仮面のメイドガイ
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『仮面のメイドガイ』(かめんのめいどがい)は、赤衣丸歩郎(あかい まるぼろう)の漫画作品。
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[編集] 概要
富士見書房の雑誌「月刊ドラゴンエイジ」で2004年12月号より連載を開始し、現在も連載中。
この作者の、商業デビュー作品である。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 作品概要
主人公・富士原なえかは、17歳の高校生。大財閥総帥の直系、すなわち数か月後に18歳となった暁には、大財閥のすべてを相続する第一権利保有者となる。
そのため、本人が知らないところで、財産の簒奪をもくろむ者たちから命を狙われる立場となっている。
これに対し、大財閥の現総帥にしてなえかの祖父、大富士原全重郎は、愛する孫を守るため、2人のメイドを遣わした。1人は美人にしてしとやかなメイドの鑑、フブキ。そしてもう1人は……メイドの概念を根底から覆す、熱き魂を持ち(=暑苦しい)、筋骨隆々とした(=さらに暑苦しい)、その素顔を仮面で隠した(=怪しさ猛爆発の)漢メイド、コガラシであった!!
本来ならば絶対服従でうやうやしく接すべき「ご主人様」であるなえかに対しても「貴様」呼ばわりする無敵漢・コガラシの「ご奉仕」という名のすさまじい嵐が、いま吹き荒れる!!
基本的にはスラップスティックなギャグ色が色濃く、またさまざまな作品のパロディが散見される。
異質な主人公ながらもメイド漫画として第一級の評価を得ており、コガラシはある意味最も有名なメイドである。
[編集] 主な登場人物
- 富士原 なえか(ふじわら なえか)
- 17歳の高校生。私立秀峰制覇学園2年C組、女子剣道部所属(副主将)。
- 体格は普通だが、胸は学校でも屈指の巨乳。バストは88cm(単行本第1巻の実力考査テスト時点の自己申告による。まだ成長途中らしい)、ブラジャーは少なくともDカップ以上。
- ずば抜けた視力を誇る。周囲の友人たちが気づかないうちに、流れ星を見つけられるほど。
- 大富士原財閥総帥・大富士原全重郎直系の実孫。本人は知らないが、18歳になれば、財閥の全財産(もちろん巨額である)を相続する権利を持つことになる。
- 金持ちとしての生活は自分をダメにすると思っており、弟と2人で一般庶民レベルの生活をしている。
- 家事全般がまったくダメで、フブキたちが来るまでは、自宅は近所でも有名なゴミ御殿であった。
- 性格はそれなりに常識人だが、周囲に振り回されることが多い。
- 学業の成績は、体育実技以外は低空飛行。赤点寸前で補習を受けることになり、剣道大会を欠席したこともある。
- 部活動は「ダイエットの一環」と思っているらしい。ただし、剣の腕は各種大会で好成績を収め、団体戦では大将を務めるほど。
- 寝起きが非常に悪い。目覚まし時計が数十個同時に鳴っても、なかなか目を覚まさない。
- ダイエット週間を主導した本人なのに、ただ1人だけ2kg増となり失敗した。
- 先述の通り学業の成績、特に理数系は最悪で、実力考査テストでは29点の赤点を取る。その原因は主に『栄養が胸に行っているため、脳が成長しない』とされており、鋼鉄製のサラシを巻いて胸を押さえることにより、数学の再テストで61点を取って補習を回避した。
- 宇宙人・アイレレに憑依され、心臓が「奇特なこと」になったことがある。
- 正義・大義が大好き。「義を見てせざるは勇なきなり」を地で行く。
- コガラシ
- 自称「メイドガイ」。メイドではあるが、大柄で鍛え上げた身体を誇る、暑苦しい男。
- 「男は強くたくましくあるべき」というなえかの好みに合わせ、なえか専属のメイド兼ボディーガードとして、全重郎が富士原家へ派遣した。
- 口調は、メイドとは思えないほど横柄で、誰に対しても「貴様」を使う。
- エプロンドレスのような服に身を包んでいるが、ノースリーブの袖口やスカートの裾はフリルの代わりにジグザグのカットで凶悪さを演出、筋骨隆々とした腕をむき出しにし、カフスの代わりに鎖つきのブレスレットを装着。手の爪は動物のごとく鋭くとがり、黒のマニキュアを塗る。口には猛獣の牙のようにとがった歯が並ぶ。常に顔の上半分を白銀色の仮面で隠し、長い黒髪をふり乱す、阿修羅のごとき姿。
- もちろん「ご主人へのご奉仕」が仕事だが、いつもよけいなことをしてはフブキにツッコまれたり、なえかに怒られることが多い。
- 自ら「不死身」を名乗っており、実際フブキやなえかに半殺しの目に遭わされても(死亡したこともあった)、しばらくすると完全復活する。
- なえかの追試を中止させるべく、学校を爆破したこともある。
- いろいろと謎が多い人物。5感どころか37もあるという「メイドガイ・センス」や、かつて戦場で傭兵をしていたとか、その手の噂にはこと欠かない。
- マサチューセッツ工科大学(MIT)で、数学科の教鞭をとっていたこともある(これは事実らしい)。
