伊東昭光

伊東昭光（いとうあきみつ、1963年 4月2日 - ）は、日本のプロ野球選手、プロ野球の指導者。東京都出身。

[編集] 来歴・人物

現役時代はヤクルトスワローズに所属した投手。右投げ右打ち。現在は同チームのヘッドコーチ（投手コーチを兼任）を務める（背番号は72）。とんねるずの石橋貴明は、高校時代の先輩にあたる。

2005年で若松勉監督が退任し、2006年から古田敦也捕手が監督を兼任することになったのに伴ってヘッドコーチへ（投手コーチ兼任）昇格。古田選手兼任監督を支える立場になった。

私生活でも1995年に古田が中井美穂と結婚した際の仲人を勤めた経緯がある。

非常に厳しい指導で知られ、若手投手に対する罵声は有名。

高校は帝京高、高校2年春（1980年）の選抜高等学校野球大会準優勝。社会人野球は本田技研に在籍。
1984年エースとしてロサンゼルスオリンピック野球日本代表に参加し、金メダル獲得する。
1985年ドラフト1位でヤクルトに入団。背番号は18番。
1987年プロ入り初の2桁勝利（14勝）。
1988年読売ジャイアンツとの開幕戦でリリーフ登板し東京ドームにおける公式戦で初めてセーブ記録した投手。前年抑えを務めた高野光が故障したため、替わりに抑えを務める。伊東はこの年18勝9敗17Sの成績を残し、抑えでありながら最多勝利を獲得する（全て救援での勝利）。ちなみにこの年は規定投球回数未満（122 2/3回）であり、規定投球回数未満の投手が最多勝利を獲得するのは史上初めてのことであった。（17年後に阪神タイガースの下柳剛が史上最年長37歳の最多勝、しかも史上２人目の規定投球回数未満で獲得）
1991年プロ入り後初めてとなる一軍登板無し。
1992年この年7勝をあげ復活。カムバック賞を受賞する。
1993年 5年ぶりとなる2桁勝利（13勝）。15年ぶりの日本一に貢献。
1998年現役引退。
1999年ヤクルトの投手コーチに就任。
2006年ヘッドコーチへ昇格（投手コーチを兼任）。

年度	チーム	登板	完投	完封	無四球	勝利	敗北	セーブ	投球回	安打	本塁打	四死球	三振	自責点	防御率（順位）
1986年	ヤクルト	34	2	0	0	4	11	0	125	136	17	39	72	57	4.10
1987年	ヤクルト	31	6	1	1	14	11	0	196	211	26	64	87	93	4.27（15）
1988年	ヤクルト	55	0	0	0	18	9	17	122.2	120	10	29	72	43	3.15
1989年	ヤクルト	22	2	1	1	4	11	1	101.2	126	9	46	43	57	5.05
1990年	ヤクルト	3	0	0	0	0	2	0	9.1	13	3	6	5	8	7.71
1992年	ヤクルト	29	5	1	1	7	5	1	146	130	15	48	85	45	2.77（6）
1993年	ヤクルト	26	8	1	3	13	4	2	173.2	162	20	51	94	60	3.11（5）
1994年	ヤクルト	29	2	1	0	8	10	0	155.2	176	20	77	73	84	4.86（18）
1995年	ヤクルト	34	2	0	0	10	8	0	100.2	109	16	32	38	49	4.38
1996年	ヤクルト	22	0	0	0	3	2	0	72.2	76	9	32	27	39	4.83
1997年	ヤクルト	9	0	0	0	3	1	0	39.2	43	5	9	15	19	4.31
1998年	ヤクルト	31	0	0	0	3	2	0	46.1	54	7	21	21	20	3.86
通算成績	---	325	27	5	6	87	76	21	1289.1	1356	157	454	632	574	4.01