太陽は友だち がんばれ!ソラえもん号
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『太陽は友だち がんばれ!ソラえもん号』(たいよう - とも - ごう)は、『ドラえもん』の映画。1993年3月6日公開。
[編集] 概要
『ドラえもん のび太とブリキの迷宮』の同時上映作品として製作された作品。アニメではなく実写の映画であり、実際に製作されたソーラーカー「ソラえもん号」のことを、のび太が静香(いずれも着ぐるみ)に紹介するという、異色の作品である。内容はソラえもん号の機能・特徴や、ソーラーカーラリーへの参加の模様の紹介が主であり、特に物語性はない。
監督は高橋純。
配給収入、観客動員数、配給は『のび太とブリキの迷宮』を参照。
[編集] ソラえもん号
本作で登場するソラえもん号とは、タミヤから市販されていた「ソラえもん号工作セット」をもとに、実車として製作されたソーラーカーである。外観は工作セットの完成品とほぼ同じで、タケコプターを付けたドラえもんが腹ばいになって両拳を前に突き出し、背中にマントを羽織ったような姿をしている。マント部分に太陽電池、両手足にタイヤが組み込まれており、あたかもスーパーマンが空を飛ぶような姿勢で地上を走る仕組みになっている。
- 作中で紹介されたソラえもん号の主な機能
- 目の形を変えて、表情を作ることができる。
- 首輪の鈴がスピーカーになっており、大山のぶ代による台詞を話させることができる。
- 尻尾が後部確認用のカメラになっている。
- タイヤの空気入れもドラえもん型。
国内外の多くのソーラーカーレースにも出場しており、本作中では1992年の朝日ソーラーカーラリーに出場している模様が紹介されている。