- 笑い声は、不気味極まりない「クククク……」である。
- 弱点は「緊箍(きんこ)」という笛の音。遠くからでも数秒間聞かせれば気絶し、至近距離から十数秒間連続して聞かせれば絶命するという(西遊記の緊箍児が元ネタだが効果はそれよりさらに凶悪)。
- 富士原 幸助(ふじわら こうすけ)
- なえかの実弟。中学生である。
- 体重80kgのぽっちゃり体形。メイドさん大好きなオタクである。性格は素直で、なえかよりも常識人。が、メイドさんの王国「メイドキングダム」の存在を本気で信じているなど、少々ゲームに毒された所もある。
- 大量の美少女フィギュアや、美少女ゲームを持っている。
- なぜか、アダルト向けの美少女ゲームソフトを購入できる。
- 愛用のプリンタに、女の子の名前をつけている(しかし実際は男だったらしい)。
- なえかに万一のことがあった場合、いずれは財閥の財産を継承する権利を持つ。
- サウナに入ると、普通の体格にまで痩せる(重量差は約28kg)。痩せた時の顔は驚くほどさわやかで美形。その時は、姉のなえかですら驚愕するほど。ただし、大量のコーラを飲むと元に戻る。どうやら重度の水太りらしい。
- 彼の信じているメイドさんの王国「メイドキングダム」は、実在していたらしい。
- フブキ
- スペシャル・メイド・エージェント。メイドキングダム出身のメイド。美人であり、胸もかなり大きい。バストサイズは不明だが、Dカップ以上らしい。19歳。
- エージェントとしての特殊な訓練を受けていて、護身術や格闘技は達人クラス。本人曰く「呪術や医療に関してはコガラシよりも上」。
- コガラシとともに、こちらは幸助専属のメイド兼ボディーガードとして、全重郎が派遣した。もちろん、幸助の好みを十分に考慮した人選である。
- 当初は常識人のように見えていたが、コガラシに影響されたのか、元々そうであったのか、次第にギャグキャラとしての立場を確立しつつある。
- 毛糸のパンツを愛用しているらしい。
- 「メイドガイ・テイマー」であり、コガラシの上司のはずだが、コガラシには振り回されることの方が多い。
- 理想体重を2kgオーバーしていたが、なえか主導のダイエット週間の効果で3kgの減量に成功した。
- コガラシに「ドジっ娘メイド」呼ばわりされた。それは次第に広まり、今やご近所やその周辺にまで「ドジっ娘メイド・フブキ」の名が知れ渡っている。
- 祖母にしてメイド学校の教官でもあったアラシに「ドジっ娘メイド」と呼ばれていることを知られ、地獄の再特訓を受けるハメになる。その中で、ただのドジではないことを知られてしまい「だめっ娘メイド」に呼び名を変えられそうになった。
- 富士原家において「ミス・アンタッチャブル」なる異名がつくほどに肌の露出を極力避けていたのだが、それは冷え性のために常日頃から愛用している純白のハラマキ(本人曰く“ウエストウォーマー”)の存在を隠す為であったことが判明した。
- 服の中に大量の暗器を隠し持っており、体重と合わせると85㎏の重さがある。コガラシに対しては、主に釘バットを使用する。
- 酒を飲むと服を脱ぐ癖があるらしい。普段は上品がモットーらしく、「黙れ」や「馬鹿」と言う言葉にすら「お」を付けるほど。
- 都合が悪くなった時の逃げ足は速く、コガラシをして「メイドガイ・バッジ3点分に相当する」と言わしめた。
- コガラシを始め、他キャラの暴走を叱る時の決めゼリフは「このお馬鹿ーーっ!!」。
- 商店街の男性店主を中心に結成された親衛隊「商店街フブキたん親衛隊・ガーターベルト騎士団」がある。
- 大富士原 全重郎(おおふじわら ぜんじゅうろう)
- なえかや幸助の祖父。大富士原財閥の総帥。使用人や敵などからは「御前」と呼ばれる。
- 親バカならぬ爺バカで、孫たちを溺愛している。なえかが大会に出場するとなると、その会場に観戦用の特別室を造らせてしまうほど。
- 富士原家が「ゴミ御殿」としてテレビ放映されそうになった時は、取材したテレビ局ごと番組をつぶした。
- 自邸には、多数のメイドを雇っている。もちろん、全員が美人である。
- 特に幸助とは趣味が合うようで、仲がよい。富士原家にコガラシとフブキを送り込んだ張本人。
- ハウスメイドのアラシと婚約した。この際、なえか達も連れて自分専用熱海(南海の孤島)へ婚前旅行へ行った。
- アラシ
- メイド学校の教官で、メイドマスターの称号を持つメイド。正体はフブキの祖母であり、軽く半世紀以上生きているのに永遠に16歳の姿を保ち続ける化物のような女性。通称「常若(とこわか)のアラシ」。コガラシや氷柱花など、古くからの知人は「常若」と呼ぶ。
- 全重郎と婚約しており、近い将来にはなえか達の義理の祖母となる予定。全重郎とはラブラブであり、なえかが呆れるほどである。
- フブキはメイド学校の教え子でもあり、ご近所にまで「ドジっ娘メイド」と呼ばれていることを知り激怒、フブキの再特訓を行う。
- 戦闘能力はフブキよりも格段に上。フブキが全力で投げナイフを投擲しても、服にかすらせるのがやっとである。メイド柔術なるものを習得しており、得意技は「山嵐」。座った状態からの「座り山嵐」も撃てる。
