古都奈良の文化財
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
古都奈良の文化財 |
|
東大寺大仏殿 | |
(英名) | Historic Monuments of Ancient Nara |
---|---|
(仏名) | Monuments historiques de l'ancienne Nara |
登録区分 | 文化遺産 |
登録基準 | 文化遺産(2),(3),(4),(6) |
登録年 | 1998年 |
拡張年 | |
備考 | |
公式サイト | ユネスコ本部(英語) |
地図 | |
古都奈良の文化財(ことならのぶんかざい)は、奈良県奈良市地域に存在する寺院等の総称。1998年12月2日京都市で開催されたユネスコ世界遺産委員会で日本で9件目の世界遺産(文化遺産)として登録された。
目次 |
[編集] 遺産
[編集] 登録基準
この世界遺産は、世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。
- (2) ある期間を通じて、または、ある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
- (3) 現存する、または、消滅した文化的伝統、または、文明の、唯一の、または少なくとも稀な証拠。
- (4) 人類の歴史上重要な時代を例証する、建築様式、建築物群、技術の集積、または景観の優れた例。
- (6) 顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰、または、芸術的、文学的作品と、直接に、または、明白に関連するもの。(この基準は他の基準と組み合わせて用いるのが望ましいと世界遺産委員会は考えている。)
具体的には、
- (2) 古都奈良の文化財は日本建築と日本美術の進化のひときわ優れた証拠性を有しており、それらは中国と朝鮮との文化的つながりの結果であり後世の発展に重要な影響を与えることになった。
- (3) 奈良の建築遺産は、奈良が首都であった時代に開花した日本文化の唯一の証左である。
- (4) 奈良における皇室宮殿の配置と現存文化財の設計は、初期アジアの首都群の建築と都市設計に関するきわだった例である。
- (6) 奈良の仏教寺院と神社は、ひときわ優れた形で宗教の連続的な力と影響を証明する。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
日本の世界遺産
World Heritage Sites in Japan |
|
---|---|
文化遺産 | |
法隆寺地域の仏教建造物 | 姫路城 | 古都京都の文化財 | 白川郷・五箇山の合掌造り集落 | 原爆ドーム | 厳島神社 | 古都奈良の文化財 | 日光の社寺 | 琉球王国のグスク及び関連遺産群 | 紀伊山地の霊場と参詣道 | |
自然遺産 | |
屋久島 | 白神山地 | 知床 | |
世界遺産 | アジアの世界遺産 | 日本の世界遺産 | 五十音順 | | |
カテゴリ: 日本の世界遺産 | 世界遺産 か行 | 奈良県の建築物・観光名所 | 奈良市