台北捷運
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台北捷運（たいほくしょううん; metro Taipei, Taipei MRT）は、中華民国（台湾）台北市内及び、その周辺の台北県の板橋市・永和市・中和市・新店市・淡水鎮などの慢性的な交通渋滞を緩和する為に設置された捷運。正式名称は台北都會區大衆捷運系統（Taipei Rapid Transit System）。台北大衆捷運公司（Taipei Rapid Transit Corporation）によって運営されている。
当初は全ての路線が新交通システムで運用される事になっていたが後に見直され、地下鉄・地上線（高架区間）・新交通システムによる交通体系が構築された。木柵線（棕線）のみ新交通システム（フランスのVALシステムを採用）で、その他の路線は、地下鉄と高架区間（軌間1435mm、第三軌条集電方式）である。
現在も、台北市內湖地区、信義地区、松山地区や台北県土城市、三重市、新莊市、蘆洲市で捷運路線を建設中であり、今後10年以内で台北市と周辺都市のほぼ全域で鉄道ネットワークが完成することになる。また、台北・板橋・南港の各駅で、台湾鉄路管理局の西部幹線と台湾高速鉄道に接続する予定である。
車内の駅名アナウンスは、各言語を平等に扱う法令の存在から、国語（北京語）・台湾語・客家語・英語の4種で放送される。
なお、改札口より先での飲食・喫煙は禁止されており、見つかると罰金を徴収される。
目次 |
[編集] 路線一覧
| 色 | 路線名 | 区間 | キロ程 | 備考 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 棕線 | 木柵線 | 動物園～中山国中 | 10.5km | ||
| 内湖線 | 中山国中～南港展覧館 | 14.8km | 建設中 | ||
| 紅線 | 淡水線 | 淡水～中正紀念堂 | 23.2km | ||
| 新北投支線 | 北投～新北投 | 1.2km | |||
| 信義線 | 中正紀念堂～象山 | 6.4km | 建設中 | ||
| 橘線 | 中和線 | 南勢角～古亭 | 5.4km | ||
| 新荘線 | 古亭～廻龍 | 19.7km | 建設中 | ||
| 蘆洲支線 | 大橋国小～蘆洲 | 6.4km | 建設中 | ||
| 緑線 | 新店線 | 新店～中正紀念堂 | 9.3km | ||
| 小南門線 | 中正紀念堂駅～西門 | 1.6km | |||
| 小碧潭支線 | 七張～小碧潭 | 1.9km | |||
| 松山線 | 西門～松山駅 | 8.5km | 建設中 | ||
| 藍線 | 板南線 （南港延伸線） |
昆陽～府中 （昆陽～南港展覧館） |
20.6km |
建設中 |
|
| 土城線 | 府中～永寧 永寧～頂埔 |
7.5km | 計画中 |
||
| 黄線 | 環状線 | 動物園～剣南路 | 34.5km | 計画中 | |
| 紫線 | 中正機場捷運 | 台北駅～中正機場 | 35.7km | 建設中 | |
[編集] 運行系統
淡水線（通称紅線）は、中和線（通称橘線）及び新店線（通称緑線）のそれぞれに相互直通運転を行っており、淡水～新店間の列車と北投～南勢角間の列車が交互に運転されている。それ以外の路線（板南線（通称藍線）、新北投支線（通称紅線支線）、小南門線、小碧潭支線（通称緑線支線）、木柵線（通称棕線））は現在、直通運転を行わず線内を往復しているが、木柵線は2009年の内湖線の開業に伴い、内湖線と直通運転を行う。
現在建設中の路線の完成後は、イメージカラーの路線ごとに新しい運行系統による運転が行われる予定である。
[編集] 車両
- VAL256型中運量電聯車
-
- 製造元-MATRA
- 最高速度-80km
- 運用路線-木柵線
- C301型高運量電聯車
-
- 製造元-URC（川崎重工業）
- 最高速度-90km
- 運用路線-藍線と棕線除く
- C321型高運量電聯車
-
- 製造元-SIEMENS
- 最高速度-90km
- 運用路線-棕線除く
- C341型高運量電聯車
-
- 製造元-SIEMENS
- 最高速度-90km
- 運用路線-藍線
- C371型高運量電聯車
-
- 製造元-川崎重工業
- 最高速度-90km
- 運用路線-淡水－新店線、新北投支線、小碧潭支線
[編集] 運賃
| 距離 | ~5km | 5~8km | 8~11km | 11~14km | 14~17km | 17~20km | 20~23km | 23~27km | 27~31km | 31km~ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 運賃 | NT$20 | NT$25 | NT$30 | NT$35 | NT$40 | NT$45 | NT$50 | NT$55 | NT$60 | NT$65 |
[編集] 歴史
| 1986年 | 3月 | 台北捷運の初期路線網が行政院にて確定 | |
| 1988年 | 12月 | 台北捷運建造工事開始 | |
| 1996年 | 3月 | 木柵線 | 全線開通 |
| 1997年 | 3月 | 淡水線 新北投支線 |
淡水駅－中山駅間開通 全線開通 |
| 12月 | 淡水線 | 中山駅－台北車站間延伸 | |
| 1998年 | 12月 | 中和線 新店線 淡水線 |
全線開通 中正紀念堂駅－古亭駅間開通 台北車站－中正紀念堂駅間延伸により全線開通 |
| 1999年 | 11月 | 新店線 | 古亭駅－新店駅間延伸により全線開通 |
| 12月 | 板南線 | 龍山寺駅－市政府駅間開通 | |
| 2000年 | 8月 | 板南線 小南門線 |
龍山寺駅－新埔駅間延伸 全線開通 |
| 12月 | 板南線 | 市政府駅－昆陽駅間延伸 | |
| 2004年 | 9月 | 小碧潭支線 | 全線開通 |
| 2006年 | 5月 | 板南線（板橋延伸線） 土城線 |
全線開通 府中駅～永寧駅間開通 |
[編集] 今後の開業予定
| 2008年 | 2月 | 内湖線 | 劍南路駅～南港展覽館駅 |
| 6月 | 内湖線 | 中山國中駅～劍南路駅 | |
| 12月 | 板南線（南港延伸線） | 昆陽駅～南港駅 | |
| 2012年 | 8月 | 新莊線 蘆洲支線 |
迴龍駅～忠孝新生駅 全線開通 |
| 2010年 | 12月 | 板南線（南港延伸線） 新莊線 |
南港駅～南港展覽館駅 忠孝新生駅～古亭駅 |
| 環状線 | 十四張駅～五股工業區駅 | ||
| 2011年 | 12月 | 信義線 | 全線開通 |
| 桃園機場捷運 環状線 |
台湾桃園国際機場第二航廈駅～三重駅 十四張駅～大坪林駅 |
||
| 2012年 | 12月 | 松山線 | 全線開通 |
| 中正機場捷運 | 三重駅～台北車站 | ||
| 2018年 | 環状線 | 劍南路駅～五股工業區駅 大坪林駅～動物園駅 |
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 台北捷運公司（華語/英語）
- 台北市政府捷運工程局（華語/英語）
- 台北捷運系統環状線（華語/英語）
- 悠遊台灣鐵道 (華語/日本語/英語）