- 全重郎の趣味で、少々作りのしっかりしていない下着を着けており、フブキとの勝負ではそこを突かれて敗北した。
- 彼女の前で、5文字からなるワード(おばあさま)は禁句であり、うっかり口にした者はきつい折檻を受けることになる。
- 怪盗メイド服(かいとう めいどふく)
- メイドグッズ、それも歴史的に貴重とされるものばかりを狙って盗む、凄腕の怪盗。
- 目撃者は多いが、その顔はもちろん姿を写真に撮られることがなかった。しかし、秀峰デパートの美術館に忍び込んだ時、監視カメラにその姿を初めて撮られた。
- 盗みの時、よくドジをするので「凄腕ドジッ娘大怪盗」の別名をつけられ、国際指名手配されている。
- その正体は、フブキの実母(つまりアラシの実娘)。その姿はフブキとそっくりで、顔もプロポーションもほとんど同じ。19歳の娘がいる母親とは思えない若さを保っている。
- プロポーションが同じで、ドジっ娘という共通点のため、フブキが怪盗メイド服であると誤解され、逮捕されそうになった。
- かつて、フブキの名をかたって、フブキのクラスメイトとデートしたり、ミスコン荒らしをしたことがあるらしい。比較的常識人のフブキとは性格が正反対だが、レベルは同じとはコガラシの評。
- 氷柱花(ひょうちゅうか)
- 奥州メイド忍軍の御頭の1人。シズク・ツララの上官。
- コガラシのものとは形状が違うものの、同様に顔の上半分を隠す白銀色の仮面を常に着けている。漆黒のストレートロングヘアー。
- 極めて厳しく冷酷な性格で、部下の失態・失敗には厳罰をもって処する。
- メイド服のスカートは、古式ゆかしいロングスカート派。誤ってミニスカート姿のまま出現したツララに対し、静かに激怒していた。
- アラシとは、古い知り合いらしい。
- 雪月花(せつげっか)
- 奥州メイド忍軍の御頭の1人。氷柱花とは意見の相違が多く、忍軍内で敵対している。
- 明るい茶髪のショートヘアー。常に、十字星の紋様がついた額当てを着用している。この十字星の中心には、高解像度の超小型デジタルカメラが内蔵されている。
- 外見は、少年かと見間違うほどボーイッシュ。自称も「ボク」。
- メイド服のスカートは、ミニスカート派。氷柱花の留守中に、メイド忍軍を全員ミニスカート化しようとした。
- 富士原なえか“乳”ファンクラブ(ふじわらなえか・ちち・ふぁんくらぶ)
- 私立秀峰制覇学園・男子剣道部の3名。全員、目も言動もイッチャッてるアブナい人たち。
- なえかの巨乳に魅せられた漢どもで、「なえかの胸を思う存分揉みしだくこと」を目的として、なえかに剣道勝負を挑んだり、なえか(の胸)を「一千万円で買い取り」しようとした。
- とにかく、なえかの胸の話となると、どこからともなく3人まとめて出現する。
- 剣道の腕は、はっきり言って弱い。“乳”の文字が入ったハチマキを着用している。
- とは言え、一応は一般的な常識も持ち合わせている。
- 乳リーダー(ちち・りーだー)
- “乳”ファンクラブのリーダー。黙っていればイケメンで、一度はなえかの心のシーソーが傾きかけたことがあるほど(しかし、フブキにより阻止された)。工事現場でアルバイトをしている。
- 記憶喪失になったり、宇宙人ダダース・ベベイダーに憑依されたりした。
- 荒屋敷 吉江(あらやしき よしえ)
- 修験道高校2年。剣道部所属。人呼んで「女子剣道界の武蔵坊」。
- 「県北の暴れ熊」や「人とゴリラのハーフ&ハーフ」と呼ばれ、恐るべき体格と体力を誇る。
- 3年前の中学校剣道の県大会の時、なえかに男呼ばわりされて激怒、しかしなえかの竹刀の先が袴に引っ掛かって袴が脱げ、さらに運が悪いことに当日はたまたまパンツのゴムがゆるんでいたために……大変なことになった。もちろん、棄権負け。3年間、姿を隠していたが、その間は山にこもり「打倒なえか」のため修行していたらしい。その恨みはすさまじく「叩きのめした上、丸裸で観客席に放り込む」と叫んでいた。
- 修行の後は、1本3,500円の特製赤マムシドリンクを飲むことで、通常の3倍の力が出せるようになった。この時は、巨体がさらにふくれ上がり、舌は細く伸びて先が2つに割れ、その背後には大蛇の姿が見えるという。まさに人外魔境の怪獣である。
- 高校県大会での決勝戦では、コガラシの謀略により乱闘騒ぎを起こして反則負けとなった。
- なえかを呼ぶ時は、恨みが込められているのか「ぬぁぇか」と発音する。
- 龍玉神社の神に全裸を披露したが、神の不興を買い落雷の直撃を受けた。
- エリザベス・K・ストロベリーフィールド
- なえかのクラスに転校してきた天才少女。英国からの帰国子女である。通称「リズ」。
- 13歳だが、優秀なため飛び級して高校2年になっている。
- コガラシのスキャンによると、身長130cm、体重28kg。スリーサイズはB61/W55/H66。左脇腹に、変わった形のほくろがある。
- 髪は金髪で、チェック柄のリボンでツインテールにしている。
- パラソルを使った「胡桃割りフルーレ」という必殺技を持っている。詳細は不明だが、男性にのみ効果のある技らしい。
