ぼく、桃太郎のなんなのさ
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ぼく、桃太郎のなんなのさ(ぼくももたろうのなんなのさ)は
- 藤子・F・不二雄の漫画「ドラえもん」中のエピソードのひとつ。『小学四年生』1975年9月号の「ドラとバケルともうひとつ」(同じく藤子・F・不二雄の漫画「バケルくん」との合体企画。1975年4月号から1976年3月号まで掲載)にて、全3部作として掲載された。ドラえもん、のび太、そして「バケルくん」の主人公であるバケルが、タイムマシンを使い桃太郎の謎を解きに行くという物語。てんとう虫コミックス9巻に収録。
- 1981年に公開された「ドラえもん」の映画。前述の漫画を、「ドラえもん」単体の映画としたもの。バケルの役割が「ドラえもん」のレギュラーキャラクターに、バケルくんの能力がドラえもんの道具に置き換えられているなど、物語の細部は異なる。本項で後述する。
『ぼく、桃太郎のなんなのさ』(ぼくももたろうのなんなのさ)は、1981年8月1日に公開された「ドラえもん」の映画。また、ドラえもんの映画で唯一夏休み映画として公開された映画でもある。
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[編集] 概要
長編作品『21エモン 宇宙へいらっしゃい』の併映として公開された中編作品。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 舞台
[編集] ゲストキャラクター
- オランダ人 (声優:桑原たけし)
- のび太のママが出会ったオランダ人。先祖代々受け継いだという写真のような不思議な絵に、日本の侍らしき人物(=桃太郎)が写っていることから、その謎を解くため日本へ来た。
- 鬼が島に住み、人間を襲う妖怪とされるが…。
- 鬼が島のそばの村に住む村人。
[編集] 物語のあらすじ
夏休みの宿題として、自分の町の過去を調べることになったのび太。ドラえもんの道具「タイムカメラ」で過去の光景を撮影したところ、なんと宝を荷車に積んだ桃太郎一行の姿が写っていた。一方、のび太のママが偶然出会った外国人が持っていた、侍の格好をした人物の小さな絵を見せられる。それはまるで写真のようであり、しかも桃太郎の姿をしていた。その絵はこの外国人が先祖代々から受け継いできたという代物で、その真相を確かめるべく日本に来たという。「桃太郎は実在の人物かも知れない」そう思い始めたのび太らは、いつものメンバーと共にタイムマシンで過去の日本へと向かうのであった。