和倉温泉
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和倉温泉(わくらおんせん)は、石川県七尾市(旧国能登国)にある温泉。全国有数の高級温泉街として知られる。
和倉温泉 | |
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泉質 | ナトリウム・カルシウム塩化物泉 (高張性弱アルカリ性高温泉) |
物泉 | 89.1度 |
湧出量 | 1日2,618t |
目次 |
[編集] アクセス
[編集] 泉質
- 塩化物泉、高張性。
[編集] 温泉街
和倉港に面した30軒ほどの旅館が並ぶ。大規模な旅館が多く、とりわけ加賀屋がその代表格。同旅館は規模、レベルとも日本トップクラスの観光ホテルであり、同時に高級旅館が建ち並び、贅沢な空間を提供する和倉の位置付けを標榜している。また、能登観光の玄関口でもあり、海のレジャーゾーンで知られる能登島にも近く、七尾市街にもフィッシャーマンズワーフなど見所がある。その観光拠点にもなっており、必ずしも敷居が高い高級旅館だけではなく、規模は上から下までである。
[編集] 歴史
開湯1200年とされる歴史の古い温泉で、傷ついた白鷺が癒しているのを漁師が発見したと伝えられる。
地名の和倉とは「湧く浦」、つまり湯の湧く浦(入り江)であり、海の中から発見された。そのため、潮が退いている時でないと湯を利用することができなかったが、近世には七尾城主の畠山氏、加賀藩の前田氏によって温泉が整備され、共同浴場が置かれた。
温泉地として本格的に開発されたのは明治時代になってからであり、戦後になって交通アクセスの向上に伴い、温泉街も大規模化した。高度経済成長期になって能登半島方面に観光ブームが沸き起こり、その後北陸本線の特急が直行、急速に宿泊客が増加した。一時は同じ石川県内加賀温泉郷や隣県である福井県の芦原温泉と同じく歓楽要素を持っていたが、今日その傾向は薄く、加賀屋旅館の影響もあって各旅館とも高級指向を全面に打ち出している。今日では山代温泉を抜いて、県内温泉地で宿泊客トップを誇る。能登半島地震 (2007年)で温泉の汚濁や旅館の損壊がおこり大半の旅館が被災した。ほとんどの旅館が営業停止なったが、大部分の旅館は4月1日迄に営業を再開した。