- 「無駄にでかい物」が大嫌い。なえかの胸を「見苦しい、目障り」と断じた。
- なえかに決闘を申し込んだ。さらに、なえかを本気にさせるため、なえかの胸の写真(下着姿や入浴中)を、あろうことか「富士原なえか“乳”ファンクラブ」に売りつけようとした。
- 正体は、なえかの命=財閥の財産を狙う者の実行部隊らしい。
- カラスにトラウマがあり、カラスに関する悪夢を見ると必ずおねしょをしてしまう。
- かなりのブラコンだが、兄のヘンドリックは巨乳フェチのため、自分に興味を持ってくれないのが最大の悩み。
- 巨乳フェチのヘンドリックの蛮行を阻止すべく、額にいちご柄のついた仮面をかぶり「怪傑・いちご仮面」と名乗って、なえかや女子剣道部の面々の前に現れたりした。
- ヘンドリック・K・ストロベリーフィールド
- リズの兄。ブロンドの長髪で、美形。
- 「魅惑の魔眼」を持ち、視線だけで女性のハートを射止め、意のままに操ることができる。その実は「瞳術」(どうじゅつ)という、瞬間催眠能力。
- 乳ファンクラブに匹敵するほどの巨乳フェチ。縁日でなえかに逢ったが、乳ネタを出したため、なえかのアッパーを食らった。
- なぜか産休になった2年C組担任(江林木 - えりんぎ、50歳過ぎの初老男性教師、担当は数学、さらに剣道部顧問)に代わり、2年C組の担任になる。さらに不思議なことに、担当教科は英語。
- 担任就任の直前に、担当クラスの巨乳女子生徒のみ家庭訪問をしていた。
- もちろん、江林木に代わり剣道部の顧問にも就任する。なえかを「美しき胸の君」と呼び、自分の(結婚を前提とした)彼女にしようとする。
- さらに、生徒会顧問にも就任。生徒会長・ネロ秀の暴走を「女の子が美しくなることなら」と無条件認定(ただし眼鏡っ娘属性はないらしい)。
- シズク
- 奥州メイド忍軍に所属するメイド忍者。当初はエリザベス専属だったが、後に小富士原家に仕える。忍者としては下忍。少しドジで、忍者の技も未熟。コガラシに「敵方のドジッ娘メイド」と呼ばれた。
- 彼女たちの先祖は遠い昔、支倉常長率いる忍者部隊が、奥州へと連れ帰ったメイドさんらしい。
- 数々の任務失敗を経て、処刑されそうになったりメイド喫茶に飛ばされたりしている。
- ツララ
- シズクの双子の姉で、21歳。
- シズクと同じく、当初はエリザベスに、後に小富士原家に仕えるメイド忍者。忍者としては中忍で、シズクより技ははるかに上。
- メイドガイ・フリーズヴォイスが効かない。
- 細いツリ目で、自ら「殺し屋のような目つき」と言うほど。シズクと同じ年齢とは思えないほど「妖艶で危険な、大人の女」の雰囲気を漂わせている。大富士原邸に潜入した時、ツララを目撃したなえかは「30~40代」と証言した。
- 胸のサイズは、若干だがシズクに負けている。
- 外見に似合わず、パステルピンクのフリルつきパンティを愛用する。
- 田原坂 沙希(たばるざか さき)
- なえかの学校の後輩(剣道部ではない)で、1つ年下の16歳。
- なえかに激しくあこがれる眼鏡っ娘。もちろんレズである。
- なえかに匿名でラブレターを出し、待ち合わせ場所に来たなえかともども、コガラシが作った巨大な落とし穴(地下の体育用具室)に落ち、その奥にコガラシが用意した豪華なベッドで、なえかと何やらやったらしい。
- なえかの全裸シーンを撮影すべく、富士原家の浴室をビデオカメラで覗こうとしたが、コガラシに阻止された(その際、30分間強制的にうおまつ店主の入浴シーンを観せられた)。また、女子更衣室に忍び込みなえかの下着を盗もうとしたが、コガラシのメイドガイ・フリーズヴォイスによって半裸のまま放置された。
- 和泉 英子(いずみ えいこ)
- 女子剣道部の部員。なえかと違い、胸は薄め。「乙女2号」とも。
- 一部で意外な人気を得ているらしい。
- 平野 美和(ひらの みわ)
- 女子剣道部の部員。英子と同じく、胸は薄め。「力と技のV3」とも。コガラシを「師匠」と仰ぐ。
- ムラサキのひも
- 富士原家のご近所に出没した下着泥棒グループ。
- 富士原家に忍び込んだ時、コガラシが仕掛けていたトラップに引っ掛かり御用となった。捕まったのは、3人組である。
- 彼らによると、なえかの下着は「頭弱そうな巨乳美少女」のものとして末端価格7万円、フブキの下着は「町内一の美人」のものとして末端価格数百万円らしい。
- 団長が別にいる。3人組が捕まったため、警察に追われているが、まだ捕まっていない。
- 団長はそれなりの報酬(下着)を払えば下着ドロの情報を教えてくれたりもする。その際に領収書を切るほど律儀な人物。
- 商店街フブキたん親衛隊・ガーターベルト騎士団(しょうてんがいふぶきたんしんえいたい・がーたーべるときしだん)
- 商店街の、主に暑苦しいオヤジ店主たちを中心に結成された、熱烈なフブキ・ファンクラブ。
- 団長は、パン屋「パンの出崎」の店主(もとプロボクサー)。
- 団員は、魚松マグロの他、ラーメン店「豚王」の店主、書店の店主、理髪店の店主、板前、郵便配達員など。
- 魚松 マグロ(うおまつ まぐろ)
