前橋競輪場
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前橋競輪場(まえばしけいりんじょう)は、群馬県前橋市にある競輪場である。主催者は前橋市。電話投票における競輪場コードは22#。実況は日本写真判定の磯一郎が担当、アシスタントは高橋しげみ。
現在はグリーンドーム前橋を本開催時の主会場として使用している。
競輪開催時の一般入場料100円、ロイヤルボックス・ゴンドラ共に400円となっていたが、構造改革特別区域の申請により「前橋競輪にぎわい特区」の認定を受けたため、一部の開催においては一般入場料が無料となり、全ての開催に適用及び期間の恒久化も決定した。
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[編集] 歴史
1950年(昭和25年)4月22日に開設された。当初は前橋公園内にあった屋外バンク(1周500m→400m)であったが、1990年に近接した場所にグリーンドーム前橋が建設され、同所を世界選手権自転車競技大会のメイン会場として使用した後、同年12月に競輪場の機能を移転させて日本初の全天候型屋内バンク(1周333m→現在は335m)として新規オープンを果たした。なお旧前橋競輪場は練習トラック兼駐車場として残存していたが、2006年に駐車場拡張のため撤去された。
なお、ドームなので照明設備は設置されているが、周辺住民の騒音対策上ナイター開催は現在のところ実施されていない。(小倉競輪場=北九州メディアドームは競輪祭朝日新聞社杯争奪競輪王決定戦期間中を除いてほぼ通年でナイターを実施中)
イメージキャラクターはチャメット、それにちなんでチャメットカップが開催されている。
[編集] グリーンドーム前橋
その項を参照すること。
[編集] 寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント
その頃を参照すること。
なお親王牌が開催されない年度については、記念競輪 (GIII) である「三山王冠」を開催するのが通例となっている。
[編集] バンク特徴
当初は一周333mであったが、内側への退避スペースを拡張するためラインを外側へ持ち上げたことにより、一周335mという国内唯一のバンク周長となっている。反り立つ崖の様に見えるほど日本一カントが急(角度は36°)で、コーナー頂上からの「山颪」は桁違いの迫力とスピードがあり、ファンや選手からは超高速バンク、ルーレット等と呼ばれる。兎に角スピードが乗るので選手には積極性が求められ、「前橋の車券を買う時は徹底先行のラインを買え、やる気の無い選手は一銭も要らない」と実況の磯一郎が語る程、先行選手有利でライン独占が多い。
屋内バンクの為、風の影響が皆無で選手の持つ力が存分に発揮されるが、追い風によるスピードアップの支えも無くなるので体力の消耗も激しい。
[編集] アクセス
競輪の開催時には無料バスが運転されている。
[編集] 場外車券売場
- ウインドーム館林(館林場外)
館林インターチェンジ横。館林駅及び栗橋駅より無料送迎バスが運行されている。また館林駅-板倉東洋大前駅間の路線バスも使用可能。
[編集] 外部リンク
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