奥日光
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奥日光(おくにっこう)は日光市のいろは坂を上った先の地区、利根川水系鬼怒川の源流・大谷川の上流、華厳滝、明智平、中禅寺湖から男体山、金精峠付近までの高原地帯を指し、戦場ヶ原、小田代ヶ原、湯ノ湖、日光湯元温泉、光徳牧場などを含む地域である。標高は中禅寺湖が1269m、湯ノ湖が1475mとなっている。夏でも冷涼な気候で、下界が梅雨の雨などでも晴れることが多く、避暑地として人気が高い。自然景勝地が多く、それらを結んだトレッキングコースが良く整備されている。
地名等の正式な固有名詞としての奥日光の使用は稀有で、金精峠の入口に位置する湯ノ湖湖畔・日光湯元温泉のホテルに冠される程度である。話し言葉等で俗的に用いられる奥日光とは、大雑把に日光(にっこう)が所謂日光東照宮・日光二荒山神社・神橋・いろは坂・華厳滝・中禅寺湖・男体山等の全国的に著名な地域を指すのに対して、それより奥の高原地秘境を指すのに用いられる。鬼怒川の奥地で車ではアクセス出来ない秘境地域を「奥鬼怒」と呼ぶのと同じ。
なお、中禅寺湖畔にある気象庁の奥日光測候所(日光市中宮祠)は以前日光測候所であったが、地元からの要望もあり観測地と旧日光市街地の違いを明確にするため2003年4月1日より奥日光測候所と名称変更されている。
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[編集] 景勝地・観光地
[編集] トレッキングコース
各種トレッキングコースが整備されている。以下、代表的なコースを掲載する。
- 光徳牧場~切込湖・刈込湖~湯ノ湖
- 湯元~湯ノ湖(南岸、北岸)~湯滝~戦場ヶ原(湯川沿い)~竜頭ノ滝
- 千手ヶ浜~西ノ湖~小田代原~泉門池
- 菖蒲ヶ浜~中禅寺湖北岸~千手ヶ浜
- 千手ヶ浜~中禅寺湖南岸~中禅寺
[編集] 交通
[編集] アクセス
[編集] 低公害バス
戦場ヶ原・赤沼~小田代原~千手ヶ浜間は、一般車輌の通行は制限されており、低公害のハイブリッドバスが運行されている。