- 商店街の鮮魚屋「うおまつ」の店主。毎日早朝、築地から商品の鮮魚を仕入れている。
- コガラシに強制訊問され、怪しい少女のパンツの柄を覚えていたため「好色オヤジ」と呼ばれた。
- 胸毛が非常に濃い。入浴中でも、店名入りの帽子を着用している。
- もちろん「商店街フブキたん親衛隊・ガーターベルト騎士団」の団員。
- 巫女
- 龍玉神社の巫女。名前は不明。コガラシとは、過去に「ご奉仕仲間」だったらしい。コガラシを「ガイ」と呼ぶ。
- コガラシが「魔性の女」と評するほどの能力者。神と紙と筆を使って交信(文通)できる。
- 紺色のロングヘアーに、巫女らしい落ち着いた風貌。下着は着用しない。
- 作中の主要キャラの中では3番目に胸が大きい(人外魔境の荒屋敷は除く)が、妹の若紫曰く「(物を)挟めるほど大きくない」。
- 若紫(わかむらさき)
- 龍玉神社の巫女の妹で、自身も巫女。ただし、まだ能力(というか身体の成長)は不十分。
- 姉と同じく、コガラシを「ガイ」と呼び、神とスケッチブックを使って交信できる。髪はおかっぱ。
- どう見ても年端も行かない幼女だが、他人を「こわっぱ」と呼ぶことがある。
- 小富士原 侘び介(こふじわら わびすけ)
- 大富士原財閥分家の頭領。小富士原商事の社長。大富士原財閥の財産継承権権利を保有するが、序列は末席。自称「財閥No.2」だが、しょせん自称に過ぎない。
- 痩せた細面に口ひげを生やし、いかにも貧相で狡猾な感じの男で、その外見通りの小物。髪は左右で天を突くようにとがった形で、コガラシをして「小物にしては強気」「並々ならぬ野心を感じる」と言わしめた。
- 全重郎の70歳の誕生日パーティーの会場で、なえかと幸助の誘拐を企てたが、コガラシたちの策略で阻止された。
- シズクとツララを社員扱いで雇い入れる。
- 血を見ることを嫌う。
- 小富士原 ネロ秀(こふじわら ねろひで)
- 私立秀峰制覇学園理事長の息子で、その立場を使い生徒会長にのし上がった。幸助なみに太っている。
- 唇が分厚く、ツリ目。髪が左右で上方にとがり、2本角の鬼のような顔貌。重度の眼鏡っ娘フェチ。
- 自らのダイエットのため、購買部から甘味関係の飲食物を撤去させたり、自らの趣味で「女子のスカートを短くさせる」とか「コンタクトレンズ禁止」などの暴挙を実行した。
- 学園祭で、校舎を巨大アトラクション「魔王城」(入場料700円)とし、なえかをはじめとする女子運動部連合(こちらは体育館全体を使用)の「メイド喫茶名店街」(フブキ指導によるメイドさん200人)に対抗した。当初は閑古鳥が鳴いていたが、コガラシから受け取った怪しい仮面を着用した途端に、魔王「メイドガイ・ネロ」となり、学園の美少女ベスト10やフブキを捕らえて「姫」とし、自らを倒した勇者への報酬に、姫のキスを与えるとして、いきなり人気を得た。
- なえかとは遠い血縁者であり、幼い頃からなえかにいらんちょっかいを出しては(主に股間に)逆襲を受けている。なえかが巨乳となってからは「胸デブ」と呼び、さらなる怒りを買っている。
- 侘び介との関係は不明だが、姓が同じであり、髪型や性格の相似から、かなり近い血縁者と思われる。
- 鯨岩 真澄(くじらいわ ますみ)
- 出銭総合銀行・秀峰支店の支店長。ツリ目に眼鏡の「キャリア・ウーマン」風。東大卒。自称「出銭銀行本来の頭取、鯨岩・エリート・真澄」。
- 本店に無断で、秀峰支店に魔改造を施した。その費用は偽造書類で本店をだまして入手、支店改造予算の7万%が注ぎ込まれている。
- 秀峰支店の預金はすべて、自分の出世の軍資金として、賄賂などに使っているらしい。
- ちず江には、なぜか「お姉様」と呼ばれている。
- 富田林 ちず江(とんだばやし ちずえ)
- 出銭総合銀行・秀峰支店の窓口嬢。27才。銀行強盗騒動の時、なえかを強盗と思い込み、札束を渡した。
- その後、3か月間も無休で張り番を担当。特殊武器をもらって「銀行強盗迎撃嬢」になっている。
- 得物は「ガトリング100」。最大換金速度3千円/sec、有効射程20mの「射出式100円玉両替機」。
- 水無瀬 由里(みなせ ゆり)
- 私立秀峰制覇学園の生徒会副会長。ストレートのロングヘアーで、眼鏡をかけた才女。
- 正体は、小富士原家に代々仕える「ご奉仕一族」の末裔で、ネロ秀の専属メイド。
- ネロ秀の馬鹿さ加減には心底あきれているが、そのフォローも仕事なのであきらめている。意外と苦労人。
- 顎張(あごはり)
- 国際警察・日本支部の警部。怪盗メイド服を追っている。
- 名前の通り、長く横に張り出したアゴを持つ。
- 特権を濫用し「秘録・全国メイドさんバイブル」という本を持っている。これは持つだけでも罪になる禁書で、国際警察にも1冊しかなく、コピーも禁止されている。その内容は、全国の有名メイドのすべて(身長・体重・スリーサイズ・下着の好み・先端突起の色や形の推測等々、明らかに人権侵害)である。著者は、世界的メイドストーカーの「メイド仙人」。
- アイレレ
- 宇宙人の「ステキナカレシ星人」。女性。王国の第一王女。
