卒業証書
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卒業証書(そつぎょうしょうしょ)とは、その学校の全課程(本科)の修了が認められた児童・生徒・学生などに対して、校長(学長)が授与する証書のことである。類似する文書には、修了証書(修了証)がある。
大学(短期大学を除く)では、学士課程(学部など)を卒業した場合は、卒業証書および(学士の)学位記が授与される。短期大学の場合は、卒業証書が授与される。(なお、学位記の授与は、準学士が学位でなく称号であるので行われない。)なお、大学院の場合は、「卒業」ではなく「修了」とされているため、卒業証書の授与は行われず、学位記の授与が行われる。
卒業証書については、学校教育法施行規則(昭和22年文部省令第11号)の第28条などに規定があり、「校長は、(各学校種)の全課程を修了したと認めた者には、卒業証書を授与しなければならない。」とされてる。卒業証書の様式は、その学校の設置者(教育委員会、学校法人、国立大学法人など)が定めており、卒業証書や卒業証明書を発行するときに原簿となる卒業証書授与台帳などの保存期間は、「永年」または「長期」(100年間ほどを指すことが多い)とされていることが多い。
卒業証書は、卒業式(卒業証書授与式)で授与されるが、授与の方法としては、校長から卒業生1人1人に手渡す方法、総代(総代表)に授与し、その後、クラスなど(学級、ホームルームなど)で本人に手渡す方法などがある。