安藤裕子
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安藤 裕子(あんどう ゆうこ、1977年5月9日 - )は、神奈川県出身のシンガーソングライター、歌手である。
所属レコード会社はエイベックスで、所属レーベルはcutting edge。B型。身長158cm。森村学園、フェリス女学院大学卒。
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[編集] 来歴
- 当初、音楽に対して特別な思い入れは持たず、絵を描くことなどを趣味としていたが、もの作りに携わりたいという思いから学生時代に映画や映像の職業を志す。しかし映画製作会社へ脚本を持ち込むなど就職活動をするもうまく行かなかったため、周囲の勧めもあり、勉強のため芸能事務所を通して役者の仕事をするようになった。その間、テレビドラマにエキストラとして出演したこともあった。
- 大学3年のときに役者として受けた舞台オーディションで、課題として演技の他に歌を一曲歌うという条件があった。その時の歌が思いがけずオリコンの小池聰行に評価されてしまう。そのことがきっかけで音楽活動を始め、以後、シンガーソングライターとして歩むことになった。
- 歌手としてデビューする前、俳優としてTBS系ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」、映画「催眠」などに出演している。
- 2002年当時、役者と並行して音楽活動をしていたが、ドラマ出演を通じて親交のあった堤幸彦監督の映画「2LDK」のエンディング曲に、デモバージョンであった「隣人に光が差すとき」が抜擢される。当然、安藤は歌手デビュー前であったが、堤は安藤から渡されたデモテープを聴いて即断したそうである。なお、この時の名義は「安藤ゆう子」だった。
- 2003年7月、ミニアルバム『サリー』でCDデビュー。
- 2003年11月に関係者のみのライブを行い、作品の完成度の高さ、歌唱力の高さを絶賛される。
- 2005年11月より、日本酒「月桂冠つき」のCMソングに、「のうぜんかつら(リプライズ)」が起用される。
当初CMにはCMソングのクレジットがなく、問い合わせが殺到するほど話題となる。この曲は彼女の祖父が亡くなったときに祖母が書いたポエムを基に作られている。アルバムはオリコントップ10入りを果たし、「遅咲きの歌姫」、「次世代のシンガーソングライター」として注目されるようになった。 - 2006年12月には、自身初の全国ツアーを敢行。
[編集] 音楽性
- ほとんどの曲を自身で作詞・作曲している。
- 全ての曲で山本隆二が編曲を担当している。
- 曲の制作は、まず安藤が詞・曲を作り、録音(アカペラで吹き込むことが多いらしい)してアレンジャーの山本隆二に渡す。山本はそれをもとにしてアレンジを施し、デモを制作する。さらにディレクターである安藤雄司が加わり、三人の合議によりプリプロダクションが行なわれ、参加ミュージシャンを選定しレコーディングに至る。
- 最近の作品では、シングルのカップリングとして他のアーティストのカヴァーをすることが恒例になっている。
- CHARAのファンであり、音楽的に影響を受けていると思われる。前述のオーディションで歌ったのがCHARAの「Break These Chain」だったことから、音楽活動のきっかけになった人物とも言える。(因みに、高校時代に好きだった人がファンだったことがきっかけでCHARAを知ったということである。)
- 憧れの歌手として研ナオコを挙げている。
- 「音楽的ボキャブラリーが貧困である」と自身が語っている。
- 作詞においてははっぴいえんどの影響があると、たびたびインタビューで語っている。また、堤幸彦と意気投合するきっかけとなったのも、雑談中に安藤がはっぴいえんどが好きだと発言したことによる。堤は大のはっぴいえんどフリークであった。
[編集] 人物
- 本人がオフィシャルサイト内の日記で自分のことを「ねえやん」と呼称するため、一部のスタッフやファンからの愛称として定着している。
- プレッシャーに弱く、ライブ前はいつも吐きそうになるほど緊張している。
- ライブは好きだが、MCは苦手である。
- 楽器は基本的なコード程度しか弾けない。
- 担当しているラジオ番組では、かなり毒舌にリスナーの相談に応えている。
- セルフメイク・セルフスタイリングの姿勢は、歌手デビュー当時から貫いている。
- 同世代の女性からの支持で、ファッション雑誌の仕事も多い。
- 自身の作品のPVの制作に携わることが多い。
- 絵を描くのが好きで(本人は「落書き」と表現している)、自身の多くのCDのアートワークに関わっている。その際はÜchary Andrew(ユーチャリー・アンドリュー)を名乗る。