- 最終兵器の設計図を持っていて、敵国の激しい攻撃で乗機を失い、近くにあった地球に避難した。ただしエネルギー生命体のため、地球上では単独では存在できず、なえか(の心臓)に憑依した。
- コガラシとエネルギー的な対決をしたが、しょせん宇宙的怪物であるメイドガイの敵ではなく、あっさり負けを認めた。
- ダダース・ベベイダー
- 宇宙人の「ステキナカレシ星人」。男性。
- 元々はアイレレ臣下の騎士だったが、暗黒波動に心を奪われ、悪の銀河帝国の一員「暗黒卿」となってしまい、アイレレの国に敵対する存在になってしまった。
- アイレレを追って地球に来襲、乳リーダーに憑依し「ダダース・リーダー」と名乗った。
- もちろん、「スター・ウォーズ」シリーズの「ダース・ベイダー」のパロディで、憑依された乳リーダーの背後に見える本人のイメージ映像はダース・ベイダーにそっくり。
- サルバドーラ・デバイレ・サカサ
- 秀峰市内にある楠ヶ丘総合病院に勤める女医。おかっぱ頭で眼鏡をかけている。
- 本籍はニケラゲア共和国マナゲア45丁目1-12-14。住所は静岡県蒼木ヶ原市秀峰町2-13-3。
- 医師免許証明書による診療可能科は、外科・内科・小児科・肛門科・歯科。
[編集] コガラシの技など
[編集] 妖技
- メイドガイ・アイ
- 透視力。衣服や袋などを透かし見ることができる。もちろん、なえかやフブキの身体も……である。
- 衣服の細かい柄などは、判別できないらしい。
- 当人には全く悪意は無いようで、純粋に任務の為だけに使っている。
- コガラシと魂が入れ替わった幸助が、己の欲望の為のみに使った所、フブキに刺殺されてしまう。
- デビルマンのデビルアイのパロディである。
- メイドガイ・スキャン
- 目で見た対象物の特徴などを、正確かつ精密に把握できる。
- 対象が人間の場合、身長や体重などはもちろん、健康状態も把握可能。
- メイドガイ・コピー
- 耳とプリンタを直結することで、記憶したイメージを直接印刷することができる妖技。
- クオリティは「鮮明画像、クッキリハッキリ、色鮮やか」らしい。
- 元ネタはキャノン製のカラーコピー機か。
- メイドガイ・超振動クロー
- 手を超高速で振動させることにより、持っているものの水分子を振動させ、水蒸気として蒸発させる技。要はミニ電子レンジのようなものである。
- デイドリーミン・メイドガイ・イリュージョン
- 怪しげな電波を発し、相手に幻覚を見せる技。
- 相手にとって苦痛となるイメージを見せることで、相手の心に多大なダメージを与えることができる。
- フルパワーを出すと「エンジェルフォース・精神破壊悪夢光線」が発射される。宇宙人にすら有効で、発射時は「びまっ…びまっ…びまんびまんびまん」といった音がする。相手に精神的に恥辱を与えるようだ。
- さらに上を行く「ブラックローズフォールズ・精神破壊悪夢光線」というものもある。発射時は「びまんびまん…ビマビマビマビマ」といった音がする。男性に使用したところ男に襲われるというイメージを見せた。
- メイドガイ・ドッグ・トランスフォーメーション
- 犬耳を装着し、犬と会話ができるようになる妖技。
- コガラシの野生の本能が目覚めるらしい。
- 亜種として「ジャガー人」も存在する。その際は数匹のジャガーに人を襲わせるフリをするが、「人の肉の味を覚えさせない」ためにあくまでフリだけである。
- メイドガイ・ドッグ・ネコダマシ
- メイドガイ・ドッグになった時の技の1つ。
- 実体は、単なる猫だまし(顔の前で突然手を叩き相手の動きを止める)である。
- メイドガイ・ヴォイス
- 特殊な発声法により、対象者にだけピンポイントで声を伝えることができる技。秘話通話のようなものである。サンライトイエローの声色。
- 別の発声法により、動物や鳥の群れを自由に操ることもできる。この際はモスグリーンの声色となる。
- メイドガイ・フリーズヴォイス
- メイドガイ・ヴォイスの応用。特殊な催眠音波を含む声を発し、潜在意識に干渉するエメラルドブルーのメイドガイヴォイス。相手の動きを封じる術。
- これを聞いた者は、その後30分間、身体がまったく動かせなくなり、まばたきさえできなくなる。
- メイドガイ・ハーメルンヴォイス
- メイドガイ・ヴォイスの応用。特殊な催眠音波を含む声を発し、人を集める群集操作の声。
- 明確な意志が無い人間を、ガイの下へ集める言わば誘蛾灯の様なもの。
- メイドガイ・ヒーリング・ダンス
- 病魔退散に効果があるという、怪しげな踊り。
- メイドガイ・レビテーション
- 空中浮遊術。もちろん、体重の測定値をゼロにすることもできる。
- メイドガイ・イヤー
- 「地獄耳」のこと。もちろん比喩的な意味ではなく、本当に小さな物音や内緒話でも聞き取る。
- 「メイドガイ・イヤーは地獄耳」の台詞の通り、デビルマンのパロディである。
- メイドガイ・センサー
- 超感覚。コガラシが問題ありと判断する、あらゆるものの接近を感知する。
- 感知すると、頭頂部の髪の毛が1束直立する(これは「ゲゲゲの鬼太郎」の妖怪アンテナのパロディ)。
- メイドガイ・ヘアーセンス
