)
- 山本容子(版画家、デザイン学部ビジュアルデザイン学科客員教授)
- コシノジュンコ(ファッションデザイナー、デザイン学部建築学科客員教授)
- トム・メイン(建築家、デザイン学部建築学科客員教授)
- 筒井洋一(NPOと情報とリテラシーに関する研究、人文学部社会メディア学科教授)
- 西研(哲学者(社会哲学・現象学)、人文学部社会メディア学科助教授)
[編集] 著名な出身者
- 新川洋司(アートディレクター、コナミ『メタルギアソリッド』シリーズ、『Z.O.E』シリーズ)
- Falcoon(イラストレーター、SNKプレイモア『KOF MAXIMUM IMPACT』プロデューサー)
- はまのゆか(イラストレーター、村上龍『13歳のハローワーク』イラストレーション)
- タナカカツキ(漫画家、映像作家、本学デザイン学部ビジュアルデザイン学科客員教授)
- イダタツヒコ(漫画家)
- おーなり由子(絵本作家)
- 劉優貴子(翻訳家(短期大学部卒))
- スムルース(ミュージシャン)
- 大西浩仁(ちゃらんぽらん)(漫才師)
- 山口馬木也(俳優)
- 中島知子(オセロ)(お笑い芸人・女優)
[編集] 備考
本学創立当初の理想と現実・試行錯誤などについては、現・デザイン学部建築学科の視点から著されている『建築家の学校 ~京都精華大学の実験~』(1997年 住まいの図書館出版局)ISBN 978-4795221260を参照されたい。