- 幼い頃から市川崑監督の金田一耕助シリーズを見るのが好きで、その影響で横溝正史の小説のファンである。(DJを務めるラジオ番組J-WAVEのOH! MY RADIOでは犬神家の一族の朗読のコーナー「横溝正史の謎を解け。」を設けている。)
- 一青窈とは中学・高校(森村学園、一貫)の先輩後輩の関係。当時は「窈先輩」と呼んでいたらしい。
- 堤幸彦は度々彼女のライブを訪れるようで、自身のブログで「女性シンガーではここ数年ベストワン」と発言している。
- エビ、カニがアレルギーで食べられない。バナナも嫌い。
- 無計画に髪を切ることが多く、よく後悔している。
- 車を運転している時は気性が荒くなり、関西弁になる。因みに両親は関西出身である。
- 夢は「小さな家庭を築いてその幸せを長くつづけること」。
- めざましテレビにて、ジャーナリストの安藤優子と同音異字であることについて、「あんな立派な方と同じ名前で申し訳ない、私はダメ人間なので」と語った。
[編集] 主な出演
[編集] 映画
[編集] テレビドラマ
- 池袋ウエストゲートパーク(2000年) カオル:(水野シュンの彼女)役
[編集] 出演CM
[編集] ラジオ番組
- 「Splash Dream」(Date fm 2004年2月)
- 「Middle Tempo Magic」 (NORTH WAVE 2004年7月~12月)
- 「OH! MY RADIO」(J-WAVE 木曜日担当・2006年10月~2007年3月)
[編集] ディスコグラフィ
[編集] シングル
- 水色の調べ(2004年6月23日)
- あなたと私にできる事(2005年4月27日)
- Lost child,(2005年7月27日)
- さみしがり屋の言葉達(2005年10月5日)
- TEXAS(2006年7月26日)
- The Still Steel Down(2006年10月25日)
[編集] ミニアルバム
- サリー(2003年7月9日)
- and do,record.(2004年1月28日)
[編集] アルバム
- Middle Tempo Magic(2004年9月8日)
- Merry Andrew (2006年1月25日)
- shabon songs(2007年2月14日)
[編集] DVD
- the Moon and the Sun.(2006年4月19日)
[編集] 公式ピアノスコア集
- 安藤裕子 Selection for piano(2006年7月22日)
[編集] その他
[編集] 参加作品
- Sembello - 「the second album」(2004年11月25日)
- V.A - 「authentica mellow」(2005年4月6日)
- Fantastic Plastic Machine - 「paparuwa」(2006年2月22日)
- 宮川弾アンサンブル - 「マジカル」(アルバム『pied-piper』収録)(2006年10月25日)
[編集] タイアップ曲
- 映画「2LDK」エンディングテーマ曲 「隣人に光が差すとき」
- ドラマ 「流星花園~花より男子~」エンディングテーマ曲 「サリー」
- アニメ「Gilgamesh」エンディングテーマ曲 「忘れものの森」
- HONDA LIFE CMソング 「JOHNNY ANGEL」(Fantastic Plastic Machine featuring 安藤裕子名義・未発表曲)
- サントリー ダイエット<生> CMソング 「paparuwa」(Uchary Andrew名義)
- 映画 「人形霊」エンディングテーマ曲 「Lost child,」
- WOWOWドラマ 「巷説百物語 狐者異」主題歌 「星とワルツ」
- au W32H CMソング 「さみしがり屋の言葉達」
- 月桂冠つき CMソング 「のうぜんかつら(リプライズ)」
- いろメロミックスDX CMソング 「TEXAS」
- NTTドコモ P703i プリインストール 「The Still Steel Down」
- MUSIC ON! TV 「Harmony with the Earth」使用曲 「Little Babe」
[編集] 雑誌掲載
他
[編集] 雑誌連載
- フリーペーパー DI:GA 「徒然唄」(終了)
- Soup. 「安藤裕子のHAPPY GO LUCKY♪」(終了)
- PHaT PHOTO 「miRu me,kiku me」(終了)
- PHaT PHOTO 「miRu me,kiku me 2」(連載中)
[編集] ライブ
[編集] 2003年