- 髪の毛を放射状に広げて伸ばし、接触した異物をからめ取る妖技。
- ご主人の周囲を飛ぶヤブ蚊の駆除や、散らかった部屋での探し物にも使える、便利な技。
- メイドガイ・スチールヘアーセンス・バインド
- メイドガイ・ヘアーセンスの応用。恐らくコガラシの髪の毛と思われる、極細で強靱な無数の“触毛”を伸ばし、相手をからめ取って動きを封じる。
- 目に見えないほど極細のため、相手に気づかれないように仕掛けることも可能。
- 有効範囲は、コガラシを中心に半径10mほど。
- メイドガイ・ガン・アクション
- ほとんどパワーのない夜店の射的の空気銃を、銃本体を高速回転させることで遠心力によりコルク弾に凄まじい初速を与え、実銃に匹敵する射程と威力を持たせる技。なえかの足元に放たれ、見事に転ばせたほどの威力を誇る。
- メイドガイ・金色スプラッシュ
- 金魚すくいの金魚を、女性用の和服のみにある身八口(みやつぐち:脇の下の開口部)から投げ入れる技。これをされた女性は、金魚を出すために服(特に上半身)を脱がざるを得なくなる。
- メイドガイ・岩盤畳返し
- 地盤を瞬時に跳ね上げて、あらゆる攻撃を防ぐ技。ダダース・ベベイダーの攻撃の回避に使用。
[編集] 知識・アイテム等
- メイドガイ・レシピ
- 全世界・全地球・全宇宙の料理を極めたコガラシならではのレシピ集。
- レシピ総数は億の桁に達し、料理かどうかわからぬ物まで網羅している。
- そのレシピに国境線は存在せず、「○○料理」などという枠も存在しない。
- メイドガイ特製栄養ドリンク
- わずかグラス1杯で、脳と身体に強力なパワーがプレゼントされる。
- 材料は、イモリの尻尾・マンドラゴラの根・黒後家蜘蛛の糸・みりん少々・特製秘伝のスープ。
- カロリーもすさまじく、グラス1杯が牛乳30本分に相当する。
- ドリンク剤タイプもあり、1本が2万kcalに相当する。
- メイドガイ特製・ホルモンサラダの脂身ソースがけ
- ラーメン店「豚王」の「特濃豚骨ラーメン超盛」を食べているなえかの「口休め」としてコガラシが作った料理。具体的なレシピは不明。
- 名称の通り、かなりハイカロリーで精力がつくものと思われる。
- メイドガイ・バッジ
- 修行をする時、コガラシに努力が認められると与えられるバッジ。10個集めると、修行は完成するらしい。
- かなり重いものらしく、普通の人間は9個以上持っていると水に沈み浮き上がることができない。
- メイド・バッヂ
- メイドなら誰しもが身に着けるバッヂ。所属ごとに様々な種類がある。
- 重量があり、文鎮としても使用可能。通信機としても使用できる。
- メイドガイ・パラシュート
- 高い場所から不意に落下したり、深い落とし穴などに引っ掛かった時に使用する。
- 具体的にどのようなものかは描かれていない。
- メイドガイ・護身ブラジャー・モデル=メツブシ
- 中央のリボンを引き抜くことで、強力な閃光を発するメイドガイ特製のブラジャー。これをリズに着用させ、視線能力者(特にリズの兄、ヘンドリック)の能力を一時的に封じた。
- メイドガイ・護身ブラジャー・モデル=グレネード
- 中央のリボンを引き抜き、丸めて投げつけることで、相手に多大なダメージを与えるという、メイドガイ特製のブラジャーとパンティ。ネーミングからして、手榴弾と同じ効果があるらしい。
- 陰陽型メイドガイ・マスク
- コガラシの仮面に似た、顔の上半分を覆うマスク。額の部分に五芒星が描かれているのと、上部左右に一対の小さな角のようなものがあるのが、コガラシの仮面との外見上の相違点。
- 龍玉神社の巫女が、知人から処分を依頼された「呪われた面」を加工して作り、さらに模造品も大量生産した。しかし、まったく売れなかった。
- 強い野心を持った者が装着すると、呪いのためにその野心が著しく強化され、暴走とも言える行動を始める。
- 一般人が装着すると、呪いのために狂戦士となり、無差別攻撃を始める。
- 面を叩き割れば呪いは解けるとされている(あくまでも巫女がそう言っているだけで、もし解けなかった場合のお祓いは別料金らしい)
- メイドガイ・カッター
- スカートを高速回転させることにより、裾を電動ノコギリのようにしてしまう技。
- 幸助の妄想の中の話でのみ登場している。
- 後で幸助から聞いたコガラシは、実装を検討しているらしい。
- メイドガイ・シールド
- スカートを高く持ち上げ、盾とするもの。すぐれた防弾効果を持つ。
- メイドガイ・ロード
- 秀峰町の地下に張り巡らされた、秘密の抜け道ネットワーク。
- 富士原家や学校はもちろん、銀行などの主要施設と連絡している。
- いつでもどこでも、最高のご奉仕を届けるためのものらしいが、いろいろ危険なものが隠されていたりして、さながら秘密基地の様相を呈しているらしい。
[編集] 主な舞台
- 富士原家
- なえか、幸助が住む。2階建でかなり広い。秀峰市秀峰町(静岡県内にあるらしい)に存在する。
- なえかが17歳6ヶ月の頃、コガラシとフブキが住み込みで派遣された。
- コガラシたちが来るまでは、近所でも有名な「ゴミ御殿」と化していた。
