北杜市立甲陵高等学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
北杜市立甲陵高等学校(ほくとしりつこうりょうこうとうがっこう)は、山梨県北杜市が運営する公立の高等学校である。
所在地は山梨県北杜市長坂町で、JR中央本線長坂駅徒歩20分。北杜市立甲陵中学校を併設している。現在の学校長は清水光。
目次 |
[編集] 概要
独自の教育方針(教育システムの項で詳述)により山梨県内屈指の進学校として知られ、長野県など県外から通学する生徒も多数いる。
公立高校ではあるが、独自の入学試験で入学者を決めている(公立では異例、現在は日程のみ山梨県の県立高校と同一)。
かつては進学校ではない普通の公立高校だったが、受験者数の減少により、上記の様なスタイルになる。大手予備校(下記参照)と提携を結び、通常の授業の一環として予備校留学を企画するが、「公立高校が私設の予備校へ、授業として留学を認めるのはどうか」と言う批判が出た事がある。
校名は甲斐源氏の興隆した逸見の丘陵に立つ高校を意味し、源清光がこの地を治め、その末裔武田氏が中原に鹿を追ったように、天下に冠たる学校にするよう師弟一体となって努力しようとの願いが込められている。
[編集] 沿革
- 1957年 私立長坂高等学校として開校
- 1968年 長坂町外三町村学校組合立長坂高等学校として公立に移管
- 1972年 長坂町外三町村学校組合立甲陵高等学校に改称
- 1985年 普通科特別進学コース設置
- 1991年 普通科特別進学コースのみの募集となる
- 2004年 長坂町外三町村学校組合立甲陵中学校(2006年、北杜市立甲陵中学校と改称)設置
- 2004年 北杜市・小淵沢町学校組合立甲陵高等学校と改称(設置者の長坂町・高根町・大泉村が明野村・須玉町・白州町・武川村と合併したことに伴う)
- 2006年 北杜市立甲陵高等学校と改称(設置者の北杜市・小淵沢町が合併したことに伴う)
[編集] 学校行事
- 新入生宿泊研修会(4月)、1学年
- 新入生は入学直後、1泊2日で高校での学習方法を実践的に学ぶ。市内高根町清里で行われている。
- 甲陵音楽祭(6月)
- 大学見学ツアー(6月)、1学年
- 東京大学など、都内の大学の見学を行う。
- 修学旅行(7月)、2学年
- 学園祭(9月)
- 「紫蝶祭(しちょうさい)」と呼ばれる。前日祭に始まり、初日の文化部門、二日目の体育部門・後夜祭がある。
- 強行遠足(10月)
- スキー教室(2月)、1学年
- 生徒会の日(7月・12月・3月)
- 生徒会主催のもので、生徒の発案・企画で行う。
[編集] 教育システム
甲陵高等学校では、特色のある様々な教育システムが実践されている。
- 講座選択制
- 90分授業
- 90分を1コマとし、毎日(月曜~金曜)4コマの授業が行われている。これは、学習効率をあげると共に、1科目ずつじっくり時間をかけて学ぶためである。
- 校内模試(週末テスト)
- サテラインゼミ