堀田力
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堀田 力(ほった つとむ、1934年 - )は弁護士。京都府生まれ。京都市立堀川高等学校、京都大学法学部卒。
[編集] 略歴
東京地方検察庁特捜部検事としてロッキード事件を捜査、起訴後公判検事として田中角栄元首相に論告求刑を行った。
次代の法務事務次官と目されていた矢先、法務省大臣官房長を最後に突然退官し、弁護士、財団法人さわやか福祉財団理事長として活動、ホームヘルパー基礎研修制度の提唱などを行っている。また、テレビ朝日の報道STATIONやNHKのつながるテレビ@ヒューマンにもよく出演している。
金権腐敗政治を追及していると思われがちだが、企業献金には寛容であり、「企業献金禁止の主張は一部政党の意向が働いている」と憤慨、金権腐敗政治根絶には小選挙区制の推進以外ありえないと語っている。田中角栄が1974年に小選挙区比例代表並立制の導入を図った背景として、大政党有利だけの理由でなく企業献金の賄賂性を根絶する狙いがあったと解すると納得できる言動である。しかし小選挙区制が腐敗根絶となる根拠については一切語られていない。
学生時代の志望職業は小説家であったが、現実に汚職追求と訴因変更など検事ならではの構成ながら男女の恋愛をももりこんだ「否認」を読売新聞社から公刊したというエピソードもある。
[編集] 著書
- 『おごるな!上司』
- 『否認』
[編集] 外部リンク
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