- 第6回上海アジア音楽祭 「in the city SHANGHAI 2003」出演
- 11月7日 中国 上海新天地ARK
[編集] 2004年
- Live Middle Tempo Magic
- 11月12日 東京 渋谷クラブクアトロ
- 11月20日 神戸 クラブ月世界
[編集] 2005年
- Korea-Japan Road Club Festival 2005 出演
- 3月25日 韓国 ホンデ地区
- 環の音楽 出演
- 3月30日 横浜 岩崎ミュージアム・山手ゲーテ座
- "BARFOUT! presentsコンピレコ発記念 authenticanight special" 出演
- 5月4日 東京 Shibuya duo MUSIC EXCHANGE
- なでしこスウィング~浴衣de夏祭り 出演
- 7月22日 東京 心斎橋クラブクアトロ
- RISING SUN ROCK FESTIVAL 2005 in EZO 出演
- 8月20日 北海道 石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ
- HITACHI W32H presents **do you like me**2005
- 11月16日 東京 SHIBUYA-AX
- 11月23日 大阪 バナナホール
[編集] 2006年
- Live Merry Andrew
- 4月22日 大阪 BIG CAT
- 4月28日 東京 SHIBUYA-AX
- 4月29日 東京 SHIBUYA-AX(追加公演)
- MUSIC DAY 2006 駒沢公園出演
- 5月4日
- エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社 株主総会 シークレットライブ
- 6月25日 東京 東京国際フォーラムホールA
- RISING SUN ROCK FESTIVAL 2006 in EZO出演
- 8月19日 北海道 石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ
- Live "The Still Steel Down"
- 12月9日 仙台 Zepp Sendai
- 12月12日 東京 SHIBUYA-AX
- 12月13日 名古屋 Zepp Nagoya
- 12月15日 福岡 IMSホール
- 12月16日 大阪 なんばHatch
- 12月22日 東京 SHIBUYA-AX
[編集] 2007年
- ARABAKI ROCK FEST.07出演
- 4月28日 宮城 エコキャンプみちのく
- LIVE「再生」2007 ..recall me..
- 5月16日 広島 広島 CLUB QUATTRO
- 5月18日 大阪 なんばHatch
- 5月19日 大阪 なんばHatch
- 5月25日 名古屋 Zepp Nagoya
- 6月1日 福岡 Zepp Fukuoka
- 6月8日 東京 SHIBUYA-AX(追加公演)
- 6月9日 東京 Zepp Tokyo
[編集] 関連ミュージシャン
- 安藤雄司(プロデュース) 通称:アンディ
- 東京スカパラダイスオーケストラなどを手がけるディレクター。
- プロデューサーとしてクレジットされており、曲の制作において安藤裕子、山本隆二とほぼ同等の発言力を持つ。コンサートで一度だけ披露された「チームアンディの唄」のアンディとは安藤雄司のことであり、安藤裕子からは「演奏には参加しないがバンドのメンバー」であるとして信頼されている。
- 山本隆二(編曲・キーボードなど) 通称:もっさん
全ての曲で編曲を担当し、共同作曲者としてクレジットされている曲も多数ある(前出の出世作「のうぜんかつら(リプライズ)」など)。また、コンサートではバンドマスターを務める。安藤裕子自身は基本的に楽器が使えないこともあり、安藤の音楽活動における最重要人物といえる。既婚。 - 宮川弾(楽曲提供)
レコーディングに参加
- 矢部浩志(ドラムス)カーネーションのドラマー。
- 加藤隆志(ギター)東京スカパラダイスオーケストラのギタリスト
- 大田譲(ベース)カーネーションのベーシスト
- 山本タカシ(ギター)
- 沖山優司(ベース)
- 佐野康夫(ドラムス)
ライブツアーに参加
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- + + Andrew Page + + 安藤裕子オフィシャルサイト
- 安藤裕子「my room」 Excite Music連載ブログ(2006年10月~2007年3月)
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