- 体重計は不調で、実際の体重より350gほど軽く表示される。
- 私立秀峰制覇学園(しりつしゅうほうせいはがくえん)
- なえかが通う学校。
- 最近、剣道場が新しくなり、女子剣道部が占有使用している。
- 剣道場には「風林火山」の額が掲げられている。
- 龍玉神社(りゅうぎょくじんじゃ)
- 富士山麓に存在する、かなり広い神社。その名の通り、龍神を祀る。創設以来2万5千年と言われる。8888段の階段を上りきった所にある。
- 神と交信できる巫女がいて、「本当に、ありとあらゆるお願いがかなう」神社として、知る人ぞ知る存在。ただし女性専用。
- 実際には「ファインプレイ・大願成就システム」と呼ばれ、神が喜ぶこと(たいてい、何かえっちなこと)、すなわち「ファインプレイ」をする必要がある。
- 出銭総合銀行・秀峰支店(でぜにそうごうぎんこう・しゅうほうしてん)
- 秀峰町にある銀行。通称「でぜぎん」。キャッチコピーは「貴方の街のハートフル・バンク」。
- 銀行強盗に襲われたことがあるが、巻き込まれたなえかの身を守ろうとしたコガラシがなりゆきで警官隊を攻撃してしまい、なえか・コガラシが強盗犯扱いされたことがある。現在指名手配中。
- 強盗騒動後、暴走した支店長により、侵入した強盗を撃退するために魔改造されている(窓にトゲつき鉄格子や吊り天井を設置、大金庫の要塞化など)。また、窓口担当の女子行員も強盗迎撃用の特殊武器を持っていたりする。
- 地下深くにある「大要塞大金庫」は、鉄球つきの巨大アームが数本あり、近づく泥棒を実力で排除できる。
- 大要塞大金庫のもう一つの対人武装が「フォートレス・バルカン」。毎分1千万円分の500円硬貨を換金射出可能。なお、弾丸である500円硬貨は「撃ってもかまわない分」と「これ以上撃ったら経営やばいかも分」があり、後者の使用は支店長・真澄の許可がいる。
- 「フォートレス・バルカン」は、「客の預金を湯水のように浪費する」という、銀行員ならではの快感があるらしい。
- 大要塞大金庫の最終兵器は「フォートレス・フレア」で、発電用地熱エネルギーを溜めて一気に放出する超兵器。ただし、この兵器の暴走により、支店そのものが崩壊した。
- フロアの床下から「メイドガイ・ロード」につながっている。
- 豚王(読み方は不明)
- 秀峰市内にある博多ラーメン店。
- アイレレに憑依されたなえかが、アイレレの宇宙船の修理に必要なカロリーを摂るために「特濃豚骨ラーメン超盛」を食べた店。この超盛は、1万5千kcal以上のカロリーがある。
- 視線の鋭いオヤジ店主がいる。客にサービスはしないらしい。このオヤジは、「商店街フブキたん親衛隊・ガーターベルト騎士団」の団員。
[編集] 書誌情報等
[編集] 単行本
角川書店より「角川コミックス ドラゴンJr.」として刊行されている。1冊に本編5話と番外編「ご奉仕その他」1本の、計6話ずつを収録している。
- 第1巻(2005年6月1日発行) ISBN 4-04-712407-9
- 第2巻(2005年12月1日発行) ISBN 4-04-712433-8
- 第3巻(2006年5月1日発行) ISBN 4-04-712450-8
- 第4巻(2006年9月1日発行) ISBN 4-04-712462-1
- 第5巻(2007年4月1日発行) ISBN 4-04-712487-5
連載誌上などでの広告では、コガラシの姿とともに「かっこいいは、大義。」のキャッチコピーが書かれることが多い。これは、苺ましまろのキャッチコピー「かわいいは、正義!」のパロディである。
[編集] ラジオドラマ
ラジオ大阪「富士見ティーンエイジファンクラブ」内で、2006年10月15日~11月5日の全4回、2話(各回前後編)分が放送された。
富士見書房サイト内の「富士見ティーンエイジファンクラブ」ページでは、ラジオ大阪での放送後24時間(毎週月曜日23:00)以降、数か月間はWebラジオとしてオンデマンド配信されている。
- 第1話「いざ、御奉仕! 御奉仕!」前編(10月15日放送)
- 第1話「いざ、御奉仕! 御奉仕!」後編(10月22日放送)
- 第2話 前編(10月29日放送)
- 第2話 後編(11月5日放送)
- キャスト
- コガラシ:玄田哲章
- 富士原なえか:高橋美佳子
- 富士原幸助:高戸靖弘
- フブキ:豊口めぐみ
- 大富士原全重郎:麦人
- 和泉英子:小島めぐみ
- 平野美和:木村まどか
- 田原坂沙希:松来未祐
- ナレーション:檜山修之
- 外部リンク
- 富士見ティーンエイジファンクラブ ラジオドラマ配信サイト
[編集] 著者
本作品の著者の赤衣丸歩郎(あかい まるぼろう)についての情報は以下のとおりである。
- 連載中の作品リスト
- 仮面のメイドガイ(月刊ドラゴンエイジ)
- 外部リンク
- スーパー画材開発日誌 (作者本人によるサイト)
- 株式会社RRR (作者が参加するコンテンツ制作会社)
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