八戸港
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八戸港(はちのへこう)は、青森県の太平洋側南部の八戸市にある重要港湾。
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[編集] 概要
[編集] 沿革
- 1664年 八戸藩誕生 このころより鮫浦港と呼ばれる
- 1826年 白銀浜に防波堤建造
- 1884年 内務省からオランダ人技師ローエン・ホルスト・ムルデルが派遣され八戸港を測量 翌年港湾計画ができる
- 1919年 鮫浦港の修築工事着工
- 1928年 内務省指定港湾となる
- 1929年 八戸市制施行 八戸港に改称
- 1951年 重要港湾に指定
- 1925年 出入国管理及び難民認定法に基づき出入港に指定
- 1939年 貿易港として開港指定 函館税関八戸税関支署設置 八戸港修築計画策定
- 1956年 河原木地区に臨海工業用地完成
- 1960年 チリ地震による被害を受ける
- 1964年 新産業都市に八戸地区指定 白銀地区に1万トンA岸壁供用開始
- 1968年 十勝沖地震による被害を受ける
- 1970年 八太郎地区1号埠頭、1万5千トンC岸壁供用開始
- 1971年 第二工業港(八太郎地区)開港
- 1973年 八戸~苫小牧間のカーフェリー就航
- 1977年 八太郎1号埠頭、5万トンE岸壁供用開始
- 1979年 八戸~室蘭間のカーフェリー就航
- 1980年 八戸大橋、八太郎大橋全面開通
- 1985年 八太郎1号埠頭、5万トンD岸壁供用開始
- 1988年 ポートアイランドI期工事着工
- 1991年 八太郎2号埠頭、5千トン岸壁4バース供用開始
- 1993年 八太郎4号埠頭、5万トンP岸壁供用開始
- 1994年 東北初の国際コンテナ航路となる東南アジアコンテナ定期航路開設
- 1996年 輸入促進地域(FAZ)に指定 河原木2号埠頭、5万トンA岸壁供用開始
- 1997年 国際交流インフラ推進事業の選定地域に指定 ポートアイランドI期工事完成 八戸シーガルブリッジ供用開始 中国コンテナ定期航路開設
- 1998年 韓国、北米西岸コンテナ定期航路開設 八戸港貿易センター 八戸港国際物流ターミナル完成
- 1999年 横浜港との内航定期コンテナ航路開設 中国コンテナ定期航路休航
- 2000年 ポートアイランド第II期工事着工
- 2001年 八太郎2号埠頭、5万トンJ岸壁供用開始
- 2003年 総合静脈物流拠点港(リサイクルポート)に指定 耐震強化岸壁(八太郎N岸壁)供用開始
- 2006年 東京港との内航定期コンテナ定期航路開設
[編集] 主な施設
- ポートアイランド(河原木1号ふ頭) 八戸港貿易センターなど
- 八太郎1号ふ頭
- 八太郎2号ふ頭 多目的国際物流ターミナル・コンテナヤード(約4.5ha)・ガントリークレーン2基など
- 八太郎3号ふ頭 フェリー専用の岸壁・飼料基地(東北最大)など
- 八太郎4号ふ頭 3万トン級の船に対応の岸壁など RORO船などの荷役に使用
- 河原木2号ふ頭 5万トン級の船に対応の岸壁(八戸港最大)など 金属鉱石や石炭の輸入に使用
- 白銀ふ頭
[編集] 定期国際コンテナ航路
- 東南アジア航路 八戸~仙台~釜山~光陽~基隆~高雄~香港~シンガポール~香港~高雄~基隆~新潟~苫小牧~八戸 パシフィック・インターナショナル・ラインズ運航 週1便
- 韓国・中国航路 八戸~函館~釜山~光陽~大連~青島~釜山~新潟~苫小牧~八戸(月曜日)/八戸~仙台~小名浜~常陸那珂~釜山~蔚山~上海~釜山~苫小牧~八戸(水曜日) 南星海運運航 週2便
- 北米航路 八戸~釜山~大阪~名古屋~清水~東京~シアトル~バンクーバー~シアトル~苫小牧~八戸 ウエストウッド・シッピング・ラインズ運航 月1便
[編集] 定期国内コンテナ航路
[編集] RORO船定期航路
- 川崎航路 八戸~川崎~八戸~川崎~苫小牧~八戸 プリンス海運運航 週2回寄港
- 名古屋航路 八戸~名古屋~仙台~釧路~八戸 フジトランスコーポレーション運航 4日に1便
- 広島航路 八戸~苫小牧~広島~八戸 マロックス運航 月1便