和辻哲郎文化賞
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和辻哲郎文化賞(わつじてつろうぶんかしょう)は1988年、兵庫県姫路市が市制百年記念と和辻哲郎生誕百年を記念して創設した学術賞。一般部門と学術部門に分かれる。かつて司馬遼太郎が選考委員を務めた。正賞の「蒔絵源氏絵千姫羽子板」と副賞100万円などが贈られる。
[編集] 選考委員
一般部門
学術部門
- 坂部恵
- 関根清三
- 黒住真
[編集] 受賞者
- 第1回(1988年)
- 第2回(1989年)
- 第3回(1990年)
- 第4回(1991年)
- 第5回(1992年)
- 第6回(1993年)
- 第7回(1994年)
- 第8回(1995年)
- 一般 井上義夫『評伝 D. H. ロレンス』全三巻(小沢書店)
- 学術 阿部良雄『シャルル・ボードレール』(河出書房新社)
- 第9回(1996年)
- 第10回(1997年度)
- 第11回(1998年)
- 第12回(1999年)
- 第13回(2000年)
- 第14回(2001年)
- 第15回(2002年)
- 第16回(2003年)
- 一般 秋山駿『神経と夢想 私の『罪と罰』』(講談社)
- 学術 塩川徹也『パスカル考』(岩波書店)
- 第17回(2004年)
- 一般 平川祐弘『ラフカディオ・ハーン 植民地化・キリスト教化・文明開化』(ミネルヴァ書房)
- 学術 井上達夫『法という企て』(東京大学出版会)
- 第18回(2005年)
- 一般 新倉俊一『評伝西脇順三郎』(慶応義塾大学出版会)
- 学術 佐藤康邦『カント「判断力批判」と現代-目的論の新たな可能性を求めて』(岩波書店)
- 第19回(2006年)
- 一般 大泉光一『支倉常長 慶長遣欧使節の真相 ―肖像画に秘められた実像評伝―』(雄山閣)
- 学術 今道友信『美の存立と生成』(ピナケス出版)